金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

119:文響社編集部 『明日、会社に行くのが楽しみになる お仕事のコツ事典』

2018-12-09 20:19:37 | 18 本の感想
文響社編集部『明日、会社に行くのが楽しみになる お仕事のコツ事典』(文響社)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

「あー仕事、行きたくない…」

***日曜の夜、ぜひこの本を手にとってみてください***

「これって魔法?」
一日の中で一番長い「仕事時間」を楽しくすごしませんか?

「雨、憂鬱だなあ」
「デスクが殺風景で心がすさむ」
「眠くなってきちゃった…」
などなど、
プチストレスを元気に変える、
ちょっとしたアイデアを集めました。
(後略)

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「おらおら、こちとら自分の好きな仕事しかしてないはずなのに
 常に仕事したくないと思ってる人間だ!
 会社に行くのを『楽しみ』にしてもらおうじゃねえか!!

という勢いで読み始めたのだが、最初のほうで

「会社をずる休みするには」

というノウハウのページがあって苦笑。

「事典」と銘打っているだけあって、

「人ごみの中を上手にくぐり抜ける方法」
「お茶の種類と淹れ方」
「美しい言葉」
「WordとExcelのショートカットキー」

など内容は幅広く、これは確かに試したくなるかもしれん……
全体的に可愛らしくほのぼのとしたムード。
意外にも興味深く楽しめた。


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118:墨編集部/川口澄子 『教えて先生!書のきほん』

2018-12-08 19:29:42 | 18 本の感想
墨編集部/川口澄子『教えて先生!書のきほん』(芸術新聞社)

【Amazonの内容紹介】

筆で書くことだけでも楽しい書の世界ですが、
教養を深めることで、さらなる悦楽が待っています。
漢字の成り立ちから書家としての生き方までを身に付ける初心者向け、
書の基礎講座12+3つの課外授業です。
難解にも思われる書の世界ですが、
人気イラストレーター川口澄子さんによる、
キャラクター、「こすみちゃん」がゆるく解きほぐしてくれます。
書に関わる人のみならず、日本文化の根源とも言える
「書」の世界を知る教養書としても、ご覧いただけますと幸いです。
雑誌『墨』の人気連載を一部加筆の上、一冊の本にまとめました。


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いや、全然「きほん」じゃないでしょ!!

書道雑誌に連載されていたものがもとになっているだけあって
かなりディープ。
前提知識のない自分はついていけなかった……

第1章の先生の文章は相変わらず目がすべる。

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117:『新版 日本茶の図鑑』

2018-12-08 14:13:28 | 18 本の感想
公益社団法人日本茶業中央会/NPO法人日本茶インストラクター協会 監修
  『新版 日本茶の図鑑』(マイナビ出版)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

日本茶のことがよくわかる&おいしく飲める一冊!

本書では、日本各地で生産される日本茶のうち、
茶産地ごとに特色ある種をそれぞれの日本茶の葉と水色を写真で、
味、香りをデータで紹介。
煎茶、玉露、抹茶、釜炒り茶、ほうじ茶など、
各お茶の特徴や、上手な淹れ方も解説します。
そのほかにも、お茶の品種や製造工程、マナー、用語集など、
日本茶を楽しむための情報が満載です。

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産地ごとの特色や品種が載っているので結構ディープ。
ここまで細かい情報は、個人的には必要なかったのだけど、
マニアにはうれしいにちがいない。

本当に無頓着に買って飲んでいたので、
品種までチェックしたことなかったな。

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116:瀬川貴次 『ばけもの好む中将 平安不思議めぐり』

2018-12-08 13:59:12 | 18 本の感想
瀬川貴次『ばけもの好む中将 平安不思議めぐり』(集英社文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

十二人の姉が居る以外は、ごく平凡な中流貴族の宗孝。
御所に鬼が出たという噂を聞き、
仲間たちと度胸試しで確かめに行くが、
そこに居たのは怪異を愛する変人と名高い名門貴族・宣能だった。
なぜか彼に気に入られてしまった宗孝は、
彼と共に鬼の正体を追うことに。
結局、人の仕業とわかって落胆する宣能だったが、
その後も続く怪異の裏には、とある陰謀が隠れていて…。
新感覚、平安冒険譚。

