金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

157:中島義道 『ひとを愛することができない―マイナスのナルシスの告白』

2012-12-12 10:17:46 | 12 本の感想
中島義道『ひとを愛することができない―マイナスのナルシスの告白』(角川文庫)
★★★☆☆

気ぜわしいけど何か読みたいという時だったので、
中島先生の偏屈節で気を晴らそう!と思ったのだが……
家族に関心のない父と、その父に愛を求めながら
それが果たされず亡くなった母の関係を中心に、
自身の「愛」について述べたエッセイで、
『私の嫌いな10の人びと』『哲学者というならず者がいる』とは
タイプが違ったな。
面白く読んだけど。
別にウケねらいじゃなかったと思うんだけど、
著者のモテモテ伝説のところで笑ってしまった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする