第14話「都の義仲」
小四郎と八重、もうすっかり夫婦。
しかも懐妊してて、いつの間にか月日が経っている……。
八重と夫婦になったことをまだ皆に言わないのって、
これ、公表する前に八重が死んでしまう流れなのでは……??
(泰時の母は、御所に使えてる女だってこと以外、
出自不明だったはず)
毎回言ってる気がするが、頼朝、最悪だな!?
すべてお見通しな大江広元の入れ知恵で、
義仲の手柄を横取りしたうえ、
義仲の留守中に交渉と賄賂で朝廷に接近。
義仲の無知と無作法が露呈して、
公家や法皇にあっという間に嫌われたうえ、
頼朝に出し抜かれていいように扱われてるのがつらい……。
無欲だし、兵力の計算もできる。
絡まれた三善康信も助けてあげるいい人。
でも、政治的な駆け引きが出来ないってだけで
あっという間に窮地に。
朝廷や京の事情に精通したブレーンを事前に確保する、
という発想自体がなかったのね。
父を討つための準備を見ていなきゃいけない義高が
かわいそう。
そして一方、源氏同士の争いに巻き込まれることを嫌った
御家人たちは、義高をかつぎあげて頼朝から離反しようと
画策。
(文覚が合流した時点で「あ、こりゃダメだ」感がすごい)
田舎のおっちゃんたちだから、
好き勝手に言いたいこと言ってるだけで話が進まない
↓
皆をまとめるリーダーがいたら違う
↓
上総介広常じゃん!
という流れ。
これで義高と上総介のエピソードを一気に処理しちゃうのね。
ううう……😭 😭 😭
小四郎、広常に御家人たちの味方に付くよう頼んだけど、
これは、知らずに大江広元の計略に乗ってしまったのだろうか。
義仲にも「源氏同士で争わぬ限り……」って、
希望を持たせるような甘い発言してるから、
また「そんなつもりじゃなかったのに!」って
言い出すんじゃないか、心配している。
小四郎のは優しさではなく甘さなので
腹立たしいんだよな。
【その他いろいろ】
・顔面偏差値の高さで政子の文句を封じた義高。
政子・道「よいお顔立ち」×2
・宗盛「もっとよいところへ参ります」
安徳天皇、かわいそう……
・三善康信、めちゃ現地取材してるな!
アクティブすぎる!
・「みんな仲良く」が口癖で石橋山でも付き従ってた土肥実平まで
アンチ頼朝になってる。
頼朝、「主従の契りはどうした!」って怒ってるけど、
人望のなさを反省しろ。
義仲追討の大将を梶原に、って話をしてる場で、
梶原の前で「信用できるのは最後は身内よ」って言っちゃう、
そういうとこ!!
・範頼、前回は行家おじさんに気使って話しにいくし、
今回は義経の代わりにお礼言ってあげるし、
気遣いのできるいい人。
この蛮族の集合する鎌倉では、
平凡な(まともな)男は貴重だよ。
・義高に構ってあげるお兄さんたち(小四郎・重忠・義盛)の
場面、重忠がしきりに義高に向かって
「義盛の相手しなくていい」って言ってるの、おかしい。
そして、すでに義高の父親世代だろうに、
おとなげなく手加減もせず、
義高に相撲で怪我させる和田義盛よ……
・頼朝、義経に
「戦から戻ったら語り尽くそうぞ」
と言って、すごいフラグたてた!
・義経に人の心があってびっくりした。
義高の趣味(蝉の抜け殻集め)に
「人に言わないほうがいいぞ」
って。
人目を気にする神経、あったんだな!!
義仲を討ちに行くことについては何も言わないけど
(たぶん、これに関してはあまり心を痛めてない)、
義高にあげるために、蝉の抜け殻集めてたし、
父を討たれたあげくに殺されるであろう義高を
思いやる気持ちはあるんだね……