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『百鬼一歌』が面白かったので、同じ作者さんの本を読んでみたのだけど、
あれ?? と思うくらい、はまらなかった……。

第1~3話で
「つまらなくはないけど、取り立てて面白くもないなあ」
という印象だったのが、第4話でぐぐっと引き込まれ、けれども
「ここで『偶然』帝がやってきて解決しちゃうのか……」
「そんな簡単に宮中に入り込めるんか!」
「こういう何でもありなキャラは好きじゃない……」
とちょっと残念な読後感になってしまった。
第4話の真相は意外だったし、そこは楽しめたんだけど。

中将のキャラがあまり立っていないものの、
まだ明かされていないこともあり、
シリーズ化を見越した1巻なのだろう。

「真実を解明しないのかよ!」と思った第1話の真相が、
最後の第4話で明かされて伏線だったとわかるのは
うれしい構成だったし、もう1冊読んでみよう。

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おでかけの記18:からふね屋珈琲

2018-12-07 15:25:28 | おでかけの記
厳密に言うと、名古屋近郊じゃないのだけども、
仕事で遠出した際に立ち寄った店。
関西を中心にチェーン展開しているらしい。
パフェが有名なようだ。



洋梨とモンブランのフレンチトースト。
フレンチトースト、専門の店で食べたことがないせいか、
それほど好きというわけじゃないんだけど、
これはわりとおいしかった。

パフェ、ワッフル、フレンチトーストに
多種多様なフレーバーが展開。
フードメニューも「がっつり高カロリー!」といったものが多く、
とても魅力的……
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115:鳥越美希/茂木雅世 『やまとなでしこ お茶はじめ』

2018-12-06 20:53:41 | 18 本の感想
鳥越美希/茂木雅世『やまとなでしこ お茶はじめ (タツミムック)』(辰巳出版)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

日本茶にハマる20~30代女子が増殖中!
古いイメージのある「お茶」ですが、
最近ではより気軽にかわいく
日本茶を楽しもうという女性が増えています。
好みの茶道具を購入して自宅でさまざまなお茶を楽しんだり、
日本茶がスイーツとともに楽しめる「和カフェ」巡りをしたり
休日や仕事帰りに茶道教室に通ったりしているそう。
本書は、そんな日本茶ツウの女性から、
もちろんお茶初心者の方にもわかりやすく、
「お茶」のさまざまな楽しみ方を提案していきます。

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図書館本。

>日本茶にハマる20~30代女子が増殖中!

初耳だけど……?

意外にお茶のことって知らないな~と思って読んでみた本。
こちらに前提知識がほとんどないせいか、
知らないことばかりで楽しめた。
高級なお茶は少し冷ましたお湯で、
安いお茶は熱湯で、と淹れ方にも違いがあるんだな。

実際の自分は、最近、

「今まで何となくコーヒーやお茶を飲んでいたけど、
 喉がかわいただけならただの水や白湯でよくない??」

という発想にいたり、たいていミネラルウォーターで済ませて
家に茶葉を置いていないんだけど。
(コーヒーはお菓子やパンを食べるときに飲む)

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おでかけの記17:Afternoon Tea ティールーム

2018-12-06 11:22:16 | おでかけの記
いつも混んでいるので、行こうとすら考えたことがなかったんだけど、
望んだ条件をそなえたカフェが休みだったので初来訪。
ランチの時間を外し、早い時間にいったのでわりとすいていた。


林檎のスイートポテトプディング アラモード。
芋が入っているためかどっしり。
おなかいっぱいになっちゃった……。


スイートフルーツティー。
たっぷりあるのがうれしい。
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114:いとうみく 『ぼくらの一歩 30人31脚』

2018-12-06 11:19:09 | 18 本の感想
いとうみく『ぼくらの一歩 30人31脚』(アリス館)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

「50メートル向こうで、ぜってー笑おう」
「救世主」になってしまった転校生/水口萌花、
なんでもそつなくこなす優等生/中谷琴海、
クラスの中心的存在/蒼井克哉の3人の小学6年生。
彼らがクラスで挑むのは、“30人31脚"。
足が速い子、遅い子。どうしても走りたい子、走れない子。
それぞれが異なる思いを抱えて、一緒に前を向く。

目指すのは、8秒台。一度も出したことのない、とんでもないタイム。
いとうみくが描く、爽やかな青春児童文学!

