金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

18:濱野京子 『フュージョン』

2010-01-29 10:59:28 | 10 本の感想
濱野京子 『フュージョン』 (文春文庫)
★★★★★

うまくいかない親との関係に苛立つ中学2年生の朋花は、
公園で二本の縄を使って飛ぶ大縄跳び「ダブルダッチ」を
している同級生3人に出会った。
優等生の美咲と不良だという噂のある玲奈の
意外な組み合わせに興味を引かれ、仲間に入る朋花。
新しい友人とダブルダッチとの出会いを通し、
成長していく朋香の姿を描いた青春小説。

******************************

おもしろかった!!

主人公がちっとも賢そうじゃないのと
弁が立つようにも思えないのとで、
職員室に乗り込む場面では違和感があったし、
兄に関するエピソードはあまりにも非現実的で
残念な印象が強いのだけど、
それらのツッコミどころを補ってあまりある
おもしろさでした。
もっと読みたかったなあ~と思わせる設定もあって、
物足りなさが逆によかったのかも。

『その角を曲がれば』も読んでみたい。
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17:あさのあつこ 『ガールズ・ブルー〈2〉』

2010-01-29 10:38:58 | 10 本の感想

あさのあつこ『ガールズ・ブルー〈2〉』 (文春文庫)
★★★★☆

正直、あさのあつこ作品はたいてい好みじゃないんだけど、
(BLが書きたいなら堂々と書けばいいのに……という苛立ち。
 堂々としていてくれればうっかり手に取ることもないし)
女の子が主人公のものは比較的好きかも。

前作『ガールズ・ブルー』を読んだのが昔すぎて、
詳細はほとんど忘れているのだけど、それでもOKな続編。
特になにか起こるわけでもないので、
「高校生の女の子のもやもや」という印象だけで
すんなり続編に入れるのね。
主人公を除く幼馴染二人の恋愛については
「あれ?そんな話あったっけ?」と思ったけど。
「その時期の空気」を切り取った物語で、
読んでる最中は特に心も動かなかったのだけど、
読後の余韻が良かったなあ。

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16:冨田弘一郎 『星座12カ月』

2010-01-29 10:28:59 | 10 本の感想
冨田弘一郎『星座12カ月』 (岩波ジュニア新書)
★★★☆☆

天文学、時間の話をまじえ、1ヶ月に星座をピックアップして
紹介した一冊。
自分の目的と一致していなかったので、
可もなく不可もなくといった感じだけれど、
ジュニア新書らしく易しい言葉でわかりやすく書かれていて、
入門編としてはなかなかに良い。
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