King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

塩分補給

2010年08月03日 01時52分17秒 | 日々のこと
毎日暑い日が続きます。

この様に暑いと小まめに水分補給が肝心だと
いいます。

それに併せて塩分などのミネラル分も摂らないと
熱中症になり易いといわれています。

先日、ケニアのランナーを元オリンピック選手の谷口
さんが訪ねるドキュメントを見ていて色々走る事に
ついて新たな発見がありました。

その中に、体から塩が出る選手は体ができていないと
思います。というコーチの話に少し納得しました。

というのは、昨年までこの様に暑い昼間に走ると
シャツは真っ白に塩を吹いていたのですが、今年は
それがなくなったのです。

これも先日書いた体脂肪が11%台になった影響だと
思うのですが、汗のかき方とか疲れ方が変わったのです。

それと同時に、昔走りだした頃、とにかく走っている
最中とか前とかにスポーツドリンクやプロテインなどを
摂ると走った時の疲れ方とかタイムが違うというのを
実感したものでした。

それも今年は、そんな感じはなくなり、逆に氷水が今
一番体に効くスポーツ飲料だと思うようになりました。

とにかく飲んだ爽快感がこれに勝るものがないのです。

甘いスポーツ飲料など余計のどが渇き、たいした効果も
ないのに値段は高いのです。

それに頼って結果が出るうちはそれでも飲むべきだと
思いますが、体を絞って余り消耗しない体を作る事も
必要なのだと感じます。

まあ、これは長距離を走ったりかなり専門的に運動する
人にしか当てはまらないかもしれません。

世の中とにかく汗をかいた後のビールが最高という人も
依然多いのですから。

ただ、本当はビールには利尿作用が強いので余計脱水症状に
なり易いという罠があるのもご承知於き下さい。
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間違い電話

2010年08月02日 23時38分21秒 | 日々のこと
最近間違い電話が増えています。

それがあのテレビでやっている山岳遭難に
関係あるのです。

大概誰々の紹介でお電話しましたなどという前振り
がありますが、そのどれもがどこかで聞いた名前なので
ふむふむと聞くのですが、もうその時点でまた間違い
だと気づいているのですが、少々面白いので少し
話を合わせて見ました。

すると意外な事に、あれだけ報道のあり方とか自粛とか
の話が出ているのに、未だに現地の画を取りに行くために
ガイドを求める人がいるということです。

昨年の悪名高きトムラウシのツアーでの死者に迫る被害者
が出ている事から、もはや魔境のように取られていると
いうことに深い憂慮を感じます。

しかし、私が鉄道に勤めていたときには、毎年山での死者
は出ていて、行方不明者や自殺者から普通に三峰神社に参拝に
訪れただけなのに駅にたどり着く前に力尽きた人とか、毎年
毎年死者は身近な出来事でした。

そして同じニュースで、今年部屋で熱中症で亡くなった人が
200人を超えたといっていました。

この暑さで山に行かなくても普通にしんでしまうので、特別
視しなくてもいい様に思いますが、妙に注目を集めてしまった
というのが気になります。

もっと身近に普通に人はしんでいるのですけどね。

今日は自宅改装の温水装置が届くという予定でしたが、
水道屋を度々派遣する事になるので、最後に届く用品と
一緒に接続するということになり、また一日予定が狂い
ました。

今日水が開通すれば最終的な検査などをして、届出など
の諸手続きも完了するつもりでした。

しかし、この暑さもあり、もうこうなりゃどんどん自分の
作業だけ進めようと壁はがしを再開しました。

このあと漆喰を塗りこむために下地作りと強化に入ります。

今週末は、地域の役員の仕事もあり、作業ばかりを進める
訳にも行かず、異業種交流会なる商工会イベントなども
あり、暑い夏はまだ続くという感じです。

しかし、夜走りに出ると息が楽で、30℃は切れていると
解ります。

それなのにタイムは04分のいつもの時間を出せませんでした。

市内巡航コースだったので、信号とか交差点での停止が
あるので、余りあてにならないのですが、調子よく走った
つもりが実はそんなでもなかったというのはやはりがっかり
ものなのです。

