金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

おでかけの記16:スコンターカフェ@上前津

2018-12-03 21:07:57 | おでかけの記
大須へいく用事があったために設定したランチ。
以前にも2回ほど、大須観音駅から行こうと試みたのだけど
地図を読み間違えてたどり着けなかったのだった。
今回は最寄り駅の上前津で下車して来店。


待望のカオマンガイ(ハーフサイズ)。
タイ式のチキンライス。
これが食べたくて来たのだった。
ごはんはたぶん鶏肉のだしで炊いてあるんだけどあっさり。
豆味噌のソースが甘めでおいしい。


トムヤンクンラーメン(ハーフサイズ)。


海老トースト。
さくさくでたいそう美味。
ソースは甘い。


冷たいデザート(名前忘れた)。
ココナッツともち米のパフェ。
もち米は温かいのに、冷たいアイスクリームが載っている
不思議な温度差。


あたたかいデザート(名前忘れた)。
マンゴーともち米のタイパルフェ。


パイナップルとココナツのスムージー。
しっかり繊維感。

以上ふたりで4000円。
お客さんは外国の方が多く、外国語の飛び交い、
多国籍なムードがあった。
ちょっとひとりでは入りにくい感じ。


おまけ。
「美しいプロッコリ―」と話題らしい名駅のイルミネーション。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

112:日本語を考える会 『読めそうで読めない不思議な漢字』

2018-12-03 11:33:33 | 18 本の感想
日本語を考える会『読めそうで読めない不思議な漢字』(角川文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

町で見かけて気になりながら読めなかった看板や文字はないですか。
文字とも思えない流麗な平安文学や和歌の写本の仮名を
すらすら読む人に驚いた経験はありませんか。
確かに日本語なのに、読めない字はあるものです。
工夫を凝らした印鑑の字体や、絵で書かれたお経、
武将の用いた花押など、豊かな文字文化を楽しんでみましょう。
漢字に自信のある人も、ちょっと怪しい人も、
驚きの文字には目を見張るのではないでしょうか。

**************************************************

変体仮名に書体、サインに絵文字、甲骨文。
まさに、文字を愛してやまない人たちのための本。

おもしろかったけど、ディープすぎてついていけない部分も多かった……。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

111:花村えい子 『マンガ古典文学 源氏物語〈下〉』

2018-12-03 10:51:55 | 18 本の感想
花村えい子『源氏物語 下: 創業90周年企画 (マンガ古典文学シリーズ)』(小学館)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

光源氏の華麗なる生涯、いよいよ佳境!

日本古典文学の名作を原典に沿ってコミック化する話題のシリーズ!
今回配本は『源氏物語』<下>。
千年の時を経てもなお人々を魅了してやまない
波瀾に富んだ愛憎の王朝絵巻の最終巻。
四十路をむかえ初老に達した光源氏のもとに
皇女三の宮が降嫁。
傷心の紫の上は病に臥してしまう。
源氏が紫の上を看まもるうちに、三の宮は柏木の子を懐妊する。
事情を知った源氏はふたりの過ちと、
己の若き日の不義を重ね合わせながらも、
生まれた子を我が子として抱く――。
栄華を極める源氏にも、ひそかに暗い影が忍び寄る。
嫉妬や哀しみを心に秘めて生きていく一途な女性たち、
そしてその生き様とともに、光源氏と紫の上の苦悩の晩年を、
フランス国立美術協会正会員でもあるベテラン漫画家・
花村えい子が繊細華麗な筆致で描写する。
<中>から引き続き、若菜上(其の二)、若菜下、柏木、横笛、鈴虫、
夕霧、御法、幻、雲隠までを収録。巻末寄稿は瀬戸内寂聴氏。

**************************************************

女性たちの顔の描き分けもしっかりしているし、
ベテランらしい画力で安心して読んでいられたのだけど、
猫の描き方だけが笑っちゃうほどひどい。

光源氏の反省のなさといったら!
寄る辺ない身の上ゆえに源氏の色好みに鬱々とする紫の上に
「不自由ない生活を送らせてやってるでしょ!」
という源氏の恩着せがましさ。

六条御息所の怨霊は下巻でも登場。
ストーリー展開のために都合よく使われている気がしないでもない。
源氏も、
「執着に自ら身を滅ぼしてしまわれた、ああ、恋しく慕わしい御方よ」
じゃないよ!
お前のせいだろうが!!

今と感覚が違うのは百も承知だけども、
どう考えてもこの物語を読んだ昔の女性たちが皆、
「光源氏すてき~!! こんな恋がしたいわ~」
みたいに思って読んでいたとは思えないんだよね。
というのも、息子の夕霧も源氏を
しばしば「お前が言うな」と批判的な目で見ていて、
紫式部自身が、理想の男性として描いていたとは
到底思えない描写が多いんである。

柏木も、女三宮への思慕ゆえに姉の二宮を妻に迎えたものの、
「同じことならあちらの姫君を迎えたかった……」
とか勝手なことをほざきやがる。

夕霧―雲居の雁―落葉宮のゴタゴタは面白かった。
親友の未亡人に付きまとう夕霧のストーカーぶりが怖い。
勝手に家をリフォームするなよ!!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする