吉田修一『7月24日通り』(新潮社)
★★★★☆
章のタイトルと、一人称による文章のトーンが合わないなあ…と思っていたら
こういう仕組みだったのね。
自分の住む街をリスボンになぞらえて呼ぶのが、
ちょっと素敵だなと思いました。
女の子の劣等感を、男性にこういうふうに的確に描かれるのは、
悲しいようなせつないような。
オビには「恋の奇蹟。」とあったけれど、焦点は恋愛から
ちょっとはずれているような気がしました。
★★★★☆
章のタイトルと、一人称による文章のトーンが合わないなあ…と思っていたら
こういう仕組みだったのね。
自分の住む街をリスボンになぞらえて呼ぶのが、
ちょっと素敵だなと思いました。
女の子の劣等感を、男性にこういうふうに的確に描かれるのは、
悲しいようなせつないような。
オビには「恋の奇蹟。」とあったけれど、焦点は恋愛から
ちょっとはずれているような気がしました。