芥川龍之介「白」(青空文庫)
★★★☆☆
犬の白はある日、隣の家の飼い犬で仲良しの黒が
犬殺しに狙われているのを見つけた。
黒に知らせようとするが犬殺しににらまれ、
恐ろしさのあまり黒を見殺しにして逃げてしまう。
主人の家へ逃げ込み、安心した白だったが、
お嬢さんやお坊ちゃんは
庭に飛び込んできたのが白だとわからない。
牛乳のように真っ白だった白は、いつの間にか、
体中真っ黒になっていたのだった。
************************************
本一冊じゃなくて、短編一本ですが。
芥川の子供向け短編の一つ。
エゴによって地獄から抜け出すチャンスを失う「蜘蛛の糸」も
人助けによって罪が償われ、白い体を取り戻す「白」も、
教訓を多分にふくんだ単純なお話なんだけど、
子どもにとってはおもしろいみたい。
仕事をする上で、青空文庫の存在は本当に便利。
★★★☆☆
犬の白はある日、隣の家の飼い犬で仲良しの黒が
犬殺しに狙われているのを見つけた。
黒に知らせようとするが犬殺しににらまれ、
恐ろしさのあまり黒を見殺しにして逃げてしまう。
主人の家へ逃げ込み、安心した白だったが、
お嬢さんやお坊ちゃんは
庭に飛び込んできたのが白だとわからない。
牛乳のように真っ白だった白は、いつの間にか、
体中真っ黒になっていたのだった。
************************************
本一冊じゃなくて、短編一本ですが。
芥川の子供向け短編の一つ。
エゴによって地獄から抜け出すチャンスを失う「蜘蛛の糸」も
人助けによって罪が償われ、白い体を取り戻す「白」も、
教訓を多分にふくんだ単純なお話なんだけど、
子どもにとってはおもしろいみたい。
仕事をする上で、青空文庫の存在は本当に便利。