King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

なんでラテ

2014年04月18日 12時31分04秒 | 珈琲
当店は秩父に移転してきた人には人気で
よく似た人が来ます。

定期的に隣の県や都内からも通ってくる人もいます。

秩父に来てカフェを開業した人やこれから何か店を
持ちたいという相談も業務用の豆の注文も受けます。

中にはどんなコーヒーメーカーを買ったらいいかということまで
相談されますが、なんで15気圧もかけてコーヒーを抽出しなくては
ならないのかよく疑問に思います。

事務所にコーヒードリップの機械でなくて、エスプレッソマシンを入れている
所もあります。

なんで泡立ったコーヒーがいいのか。

当店のような焼きたての豆でそんな高気圧マシンで落とすと爆発の
危険があります。

エスプレッソマシンの注意書きに焙煎したての豆は使用するなと
はっきりと書かれています。

中には3ヶ月以内の豆は使うなというマシンもあります。

それなのに、挽きたて淹れたてはうまいとして、そういう全自動マシンを
事務所に入れるようです。

つまり豆も水もセットしておけばボタン一つでコーヒーが飲めるというのが
理由のようなのです。

安いのは3万から12万まであり、カプチーノまでボタン一つでできると
なると30万とかセルフ使用のものならそのぐらい覚悟しなくてはなりません。

それでもレストランやペンションのようなところなら人を雇うより全然安い
のかもしれません。

でも、珈琲を出来立てで出すだけなら普通に重力でネルの布で漉すだけで
十分です。

多少の手間と慣れは必要ですが、珈琲は手軽においしく飲めるのです。

お店をやっているとどうしてもコーヒーの他にも何かもっと違うものを売りたいとか
カフェラテでラテアートしたい等というありもしない需要に応えようと考えて
しまうようです。

ある需要はおいしい珈琲がすぐ飲みたいです。

もっとそれに集中すべきなのです。

いかに手早く一杯を出せるかという環境を作り出すことに専念すべきです。

そのための協力は惜しみません。おいしい豆、新鮮な豆と特に込み合う時には
お手伝いにも伺います。

とにかく一期一会の人にも喜んで帰っていただくことです。それも意外な
喜びを持って。

そのためには普通においしい珈琲をいつも淹れることです。
がんばりましょう。

それでもラテをたまにはという人は当店にもマキネッタがあるので、
牛乳持参なら作れますよ。
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