今月の季節のブレンドの今をお知らせするというテーマを心がけ
季節の実況をしてきましたが、時事ネタとして聞こえてくるニュースは
暑さと年寄が車を暴走させて犠牲者が出た話題と最後には通り魔です。
一年で一番心地よく吹き抜ける風はまさに今どこかに旅にいざなうかのように
吹き抜け、私も三月四月の引きこもりを脱出して、海辺の温泉まで出かけたのでした。
出かければ道路事情とか高速の施設とか、他の人の温泉での過ごし方とかそれぞれの
模様は気になり、さらに要人警護で予定を知らされないまま規制があるという予告など
今まさに自分たちはどういうものに囲まれて生きているのかと考えさせられるのですが、
現実には目の前に起きた悲惨な事件に耳目が集まるばかりで自分にこの先どのようなことが
襲い掛かるのかとはまた別なことと皆捉えているのは確かです。
今回のトランプ大統領来日での成果は韓国外しという国際情勢を造成できたこととする
ものがありました。
しかし、これは逆から見れば米と中国との対決姿勢が高まる中、日本としてはもっと一段高い
立場で国際社会をリードする役割を果たせたのではという思いもします。
さらに、戦略的に米と中国が対立している間にもっとうまく立ち回り、米の弱みを逆手に
とり優位な立場にも立てたのではという思いを持つ人もいるかと思います。
それを今更な追随路線で、唯々諾々といいなりを続け自国第一主義を掲げることもよしと
するのは何のためなのかとどうしても考えます。
人が戻りもしない土地をかさ上げして、取り出してどこにも行き場所のない燃料デブリを
取り出すとあれこれ計画し、巨額の費用をつぎ込みできもしないことをやりつづけている
そんな現状で、確かにそんな世の中でも新しくどんどん出来上がる高速道路により前より
便利に遠出ができているという恩恵も受けています。
しかし、これでよいのかと多くの人は考えるのをやめた結果が今の状況で、
果たしてこのままにしてよいことでしょうか。
毎日の珈琲タイムに心静かに安らぐときにこの問題はいつも浮んできます。
多くの人はそんなどうにもならないことを考えたり、気にしたりせずにすごせば
良いのではといいます。しかし、我々が主権者であり、我々の選択がこの結果になって
いるとすれば唯々諾々とただ過ごすだけでなく少しは現状を考えおかしいと感じられれば
何故という問いを発しなくてはならないのではないでしょうか。
五月なのに真夏のような厳しい暑さになったこの頃は、さて次のブレンドはと思った時に
じめじめと蒸し暑い日と毎日降る雨を思えば、ここはひとつ根元的な味のものをという
構想が浮びました。どんな移り変わりを見せるのかお楽しみに。