金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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41:乃南アサ 『トゥインクル・ボーイ』

2006-02-16 14:36:10 | 06 本の感想
乃南アサ『トゥインクル・ボーイ』(新潮文庫)
★★★★☆

残酷さ、悪意、小賢しさ等々、大人の縮図としての子どもを描いた短編集。
日ごろ子どもと接しているせいか、描かれている細部のリアリティが胸に迫る。
どの話もぞっとします。
登場する子どものキャラクターよりも、作者の世界を見る目が怖い……!
決して好みじゃないのだけど、読後のインパクトも強烈だし、
読んでいる最中、引き込まれてどんどんページをめくってしまったので★4つ。
コメント
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