King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ササゲショック

2012年10月06日 09時07分55秒 | 日々のこと
親の影響というのは一番強くその人の人生に
及ぼすものです。

昨日強く思ったのは、世の常識というものです。

今では自宅で赤飯を炊くなんてことはないのでしょうが、
私は母の作る赤飯が好きでした。

余所の赤飯より断然おいしく、何より小豆の量が
余所のより倍ぐらい入っているのです。

それを表立った吹聴することもありました。

それが全くの誤りだったというのを最近知りました。

世の常識としては、赤飯に使う豆は小豆ではなく、
ササゲだということをこの齢になるまで知らずに
来たのです。

確かに売られている赤飯はササゲを使っています。

それは商売用に豆の大き目のを使い高い小豆は使えない
という商売背的な配慮でそうなっていると思っていました。

小豆の方が色も味もいいのに、でかく大味で色もでない
ササゲを使う方が正しい常識だったとは世の中に裏切られ
親の教育の重要性を思うのでした。

でもそれが解った今でも、私の常識として、赤飯は小豆で
祝うでしょう。

表だって人にあげるときには業者に依頼するので、常識を
逸脱することもないのです。

それにいまどき切腹をイメージするからとか気にする人も
いないだろうし。

煮崩れしてまずそうというほど見た目が悪くなるでもないし、
何しろ味は小豆の方が絶対うまいと今でも信じています。
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やさしい味ですねと

2012年10月05日 09時41分11秒 | 珈琲
今月のブレンド『みのり』おかげさまで好評を頂いております。

試飲者の方の反応も様々それぞれのリアクションで楽しいもの
です。

今月に入り、じゃあ久しぶりにブレンドをという注文の入り方
をみてもこれを楽しみにしていたんだという感じより、やっと
涼しくなり珈琲の季節になったという人がほとんどです。

まずはブレンドをという人、久しぶりにブレンドをという人が
やさしい味ですねとコメントするケースが目立ちます。

林檎に続いての酸味とブラジルの完熟豆の持つイメージの融和が
テーマの今回のブレンドは、その過程の苦慮した葛藤などを感じて
もらうためにブラジルのストレートも飲んでもらいます。

そうすればブレンドがどう変化したかがよく解ると思うのです。

そして季節も感じてもらえると思います。

季節を感じて飲むブレンドが新鮮で、そして次はどう変わったかと
楽しみにしてまた再来店される方の表情をみるのも最近の楽しみと
なりました。

私としては、新鮮な豆を少しづつ買っていただくのがうれしい
のですが、月一のまとめ買いの方が増えつつあるのが最近の
気になる点です。

日常の新鮮な豆をより多くの人に届けるため今日も豆を焼きます。
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だらだらやるのが好きですか

2012年10月04日 09時27分55秒 | 日々のこと
秋のお祭りの季節です。

昨年と違い、あわただしく一日拘束されるお祭りの役員の
仕事もなくなり、ほっとしています。

よくお祭りに来る人もやる人もなんであんなに長時間
さして内容があるでもなく、ただずるずると付き合わされる
時間に耐えられるのか不思議です。

秩父地方にはたくさんのお祭りがあり、珍祭りとして有名な
行事もあり、一度は見ておきたいというような祭りもある
のですが、総じていえることはテレビなどの映像で楽しむ
がベストであるということです。

これからある龍勢祭りなどもNHKでよく農民ロケットの秘密
などという特集をやりますが、現実に打ちあがっている物を
みたいと思わせますが、現地で当日最初から最後までみるのは
とても忍耐と体力を要します。

秋田の大曲の花火大会のようにスムーズにみられるお祭りは
まれで、どこでも場所取りから待ち時間から帰りの渋滞と
とても付き合えるものではないのが祭りです。

ほんとにいいところだけ味わいたいとなればニュースの
スポット映像で十分となります。

よく祭りを体験などと言いますが、あの雰囲気を味わいたい
のならばボランティアでもなんでも祭りの開催側に回ること
です。

でもそれも一度やれば十分というのが本当のところで、なにか
特殊事情がなければ毎年参加し続けるというわけには行きません。

でも、人間は集まる場と集まる理由が必要で、それが祭りの
諸元となっています。

祭りが各地でなくなる傾向に公共団体などがかかわってかつて
の祭りを復活させる動きが出ています。

人が集う理由と場所について、もう一度考えて効率の悪い
祭りより、より良い方法と関係を考えるのがいい手立てだと
思われます。

お祭りだからという言訳や非効率に合理的な解決策を見つける
のも課題なのです。

それもネットなどではできないこと、まねできないことを
これからは目指すべきです。
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話しすぎて

2012年10月03日 10時52分04秒 | 日々のこと
いつもの友人の来店で、走りに行く時間がだいぶ過ぎてしまいました。

よって短いコースによる軽いジョギングになりました。

キヤノン前の直線では3人ものランナーと遭遇し、また違った
光景に感じました。

走っていた人はみんな若い人でした。

これは何かいい兆候のように感じてしまいました。

今まで会うのはお年寄りの散歩のような人ばかりでした。

彼らは並んで話に夢中になりこちらのランニングコースを
塞いでも気にも留めません。

そういったウォーキング人がいなくなり、若い人に遭遇した
のも一時間近く走る時間が遅れたせいでの発見かもしれません。

塾帰りの学生などもすれ違い、以前はいた酔い町をそぞろ歩く
酔っ払いなどの人はなく、ずいぶん町の様子も変わったものです。

チェーン店の終夜営業の店などは結構にぎわっているようで、
昔ながらの飲み屋街などがさびしそうな明かりなのが気になります。

ランニング時間のずれでまたみる視点を変えることができた夜でした。
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トレーニング方法に思う

2012年10月02日 13時05分24秒 | ジョギング
世にいうランニングブームとはいうものの、その道は
決してたやすいものではありません。

例えば私が毎日走る距離は11Kあまりですが、これを少し
減らしたコースもあります。

そうすると時間的には1時間を切ってしまうことになり、
すると途端に何か気持ち悪い状況になってしまうのです。

そして、トレーニングであれば走って気持ちいい状態を
続けるのでなく、苦しい状況や追い込んだ状況などを
取り入れないと進歩は見られません。

私の状態で言うとかつて上り坂が苦痛で、平坦なコースで
スピードを上げることばかり考えていました。

それはフルマラソンで4時間切る自信ができたらレースに
参加しようと決めていたからで、今でも出れば大会の足切
以内で完走する自信はあります。

ただそうすると半年に一度のレースに向けた練習しかしなく
なる可能性が強く、毎日の練習もそれこそ段々おろそかに
なっていくのが予測されました。

より厳しい条件を求めてやりぬいてこその達成感であるとの
思いから、次のフルマラソンには4時間を切って完走すると
いう目標を掲げたのですが、その途端それを達成する時を
伸ばそうとする自分も発見しました。

やはりここはとにかくレースに出てみてそれを段々短縮させる手
かなとも最近思いつつあります。

また最近、道で会うランナーや走っている人を見かける機会が
増えていますが、そういう人を見下してそもそも自分の目標すら
なかなか達成しようとしない自分にトレーニング面で刺激を与える
べきだと感じるのです。

それが世にいう坂道トレーニングだの、ながしだの、インターバル
などです。

ここに書くだに恐ろしいそれらの練習もやはりやらないとだと
思います。あれだけつらかった坂道も最近はそれほどでもなく感じる
ようになったことから、やれば成果があるのですから。
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ブラジルとクリスタルマウンテン

2012年10月02日 09時38分45秒 | 珈琲
どんな味の珈琲が好きですかというのはよく
聞く質問ですが、意外とこれにすんなりと
こういう味の珈琲を探していると答えられる人は
いないのです。

