金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

34:笹生陽子 『ぼくは悪党になりたい』

2006-02-08 14:24:40 | 06 本の感想
笹生陽子『ぼくは悪党になりたい』(角川書店)
★★★☆☆

笹生さんの話って、あらすじを説明しようとするとなんだか難しい。
お人よしで小心者の男子高校生が突然父親問題に直面し、
親友の恋愛トラブルにまきこまれ、ちょっぴり爆発!……といった感じでしょうか。
キャラクター造形もおもしろいし、主人公のツッコミに笑っちゃったりして、
一気に読了。
杉尾さんのロマンスにときめきました。
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33:吉田修一 『長崎乱楽坂』

2006-02-08 14:23:37 | 06 本の感想
吉田修一『長崎乱楽坂』(新潮社)
★★☆☆☆

「家」とその呪縛、解放を描いた物語。
作品としての出来はともかく、個人的にはどうも受け付けない類の話でした。
第一話の最後で強烈な嫌悪感。
実際には世の中のあちこちで行われていることなのかもしれないけれど、
小説の中でまでそんなものを見せられたくはないのです。
主人公の少年が惹かれる男たちの魅力も全然わからなかった。

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