金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

13:伊藤たかみ 『ミカ!』

2010-01-23 11:12:16 | 10 本の感想
伊藤たかみ『ミカ! 』(文春文庫)
★★★★☆

再読
二回めなので特に感想もなし。
小学生ワールドに和む。

最近、文芸誌を買わなくなったせいで
新しい作家さんだとかどんな本が出てるのかとか
まったくわからなくなっていたのだけど、
いつの間にやら伊藤たかみと角田光代が離婚していて
びっくりした。

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12:芥川龍之介 「白」

2010-01-23 10:54:56 | 10 本の感想
芥川龍之介「白」(青空文庫)
★★★☆☆

犬の白はある日、隣の家の飼い犬で仲良しの黒が
犬殺しに狙われているのを見つけた。
黒に知らせようとするが犬殺しににらまれ、
恐ろしさのあまり黒を見殺しにして逃げてしまう。
主人の家へ逃げ込み、安心した白だったが、
お嬢さんやお坊ちゃんは
庭に飛び込んできたのが白だとわからない。
牛乳のように真っ白だった白は、いつの間にか、
体中真っ黒になっていたのだった。

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本一冊じゃなくて、短編一本ですが。
芥川の子供向け短編の一つ。
エゴによって地獄から抜け出すチャンスを失う「蜘蛛の糸」も
人助けによって罪が償われ、白い体を取り戻す「白」も、
教訓を多分にふくんだ単純なお話なんだけど、
子どもにとってはおもしろいみたい。

仕事をする上で、青空文庫の存在は本当に便利。
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