金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

14:高里椎奈 『うちの執事が言うことには』

2018-04-27 20:04:17 | 18 本の感想
高里椎奈『うちの執事が言うことには』(角川文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

日本が誇る名門、烏丸家の27代目当主となった花穎は、まだ18歳。
突然の引退声明とともに旅に出てしまった父親・真一郎の
奔放な行動に困惑しつつも、
誰より信頼する老執事・鳳と過ごす日々への期待に胸を膨らませ、
留学先のイギリスから急ぎ帰国した花穎だったが、
そこにいたのは大好きな鳳ではなく、衣更月という名の見知らぬ青年で…。
若き当主と新執事、息の合わない“不本意コンビ”が
織りなす上流階級ミステリー!

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タイトルはよく見かけていたので買ったのだけど、
「あ、この作者は……!」
と気づいて読まないままにしていた本。
デビュー作だけ読んだことがあるのだけど、
BL臭と作者自身が萌えてる感じが苦手だったんだよね……。
自分の好みとがっちり合えばハマるけど、
そうじゃない人にはきつい……というタイプのキャラ小説で。

で、やはり今回もダメだった。
ミステリーとしては「そうだったのか!」が一切なく、
主人公たちの関係の変化にも興味をひかれず。
お話としては悪くないのだけど、
根本的に相性が悪いのだと思う。
他の人にとっては面白い、
だけどわたしのための本じゃなかった、というだけ。

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13:ミランダ・ブルース=ミットフォード 『サイン・シンボル事典』

2018-04-27 19:52:02 | 18 本の感想
ミランダ・ブルース=ミットフォード『サイン・シンボル事典』(三省堂)

【Amazonの内容紹介】

東洋と西洋、古代から現代までの2000をこえるサインとシンボルを
美術、文学、神話、宗教、心理学などを通して
1160点の絵画・写真・イラストで意味とツールを図解。
用語解説、索引つき。

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某ブックカフェにて。
これも全部は精読していないので★はなし。

昔好きでよく読んでいた「『知』のビジュアル百科」シリーズを
彷彿とさせる作り。
薄い本だけど、ビジュアル資料が豊かで、
世界のさまざまな国のアイテムを取り上げているので
初めて知ったことが多かった。

「日本はヨーロッパとよく似た紋章体系をもつ唯一の国」
であるらしい。家紋のことね。

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12:トム・スタンデージ 『歴史を変えた6つの飲物』

2018-04-27 19:39:56 | 18 本の感想
トム・スタンデージ『歴史を変えた6つの飲物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語る もうひとつの世界史』(楽工社)

【Amazonの内容紹介】

ありふれた飲物が人類に及ぼしてきた驚くべき影響の数々!
エジプトのピラミッド、ギリシャ哲学、ローマ帝国、
アメリカ独立、フランス革命―。
歴史に残る文化・大事件の影には、つねに“飲物”の存在があった!
6つの飲料を主人公として描かれる、人と飲物の1万年史。
17カ国語で翻訳版刊行世界的ベストセラー。

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某ブックカフェにて。
精読していない部分もあるので、好み度★はなし。

人類が常飲する飲み物として、最初に水にとって代わったのが
ビール、というのが意外。
排泄物によって土壌が汚染されるため水を飲むのが危険で、
なおかつ果実のジュースはいつも作れるわけではない&
日持ちしない……ということで
ビールが飲まれるようになったとのこと。
古代ギリシアにおいてはワインは水で薄めて飲まれていたとか
コーヒーの発祥はアラブ世界だとか、
炭酸水はイギリスで生まれたとか、
知らないことがたくさんあった。
どうしてそうなったのかという背景がきちんと説明されているので、
うんちく本で終わらず、歴史の本として楽しめる。

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