金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

90:あさのあつこ 『The MANZAI2』

2005-09-10 11:23:16 | 05 本の感想

あさのあつこ『The MANZAI2』(ジャイブ)
★★★☆☆

一作目と異なり、漫才は話の中に出てくるだけ。何気ない日常の物語です。
主人公の歩と秋本のかけあいを楽しいと思えないと、少し苦しい…。
必要ないんじゃ…という男同士の身体接触や、BLっぽさは、
「勘弁してくれ!」という感じ。</br >
しかし、女の子は魅力的でかわいい。
メグちゃんがいいね。
でも、蓮田と篠原はなんのために出てきたのかさっぱりわからず、
「ロミジェリメンバー集結」の必要性は最後まで謎でした。
続きがあって、その伏線になってたのかな?

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89:金城一紀 『対話篇』

2005-09-10 11:22:09 | 05 本の感想
金城一紀『対話篇』(講談社)
★★★★☆

死と別れを描く、静かで叙情的な短編集。
「恋愛小説」「花」の美しい悲しさにも心惹かれるのだけど、
「恋愛小説」の主人公の回想(女の子とすごした放課後や、動物園でのデート)の、
あざやかなイメージが印象的でした。
この人の本はほかに『GO』しか読んだことがないのだけど、
恋のはじまりの高揚感、まぶしいくらいの気持ちの描き方が好き。
同じモチーフ・同じ人物があちこちに出てきます。
三篇の内容そのものにつながりはあったのでしょうか?

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