King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨の後の朝

2011年07月07日 09時09分08秒 | 珈琲
昨日は寝る前に水分をとりすぎたのか、眠れない夜でした。

実験的に良く言われる水抜き後は強火を当てて焼くと言う
焼き方を意識した豆を飲んでみました。

スノートップで実験したのですが、いつもの焼き方の方が
味も香りもいいかもしれません。

最初は、強い味が感じられ甘みも強く感じたのですが、それが
最後まで印象に残る物でなく、トータルでは失敗だと感じました。

強火を当てて、豆本来の味を引き出すと言うことで、バーナーを
追加したりして改造する人がいますが、火力により、直接豆を
刺激して味を引き出すと言う化学変化がどれだけのものか、結構
観念にとらわれているのではと思われます。

釜の温度がしっかり計れれば、必要カロリーを適切な時期に適切なだけ
与えられるのです。

水抜き後は温度変化を上げなければならないかのようなことも
ないのです。

下手に作った味は、日が経つと実は幻のようなものだったという
事になりかねません。

結構、焙煎後一時期しかでない味をずっと続くかのような宣伝を
しているけれど、実際は急速な味の劣化を持っている豆が売られていて
ありがたがられているのかもしれません。

焙煎直後がうまい豆と焙煎して何日かおかないと苦味が抜けない
豆とそれぞれ個性があるのに、意外と一まとめに語られている
事もしられていないことです。

それはいまだに豆はなんでも深煎りにしないとダメだという人も
いることから間違った事を信じてしまうと言う人もあまりに平然と
普通にまかり通ってしまっていることに愕然とします。

売る側としては常に検証を重ねいいものを提供するしかありません。

さて涼しいので焙煎もはかどりそうです。
コメント
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