金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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66:似鳥鶏 『理由(わけ)あって冬に出る』

2018-10-06 19:29:40 | 18 本の感想
似鳥鶏『理由(わけ)あって冬に出る』(創元推理文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい―
吹奏楽部は来る送別演奏会のため
練習を行わなくてはならないのだが、
幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。
幽霊を否定する必要に迫られた部長に協力を求められ、
葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、
予想に反して幽霊は本当に現れた!
にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?
コミカル学園ミステリ。
第16回鮎川哲也賞佳作入選、期待の新鋭のデビュー作。

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ライトな学園ミステリーだということで期待していたのだけど、
「あれ??」と肩透かし。
慣れない電子書籍で読んだせいなのかな。

謎解きやトリックにまったく興味が持てず、
しかもキャラ小説としても作中世界に入っていけなかった。
キャラクター同士のかけあいは面白いんだけど、
「これはシリーズの途中から読んでしまったのだろうか」
と戸惑うほど、自分の中でキャラを構築する間もなく
登場人物がどんどん出てきて話が進んでいく。
何人か面白いキャラもいたんだけどね。
シリーズを読み進めていくうちに
印象も変わるのだろうか。
「はまればおもしろい」のがわかっているだけに
はまれなかったのが残念。


コメント
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