King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

スキー仲間が訪ねて来た

2005年07月03日 01時22分36秒 | スキー
職場でのスキー好きというのはあまり多くいません。
今の斜陽のスキー現場からすれば当然でしょう。
まして、温暖化で景気後退で老化していくのですから。でも我々の
年代は、皆若い頃スキーに行ったのです。冬と言えばスキーです。
まだスノーボーダーなどいなかった頃。私をスキーに連れてって
なんて映画ができた頃の懐かしい話です。

中には私のようにまだスキーを続けているのは珍しくても、昔1級は
とったと言う人はかなりいるのです。私の会社にもまだスキーに行っていて
1級を持っているやつがひとりいます。もはや級持ちはそいつだけです。
そいつに今年の4月に2級を受けに行くと言ってしまったので、当然その後の
話になりました。実はそいつに話をしたのは、当然2回目だから私は受かるつもりで
いたのです。調子に乗ってそのまま今シーズン1級受験まで考えていました。
それがよもやの不合格で、そいつに顛末をまだ話していないのでした。

順序だって話をするには、まだ整理されていない部分もあり、それに周りに
はシロウトが聞いているので、それらの会話の中で専門的な会話をするのも
無理な話です。彼曰くクロスオーバーの動きができていないのじゃないかという
ことで、グリュニゲンターン をやればいいというような事を言っていました。
彼には、こういうスクールの先生が処方箋を出すような模擬動作練習みたいなのが
好きなのです。私はそういう偽装練習みたいなのが嫌いで、こぶならこぶに行って
ひたすら納得いくまで滑るという感じなので、彼が言っていることも解りますが、
1級2級レベルで内足主導というのはどうかなあと思います。

というのは、今の感じだと外足にしっかり乗るという練習を重ねた結果とインラインの
トレーニングでカービングターンで特に前に踏み付けとスキー板の後半の使い方が
かなり意識されていると感じた今シーズンで、かなり自分的に進化を感じていたの
です。しかし、偶然発見された数年前のビデオの映像で、その昔のほうが両足に乗って
滑っているような感じを受けました。今の方が外足を頼ってエッジはたっているのかも
しれませんが、両足を使って滑っていないのではないかと感じました。これはインライン
トレーニングの結果外足が使えた結果であり成果なんだと今までは信じていました。
まあそれが、ちょっと前の今の板の前の時のほうが素直で両足でスキーを使っている
滑りに見えたのは少しショックでした。

自分で感じた進化も実はたいしたものではなかったのか。彼のいうクロスオーバーの動きを
見ているという検定員ですら、踏みつけて立ち上がって切り替えて沈み込んでターンなんて
昔の滑りが2級だからそれをやれともいいません。ですが、私が切り替え動作で中間姿勢を
作った方がいいのか質問したところ、主任検定員と言う人はにわかに興奮して、2級でも
1級の滑りをすればそのように点数が出るといいました。私が言いたかったのは、中間姿勢は
みせた方がいいのか、それとも普通にいつもやっているようなカービングで滑ればいいのか
だったのです。ここら辺を考えると未だに結論がでません。今回は周りにあわせすぎたような
検定員のいうことを聞きすぎたよう思えます。

第一にこれができていれば2級でこれができていなければ1級を上げないというのも実に主観的な
話で、実際に2級が受かった人も結構ばらつきが見られます。あれなら俺のがうまいというのも
ありました。今度はまさに三度目ですから、そんな言い訳ができないような滑り込みをして
それで別に受かる受からないより自分で納得のできるものをすべりに見出したいと思います。
もちろんそれが今シーズンかなりのレベルアッブがあり、実感できているのにそうでもなかった
という結果ですから、1級だからこんな程度とかそんな考えをやめて自分のベストを追及するに
考えを替えます。ですから、彼の言った
グリュニゲンターン もやってみる価値はあるのでしょう。今度のインライントレーニング
ではちょっととり入れてみたいと思います。

久々にスキーの会話をしたら、実際今シーズンの滑りはどうなっていて、今度は
どういうイメージを持って何を目標にするか、改めて考えるきっかけになりました。
つまり今までのシーズンを終えて最終の日に次に何をするオフに何をするの復習を
したのです。検定自体はあまり意識しなくて気が向いたら挑戦するくらいの感じで
とにかく上達を目指して滑り込むことに専念してみようかと思います。まずはブーツの
新調が今から楽しみです。
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宇宙戦争