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先輩から借りた本。

題材からして児童書らしい児童書。

子ども向けだと「物語の構造」には
力点が置かれないのかなあと思うのだけど、
どうもきれいに話が閉じた感じがしない。
この3人を視点人物にした必然性、
雑誌に取材されるエピソードの必要性がよくわからない。
特に、視点人物に3人を据えた意味は、
終盤で3人をからめて
わかりやすく表面に打ち出してほしかった。

それにしても、
「優等生の幼馴染の女の子」
はどうしても不遇になりがちだよね。
精神的にも成長の早い女の子はやきもきしているのに、
男の子のほうに色恋めいた視点が一切ないのは
小学生らしくて良い。

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113:大島恵真 『107小節目から』

2018-12-05 09:43:23 | 18 本の感想
大島恵真『107小節目から』(講談社)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

【第58回講談社児童文学新人賞佳作入選作】

泳いでいるとき、由羽来(ゆうら)の頭の中には、音楽が流れている。
それは、泳いでいる苦しさを忘れるため。
そして、本当は音楽をやりたい自分を消してしまうため――。
「世界に一着しかない服を作ろう」とアトリエを開いたはずの父は、
親戚に借金までして強制的に由羽来に水泳を習わせ、
そして母に暴力を振るうようになった。
その母は、家族への気持ちを言葉にしようとしない。
そんな両親のいる家で、由羽来も家族をあきらめている。
父に命じられるままスイミングクラブで泳ぐ由羽来の心に、
ドボルザークの交響曲「新世界より」が響くとき、
彼女の世界は変わるのだろうか――。
最後の一行まで小六の少女に寄り添って描かれた、切なくも優しい児童文学の誕生。

水の中にいるみたいに、息が苦しいって感じているみんなに伝えたい。

きっと「新しい世界」は、すぐそばにあるんだって――。 【対象:小学上級以上】

**************************************************

先輩から借りた本。
中学入試に使われそう。

いわゆる毒親でDV癖のある父親に支配された家庭を舞台に、
小学生の少女が両親のことを理解し、
自分の意志をもちそれをはっきり伝えることができるようになるまでの
家族の再出の物語。

おとうさんにとって、オリンピックは、楽しさの向こうにある夢だった。
夢なんだから、届かないところにあるって、わかってたはずだ。
だからわたしも、そのくらい、わかってあげればよかったのに。(P.222)


父の生い立ちを部分的ながらも知って、父を理解する場面の一部で、
終盤なんて本当に静かに胸を打つんだけども、
小学生がそこまで親の心をおもんばかって
やらなきゃいけないってところが切ないよ。
親に愛されて守られている子どもは、親の心に無頓着でいられるのに。

「暴君の父」というモチーフは昔からあるけれども、
その父の支配が
「音楽や絵では食べていけない」
という発想にもとづくものだっていたり、自分の挫折や失敗をもとに
「子どものため」という大義名分で何かを強要したりするのが現代的。

読んでいて楽しい話ではないけれど、繊細な心理を描いた良作。


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おでかけの記16:スコンターカフェ@上前津

2018-12-03 21:07:57 | おでかけの記
大須へいく用事があったために設定したランチ。
以前にも2回ほど、大須観音駅から行こうと試みたのだけど
地図を読み間違えてたどり着けなかったのだった。
今回は最寄り駅の上前津で下車して来店。


待望のカオマンガイ(ハーフサイズ)。
タイ式のチキンライス。
これが食べたくて来たのだった。
ごはんはたぶん鶏肉のだしで炊いてあるんだけどあっさり。
豆味噌のソースが甘めでおいしい。


トムヤンクンラーメン(ハーフサイズ)。


海老トースト。
さくさくでたいそう美味。
ソースは甘い。


冷たいデザート(名前忘れた)。
ココナッツともち米のパフェ。
もち米は温かいのに、冷たいアイスクリームが載っている
不思議な温度差。


あたたかいデザート(名前忘れた)。
マンゴーともち米のタイパルフェ。


パイナップルとココナツのスムージー。
しっかり繊維感。

以上ふたりで4000円。
お客さんは外国の方が多く、外国語の飛び交い、
多国籍なムードがあった。
ちょっとひとりでは入りにくい感じ。


おまけ。
「美しいプロッコリ―」と話題らしい名駅のイルミネーション。
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