しかし、これにいつもすんなりと私は○○ブレンドと
答える人がいます。

これが味を象徴するようなものでなくどこか特別な店
で出している物で、どこのスーパーでも買える
高いコーヒーですので、普通の人なら買わないものです。

それはそれに何を求めているのかという疑問もわいて
しまう答えでした。

よく好きな匂いのアンケートがあり、その答えというのが
人はいかに観念に生きているのかというものを思わせる
内容です。

実際にこのにおいが好きという感覚はみな同じですが、
実際に好きな匂いと聞かれて、出てくるものは記憶とか
イメージであり、それは今何にとらわれているかという
質問と同じなのです。

そんなわけで、珈琲はどんな味が好みですかというのも
聞いてはいけないきわどい質問なのです。

そんな聞かれ方をすると人は、土足でひとの大事な空間に
踏み込まれたような感覚を受け、次の来店ににも結びつかない
という結果になってしまいます。

珈琲の香りと本屋の香りとか森の香りに冬山の香りなど
私の好きな香りですが、いつまでも香りに包まれていたい
香りとはまた違うのです。

そういうわけで、誰でも納得する味というのも人の好みを
聞き出すのも難しい問題であり、今回はブラジルとクリスタル
マウンテンというベストポジションを取り出すのが難しい豆を
焼くことになりました。

特に中米の豆というのは、絶妙にして絶大の味のスポットは
二ハゼの手前の手前あたりに感じていました。

甘味と香りという言い募れば余計不安そうな顔しか返ってこない
そんなものがその答えだと思いますが、これは試飲してもらえば
一発で解決する問題です。

最近ブラジルが好きという人も少なくなり、これはかつての
コロンビアの問題と同じなのでしょうか。

それも季節のブレンド『みのり』に答えがありそうです。

まずは珈琲談義でもしに来店されてはいかがですか。
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今月の季節のブレンドは

2012年10月01日 23時26分45秒 | 珈琲
久々の台風直撃で各地で被害を伝えるニュースを聞いて
なんで台風の日に釣りに行ったり、泳ぎに行ったりする
のかと思いました。

よく川の様子を見に行って人が流されたり、何が人を
駆り立てるのでしょうか。

夜の八時ごろにはピークを過ぎてやがて風も雨もやみ
もう終わったのかという感じになりました。

他の地域やターミナル駅の混雑など騒ぎは続いている
ものの、もう終わったという雰囲気は街に溢れ、静まり
かえっていました。

車の音さえせず、当然私は早々に走るのをあきらめて
ジムにも行きませんでした。

当然、眠れないだろうと夜遅くまでとりだめておいたビデオ
を見てから眠りました。

寝る前には十五夜の満月が煌々と輝いていました。

それは怪しく緑色に輝いて降り積もるような重たい光線を
降り注いでおりました。

しばらく眺めてしまいそれがいけなかったのか、次の日の
目覚めはとても重たくぐったりとして起き出しました。

いつもはトイレに起きたり寝入るのに時間がかかるのに、
意識を失うように寝入り、そのまま朝まで目覚めませんでした。

体はぐったりとしてくたっとなっていましたが、仕事を始めると
次々とこなすことができあっという間に忙しい日が終わりと
いう感じの日でした。

今日から売り出す季節のブレンドはイメージや何の豆と
いうのは決まっていたものの、味はまとまらず難航します。

朝から暑く今日から薫りだしたきんもくせいの香りが強烈に
香っており、日差しも強く、秋のイメージの味というのも
本当にこれでいいのだろうかという感じがします。

『林檎』の次となるとやはり酸の持ち味を十分生かしと
思うのですが、飲んだ時にこう来たかとにやりとしないと
おもしろくなく、ベースにはブラジルの完熟豆を使うと
決めていたので、完熟とか豊潤といったイメージがブラジルの
持つ中庸という特徴とぶつかってやっとまとまりのあるところ
に持ってくるのに苦労しました。

今日から発売の季節のブレンドは『みのり』と名付けました。

いつもと同じ200g980円での提供です。

やはり昨夜の満月の光がいろいろ影響した一日だったように
感じました。

満月の光の浴び過ぎにはご注意ください。

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