アフリカの珈琲豆が最近多くなっていたのですが、
ケニアにしろタンザニアにしろ競って値を上げして
いて、豆を扱っているところにも最近ろくに在庫がない
という異常事態になっています。
ある程度、消費増税で景気の動向を見てから在庫の
行方を検討したいというのは解りますが、コーヒー豆相場が
上がっていて今買うと高いものを在庫にしなくてはならない
ので、買えないというのが本音なのでしょう。
ということは、上がる前のものを今売っているだけなのですから
今の相場で売らなくてもよさそうなもので、これは消費税にも
いえることで今売っている豆の仕入れ時には5%だったのだから
それを今8%乗っけて売るともうかっちゃうんじゃないかという
危惧もあります。
しかし、実態はかなり前から円安で諸々のものが値上がりして
いてそれらはすでに値上がり済で、最終小売者はそれらのものを
いちいち転嫁していたら顧客が離れてしまうのではと上げられずに
ずっと身を切る思いでしのいできたのです。
それでいざ消費税分を転嫁するとなったわけですが、当店は
980円未満のものは据え置きにしましたから、当然狙い目としては
600円台のブラジルやコロンビア、グアテマラなどのスタンダード
品でしょう。
そういうスタンダードでも高いのがケニアやイエメンですが、最近は
安いとか高いとかにかかわらず、その日買える豆を全部買って行く
という感じの買い方をする方が増えていて、こちらも高いものは注文が
入らないのに焼いて待っているわけにも行かず、かといって安いもの
ばかりにするというのも特別な豆を求めている方もいてスペシャルティ
グレードはない店ととらえられるのも癪です。
そんなわけで色々な豆を仕入れてはいつも試飲用にCOEクラスから
ブラジルサントスNO2を大量に業務用に焼いていたり、幅広く需要に
応えるべく焙煎豆も用意しています。
一番肝心なのはそのコーヒー相場が高騰する原因となっているブラジル
の干ばつでいつも使っている豆が入らないことです。
ブラジルサントスNO2や普通のアマレロブルボンとかはありますが、
セラード地域の豆とかパルプドナチュラルの豆とか木上完熟を売りに
する豆などはいくらもあるものの、値段と味が釣り合ったものはそう
はなく、末端の消費者は例えば農園名が違えばやはりそれは試して
見て初めて評価ができるわけで、このスペシャルティ商法というのは
実に巧妙な罠といわなければなりません。
そもそも売っている店はその味を理解して売っているのかという
疑念も生じるのですが、それは店頭で質問してみればよく解って
売っている店の方が少ないのかもしれません。
でも待ってください。実はそれはお客様側にも責任があり、どういう
味のものを求めてという明確な表現なりイメージを持ち合わせて
いる人は極まれで、みなさんがおっしゃるのは酸味がなくて濃くて
という全く同じことを聞かされるのです。
スペシャルティ商法にはまらないためには、自己防衛として、自分の
本日の望む珈琲像を明らかにすることです。
味表現としてはよくチャートで表されていたりしますが、言葉で言うと
甘い、苦い、酸っぱい、渋い、えぐい、しょっぱい、味がないと実に
そっけなく実態に沿った表現とはなりにくいものしかないのです。
ですから、みなさん酸っぱくないものがいいという同じことを言わざるを
得ないのですが、それでは新鮮な豆を売っている店としては失礼な
客が来たくらいにしかとらえられないのです。
お店側がよく宣伝言葉に本物のとかプロの店とか口にするものを
目にしますが、お店側の豆表現をまず聞いてみましょう。
独特の苦みがあるとか酸がきれいなどと言っている店は本当に
納得の焙煎ができて実際にその豆を飲み続けて売っているのか。
まして、単一農園ものなら毎年出来や送られてくるものが均一に
出来るはずもなく、大きな農園ならすべてが同一区画の同じできの
豆とも限りません。
もし昨年よりまずいものが来てしまったら昨年よりまずいですと
言って商売するのでしょうか。
それより毎年違う農園名を付けてどこかのコンテストで入賞とか
認証を取っているとかそんなのをべたべたと書き立てて売った方が
目新しくていいでしょう。
ブラジルセラード地方の珈琲豆からいつもの豆が買えないことから
つい色々書いてしまいましたが、当店はブラジル好きでまだ色々な
豆を持っています。
まだサンマリノもあるし、カクエンジ農園もあります。
ロンドムノ農園とカルモ下坂が無くなっただけです。
日本人農園は他にもあるし、別に高い豆を仕入れなくても全然平気
です。
いつもブラジルサントスNO2を飲んでいる方ももし、コンテスト豆や
COE入賞豆をご希望の場合は言ってください。
そういうのも持っています。
今日色々業者に豆情報を聞いたらやはりハワイコナだけはないようです。
ですが、ハワイといえばマウイが入ってきていますから、困っている人は
少ないようです。
でも、そもそもそれで味が同じと感じるのであればハワイなんか飲む必要が
ないことには気が付かないようです。
きっと上質のコロンビアでも飲ませれば同じと思うかも。
ケニアにしろタンザニアにしろ競って値を上げして
いて、豆を扱っているところにも最近ろくに在庫がない
という異常事態になっています。
ある程度、消費増税で景気の動向を見てから在庫の
行方を検討したいというのは解りますが、コーヒー豆相場が
上がっていて今買うと高いものを在庫にしなくてはならない
ので、買えないというのが本音なのでしょう。
ということは、上がる前のものを今売っているだけなのですから
今の相場で売らなくてもよさそうなもので、これは消費税にも
いえることで今売っている豆の仕入れ時には5%だったのだから
それを今8%乗っけて売るともうかっちゃうんじゃないかという
危惧もあります。
しかし、実態はかなり前から円安で諸々のものが値上がりして
いてそれらはすでに値上がり済で、最終小売者はそれらのものを
いちいち転嫁していたら顧客が離れてしまうのではと上げられずに
ずっと身を切る思いでしのいできたのです。
それでいざ消費税分を転嫁するとなったわけですが、当店は
980円未満のものは据え置きにしましたから、当然狙い目としては
600円台のブラジルやコロンビア、グアテマラなどのスタンダード
品でしょう。
そういうスタンダードでも高いのがケニアやイエメンですが、最近は
安いとか高いとかにかかわらず、その日買える豆を全部買って行く
という感じの買い方をする方が増えていて、こちらも高いものは注文が
入らないのに焼いて待っているわけにも行かず、かといって安いもの
ばかりにするというのも特別な豆を求めている方もいてスペシャルティ
グレードはない店ととらえられるのも癪です。
そんなわけで色々な豆を仕入れてはいつも試飲用にCOEクラスから
ブラジルサントスNO2を大量に業務用に焼いていたり、幅広く需要に
応えるべく焙煎豆も用意しています。
一番肝心なのはそのコーヒー相場が高騰する原因となっているブラジル
の干ばつでいつも使っている豆が入らないことです。
ブラジルサントスNO2や普通のアマレロブルボンとかはありますが、
セラード地域の豆とかパルプドナチュラルの豆とか木上完熟を売りに
する豆などはいくらもあるものの、値段と味が釣り合ったものはそう
はなく、末端の消費者は例えば農園名が違えばやはりそれは試して
見て初めて評価ができるわけで、このスペシャルティ商法というのは
実に巧妙な罠といわなければなりません。
そもそも売っている店はその味を理解して売っているのかという
疑念も生じるのですが、それは店頭で質問してみればよく解って
売っている店の方が少ないのかもしれません。
でも待ってください。実はそれはお客様側にも責任があり、どういう
味のものを求めてという明確な表現なりイメージを持ち合わせて
いる人は極まれで、みなさんがおっしゃるのは酸味がなくて濃くて
という全く同じことを聞かされるのです。
スペシャルティ商法にはまらないためには、自己防衛として、自分の
本日の望む珈琲像を明らかにすることです。
味表現としてはよくチャートで表されていたりしますが、言葉で言うと
甘い、苦い、酸っぱい、渋い、えぐい、しょっぱい、味がないと実に
そっけなく実態に沿った表現とはなりにくいものしかないのです。
ですから、みなさん酸っぱくないものがいいという同じことを言わざるを
得ないのですが、それでは新鮮な豆を売っている店としては失礼な
客が来たくらいにしかとらえられないのです。
お店側がよく宣伝言葉に本物のとかプロの店とか口にするものを
目にしますが、お店側の豆表現をまず聞いてみましょう。
独特の苦みがあるとか酸がきれいなどと言っている店は本当に
納得の焙煎ができて実際にその豆を飲み続けて売っているのか。
まして、単一農園ものなら毎年出来や送られてくるものが均一に
出来るはずもなく、大きな農園ならすべてが同一区画の同じできの
豆とも限りません。
もし昨年よりまずいものが来てしまったら昨年よりまずいですと
言って商売するのでしょうか。
それより毎年違う農園名を付けてどこかのコンテストで入賞とか
認証を取っているとかそんなのをべたべたと書き立てて売った方が
目新しくていいでしょう。
ブラジルセラード地方の珈琲豆からいつもの豆が買えないことから
つい色々書いてしまいましたが、当店はブラジル好きでまだ色々な
豆を持っています。
まだサンマリノもあるし、カクエンジ農園もあります。
ロンドムノ農園とカルモ下坂が無くなっただけです。
日本人農園は他にもあるし、別に高い豆を仕入れなくても全然平気
です。
いつもブラジルサントスNO2を飲んでいる方ももし、コンテスト豆や
COE入賞豆をご希望の場合は言ってください。
そういうのも持っています。
今日色々業者に豆情報を聞いたらやはりハワイコナだけはないようです。
ですが、ハワイといえばマウイが入ってきていますから、困っている人は
少ないようです。
でも、そもそもそれで味が同じと感じるのであればハワイなんか飲む必要が
ないことには気が付かないようです。
きっと上質のコロンビアでも飲ませれば同じと思うかも。