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★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
「今は昔……」
有名な「今昔物語」は、どの話もこの書き出しではじまります。
「今となっては昔のことだが」といった意味あいなのでしょう。
でも私のささやかな「恋のうき世―新今昔物語―」は「今は昔」でなくて、「今も昔も」という感じで読んでいただけたらと思います。
(本文「はじめに」より)
平安から応仁の乱までを舞台に、男女の織り成す恋の綾を
直木賞作家、永井路子が描く珠玉の歴史短編集。
有名な「今昔物語」は、どの話もこの書き出しではじまります。
「今となっては昔のことだが」といった意味あいなのでしょう。
でも私のささやかな「恋のうき世―新今昔物語―」は「今は昔」でなくて、「今も昔も」という感じで読んでいただけたらと思います。
(本文「はじめに」より)
平安から応仁の乱までを舞台に、男女の織り成す恋の綾を
直木賞作家、永井路子が描く珠玉の歴史短編集。
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永井先生の本、だいたい把握していると思っていたのだけど、
これはまったく知らなかった。
タイトル通り、恋を描いたものなのだけども、
たいてい、男が奇妙な女に魅入られて
だまされることになっている。
逆に男が女をだましていい思いをした……と思っても、
「実は……」とまたひっくり返されるのであった。
元ネタがあってアレンジしているのか、
今昔物語集のパターンに沿ったオリジナルなのか、
確認してみたいところ。