2005年07月02日 00時09分03秒 | 日々のこと
今日は映画の日でした。
仕事を終え映画館に寄りました。ただ、今月はみたい映画がありません。
それでは、一番の話題作ということで宇宙戦争にしました。
『宇宙戦争』なんて三流映画の題名のようですが、原題は世界戦争です。
あのオーソンウェルズのラジオドラマの焼き直しで、原作がH.Gウェルズ
だとするとあまりみたくなかったのです。ストーリーはわかっているし
前回のスピルバーグとトムクルーズで話題になった『マイノリティ・リポート』
がとても駄作だったので。またコンビを組んでも金儲けのためにまた組んでみた
程度にとっていました。

それでも観てしまいました。他になかったし、それにしても映画は最近いいもの
がなくなって来ています。新しいものを作り出せなくてなってきていると思え
ます。21世紀になったのにそれを実感できるものがないなんてどういうことで
しょうか。この映画に関して言えば、予測を上回る出だしでかなりいい感じで
始まります。つまり、主役のレイという男が腕のよい大型クレーン運転手であり
ながら、私生活は破綻しているという設定や元妻が今はいい環境で自分の子供
達とも新夫ともうまくいっている様子で、レイと子供達とはあまりいい関係と
はいっていないそんな出だしはとても興味津々で物語に引き込まれます。

子供が見ているテレビの様子から、磁気嵐で電気が全然使えなくなった町の
ニュースや太陽からの電磁波の話題など近未来では、そんな危機的な状況が
日常にあるかのような暗示を与えます。最近の6月や7月でも30度を超える
天候でかなり温暖化がすすんでいる事を実感します。世の中電子化がすすんで
ペーパーレスという世界になりつつあります。しかし、そんなもの電磁波で
一旦データーが飛んでしまったらどのように修復するのか考えただけでぞっと
します。我々の預貯金や株などの債権など今や証券を手元にしていることより
ネットデーターや取引している会社の機械の上の電子情報でしかないのです。

気象条件でネット情報やその会社の磁気データーなどは案外もろいものかもしれない
というのは普段あまり考えません。別に宇宙人の侵略を受けなくても、テロで
ビルに突っ込まなくても、国を滅ぼすだけの力がこの磁気データー破壊にはあります。
それを思うと画面上の滑稽な話もとても怖いものに見えてきます。この映画の
趣旨は家族の愛とか愛国精神とかそんな物のどうこうより、滑稽な物体の侵略より
人類が招く環境破壊や自然破壊がものすごいスピードで起こっている今こそが
世界戦争なのだといいたいのではないかとそう思いました。

決して滑稽な形の異星人や仕掛けが本当に襲ってきて怖いとかそんなレベルの話で
なくて、人は自分の主義主張のほんの違いで簡単に人を殺してしまい、愛するもの
のためなら殺してもいいようなそんな薄っぺらな正義感すらうそ臭いそんな批判が
込められたものなのだと思います。実際、多くの人が逃げ惑う姿を見てそのような現実が
イランやチェチェンや紛争地域では毎日のように起きているのです。それをしかけて
いるのがアメリカ自身だとアメリカ人でも知っているでしょう。自分の国に宇宙人が
攻めてきて逃げ惑う映画を見て、自分たちも今これをしているんだよなあと感じ
自戒を込めて世界を見直すそのための映画なのではないでしょうか。だから、WAR of
the WORLDS なんじゃないでしょうか。

いやそうですよ。
ただのパニックSFなわけないですよ。
受け取る側によって宇宙人が出てきてビルや高速道路が壊れてそれで楽しい人も
いるでしょう。しかし我々大人が大人の感性で見た時にやはり感じられなければ
ただの広告のお先棒かつぎになるだけです。
昔のSFだからこんな程度だという人もいるでしょうし、とんだあてはずれだという
人もいるでしょう。ですが、今の世界情勢やアメリカが今やっている事を考えたら
センセーショナルな題だなあと思います。
それにしてもモーガンフリーマンはどこにでも出ていますね。最近の映画には
もれなく出ている感じです。そして、この映画のナレーションも彼です。
何でこんな年寄りの声なんだろうと思っていたらエンドロールに彼の名がありました。
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