寝る前に『二酸化炭素温暖化説の崩壊』を読んでいますが、
もともと赤祖父氏の正しくしる地球温暖化を読んだのは、
広瀬隆氏が紹介していたからだったことを思い出し、なら
これは読まなくてもよかったかとがっかりしました。

それと同じ位がっかりでした。
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『太陽を曳く馬』読了

2010年08月01日 23時26分23秒 | 読書
とても暑くて何もしたくない日々です。

うちの中にいても熱中症とか熱射病になる
ような感じです。

それでも、気温的には先月の方が高いのですから
気温だけでなく体感温度がずっと上がっている
感じです。

しかし、ここ数日感は妙な興奮と充実感があり
ました。

その一端は『太陽を曳く馬』を読んでいたからです。

この本は、昨年の暮に買ってあったのですが、前作の『新リア王』
が余りに読みづらく、その続きということなのでこれは直ぐに
読みたいという感じになりませんでした。


しかし、テレビで高村薫が出て自作について語る番組を見たら
とても興味がわいたのです。

このカバーの絵はテレビで見たら直ぐにマーク・ロスコの
シーグラム壁画だと解りました。

ただ、本屋店頭で新刊が出たんだとすぐに買い求めた時は
全然気がつかなかったのです。

その時には、合田刑事登場という宣伝に注意が行って
いたのでしょう。

前作があんな新聞掲載中止なんていう結果になり、本を
売るためにかつての人気キャラを出さざるを得なかったの
かと思いました。

その後作者が自作を語るという番組内で高村氏が語る
内容が実に雄弁に自信に満ちていたのが印象的でした。

でもそんな自作を語っていいんだろうか、また新リア王
みたいな事になって自分だけ満足な作家になって行って
しまうのかと心配してしまうほどでした。

そして、謎はなぜシーグラム壁画なのかというのも同時に
思ったのです。

題になっているのは太陽を曳く馬ということで、ノルウエー
の古代の洞窟に残された壁画で、平面的なその絵はシーグラム
壁画とどうつながるものがあるのか、これは作品を読んだ
だけだと解らないと思います。

昨年のNHK日曜美術館で高村氏が出てこの壁画について語る
番組があったらしく、その時の内容をしらないとこの作品も
深く理解できないかもしれません。

私もこの番組を見ていないのですが、ネットで拾った内容で
だいたい見当が付きました。

同じくネットで見かけた書評で、ハルキの流行の本なんか
よりとてもいいという感想で、私も1Q84BOOK3を読み終わり
それならと読み出すきっかけとなりました。

そして、覚悟して読み出したのに、いつしかどんどん本に
引き込まれ、すっかり堪能してしまったのです。

これは作者が自慢げにこれだけ出し切ったという感じの
はなしっぷりが納得するような筆致でした。

難解な本というのが作者への質問で出ていましたが、その
きっかけになったのが阪神淡路大震災であるということや
書き方については敢えてやっているような言い方でした。

今になって見れば、なぜこうもマスコミでは内容について
まるで触れずに作者にインタビューしたのか、作者が
ああ答えたのか解るようですが、1Q84に比べればまるで
話題になっていません。

それだけマスコミは、扱いかねていた内容になっている
のです。

かつてオーム真理教の幹部を毎日のようにワイドショー
に登場させ、時代のスターのように持ち上げたところ、
とんでもないカルト教団だったという痛手をいまだに
引きずっていてまともな分析も結論もできずにいるところ
に堂々オームは仏教を語っているが宗教かという所
から既存宗教の役割まで全てに対して細かく論破し、
自我の拡張と芸術家の果たした役割まで、事件の解決と
犯人探しというミステリーの約束も組み込んで見せるところ
など、正にシーグラム壁画を見て作られた本だなあと
感じます。

トーマスマンをくさし、経血がにおうことまで書いて女
のサガを思わせ、若者文化やネットでの情報など現代の
風景を見事に描写しつくしているところも秀逸です。

ここまでの力量がなぜ話題にならないのか。

まだ傷跡の血が乾かないオーム真理教の教義まで踏み込んで
語ってしまった事にマスコミは恐れおののいてしまったの
であろうし、今の若者はオームの頃のように自我の拡大を
謀ろうとしたり、美のたどる道をどれだけの人が思いやる
だろうかということでは、やはりやっている事は新リア王の
時と同じなんだなあと思います。
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