King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

暑い日には

2011年07月05日 22時16分57秒 | 珈琲
最近、釜の限界に近い量の焙煎が続いています。

そうすると普段は起きない現象が出てきています。

焦げ豆が必ず何個か出来るのです。

これを放置したら全てがパーになります。

出来上がりのハンドピックは普段より、慎重に入念に
行います。

釜から落ちて燃える豆も多くなっています。

この一杯の焙煎が数回連続で続くのですが、また次の日
同じ事をしていると限界を感じてきます。

今のスタイルがいいのかどうか。

注文を予測して待ちうけるような焙煎から追われる焙煎に
なってきています。

かと思うとぴたっと何もない日もあったりと言うのがこの時期
です。

この満杯焙煎で少し気がつくことがあり、少ない焙煎でも
そうなのか、いくつかの豆で実験して見ました。

やはり火力と味の関係ですが、甘みを強く出すとか香りを強く
するとか狙った焙煎をするより、本来のポイントを見つける
焼き方もあると感じるようになりました。

強火を当てる事で甘みと香りを強く出すと言う記述をよく見かけますが、
強く焼けばいいというものでもありません。

最近の炭のようなからからと音のする豆を焼いていると気がつくことも
あるのです。

これは暑い中満杯焙煎をやった成果かもしれません。

豆は焼いてから、毎日味を見続けてひと月ぐらいその変化を
調べて解ることもあるし、一度や二度の味見では結論付けは
できません。

もっと大きな釜も必要なのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする