金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

133:川口葉子 『東京カフェ散歩 観光と日常』

2018-12-17 10:10:59 | 18 本の感想
川口葉子『東京カフェ散歩 観光と日常』(祥伝社黄金文庫)

【Amazonの内容紹介】

『東京のカフェの窓辺では、
聖なるものの恩寵のような、美しい瞬間にふと出会う』
時間と言葉のはざまを旅する、96の喫茶時間。

渋谷ヒカリエや、東京スカイツリー開業で活気づく
イースト東京の下町カフェなど、
カメラ片手に、ぶらぶらと路地を散策しつつ
立ち寄りたい喫茶店を紹介した「観光編」。
神保町の古書店街、中央線や世田谷線沿線など、
そこに住む人の呼吸とともにある喫茶店を紹介した「日常編」。
今回も美しいフォト&エッセイで綴る、大人のためのカフェ案内。

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一部しか読んでいないので、好み度★はなし。

実はわたしは、世の多くの女性たち(男性も?)が愛するほど
カフェが好きじゃない。
作業するのに最高なのはファミレスのガスト、
続いて二階席のケンタッキーだし。

そこばかり行くのも迷惑なので新しい場所を探したいのと、
一般的に好かれるものを知るのが仕事に必要だからというのがあって、
最近あちこちの店に行っているけど、
とりあえず「自宅以外の場所」が必要だからいくという感じで
カフェ自体を愛してるわけじゃないのだった。

そんなわけで、東京の名店を紹介したこの本も、
ほんの一部のエッセイ部分を目的に手に取っただけで、
大部分を占めるカフェ紹介はパラ見しただけ。
まず、東京だから行くことはないだろうし、
上京してもカフェ目的で出かけることはないだろう。

ただ、写真を見てもすてきだなあ、雰囲気あるなあ、というお店が
多いので、東京在住・カフェ好きの人にはお勧め。


東京カフェ散歩 観光と日常 (祥伝社黄金文庫)
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126-132:松葉博 『もっと☆心に星の輝きを1~8』

2018-12-15 15:12:37 | 18 本の感想
松葉博『もっと☆心に星の輝きを1~8巻』(マッグガーデン)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

藤原権大納言の娘茜は、トビッキリ元気な女の子!
幼馴染みの源仰に会うために、身分を隠して宮中へ殴りこみ!?
平安トラブルストーリー『宮中編』!!

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漫画。
10年以上前の作品なんだけど、最近まで題名はおろか
絵柄さえ目にしたことがなかった。
『ジャパネスク』フォロワーか~と思って読むことに。
同じく平安ものの『きらきら馨る』の終わりがけに
始まった作品なのね。

まあ、タイトルの段階で、
「作者さん、平安時代のこと詳しくないんだろうな……」
と予想はついた。
詳しい人なら平安もので星をモチーフにはしないと思ったし。
調度なんかのモノについては写真を撮ったり図鑑を見たりして
カバーできるんだけど、
制度とか慣習は相当勉強しないとボロが出てしまう。
ありえない展開や設定も、面白くするためにあえてやるのは
ありだと思うんだけど、
これはあえてじゃなくて知らなくてやってるんだろうなと
専門家じゃないわたしにもわかってしまった。
(特に東宮まわりの設定・展開には、顔を覆いたくなった……)

ヒロインはかなり好き嫌いが分かれるタイプ。
好きだと思える人にとっては、とてもかわいい。
人に迷惑をかけるタイプのバカキャラが受け入れられないと、つらい。
『ジャパネスク』の瑠璃姫の「向こう見ず」は、
氷室先生の考証がしっかりしていて
当時の常識を前提に、それを超える形で演出しているから
「頭が悪い」という印象がないんだけど、
この作品はヒロインの「純真さ=バカさ」によって
話が展開していくので、読み続けるかぎり、
ずっとこの愚かさに付き合っていかなきゃいけない。

でも絵は可愛いし、最後には少女漫画らしいときめきもあった。
これの前後に描かれていたという関連シリーズ含め、コミック10冊以上、
続けたのもすごいことだと思う。
10代のころに出会っていたら、好きになれたかも。
楽しむには年を取りすぎていた模様。

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125:酒井順子 『字を書く女 中年書道再入門』

2018-12-14 15:44:38 | 18 本の感想
酒井順子『字を書く女 中年書道再入門』(芸術新聞社)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

字ギレイになって女を磨こう!
書道雑誌『墨』の人気連載を書籍化!

人気エッセイスト、酒井順子さんの書道体験記&文字をめぐるエッセイ
著者が2年にわたって書道のお稽古を体験。
筆をもつ楽しさ、写経の魅力、王羲之や空海の書についても
独自の切り口で語ります。
文字をテーマにしたエッセイも多数収録。
美文字にあこがれる、あなたに贈る一冊 !

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はっと気づけば、また『墨』だった……。

しかし、こちらは書道経験者とはいえ専門家ではない筆者の
視点で書かれているので、とっつきやすく読みやすい。
「なるほどなあ」と思える言い回しも多かった。

字には教養が出る、というのはよくわかる。
手書きすることが減ったせいか、
年々字が汚くなっていく自覚があり、
最近自分の字がはずかしい。

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124:ダリヤ・ミイ 『旦那さんはイラン人』

2018-12-14 15:28:26 | 18 本の感想
ダリヤ・ミイ『旦那さんはイラン人』(TOブックス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

北海道育ちが、イラン人へ嫁ぐことに!?
遠くて何だか難しい国……。
と思いきや、そこは紅茶とおもてなしの国。
TVで見たのと全然違う!?
多すぎる親戚付き合いに、子育て……
想像以上にギャップだらけの日常に悪戦苦闘!?

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「ブログを書籍化」(つまり素人)というのも
納得の画力……なんだけど、
まったく未知の世界だったので楽しめた。

確かに「イラン人=犯罪」の図式が日本で出来上がっていて
怖いイメージがあったのだけど、
意外に日本との共通点が多いんだな。
文化の違いや共通点について描かれたパートはおもしろかった。

夫との馴れ初めや子育て事情は極力描かず、
自分たちのプラバシーについては徹底的に守っている感がある。
その点、コミックエッセイとしてのおもしろさを損なっているのだけど、
プロじゃないのだからそれは賢明だよね。
かなり特定されやすいだろうし。

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おでかけの記19:某カフェ@M山

2018-12-14 15:16:47 | おでかけの記
結構有名なところ?らしいのだけど、
あまりいい評価じゃないので名前は伏せます。

M山駅近く、大通りから奥へ2ブロックほど入ったところにあるカフェ。
Webの写真を見たときから「狭そう……」と思っていたけど、
本当に狭かった。
ランチタイムを外して行ったので混んでいなかったのだけど、
入り口付近の席に座ったのも原因なのか、
始終落ち着かない。
おしゃれさを演出するために、
不便になっている部分が多い気がする。


オムライスが有名らしい?
ランチセットのオムライス、
女性向けのお店にしてはボリュームがあって
全部食べきれなかったほど。
そこはよかった。
スープはちょっとしょっぱい……。

わたしみたいに仕事や読書しに来るわけじゃなく、
「ランチ」や「友達とおしゃべり」が目的なら
問題ないお店かもしれない。
狭さも、むしろ隠れ家的で好きな人は好きだろうし。
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123:ほぼ日刊イトイ新聞 『ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。』

2018-12-12 20:39:34 | 18 本の感想
ほぼ日刊イトイ新聞『ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。』(マガジンハウス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

「書いたり描いたり貼ったり読んだり。たぶん、これが、わたしです。」
11年目に突入したほぼ日手帳の公式ガイドブック。
・ロフト手帳部門7年連続第1位
・プロ野球選手にマンガ家、ミュージシャン、ゲームクリエイター、OL、
 そして小6女子など。38名の自由で楽しい使い方。
・元気な色がいっぱい。今年のカバーは全部で69種類。
・2年目のWEEKSはここが変わった! とことん見直した改良点公開。
・手帳ユーザーあずまきよひこ先生描き下ろしの『よつばと!』掲載。

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これも蔵書整理のため再読……のはずなんだけど、
初読のときの記事がない。
記録し忘れていた模様。

知り合いの中でほぼ日手帳ユーザーは二人のみ。
一人はインスタに影響されて購入してたけど、
早々に挫折したとのこと。
この本に載っている人たちのように、
使いこなしている人たちは絶賛していて
楽しそう。

わたしの場合、手帳は「軽くて薄いバーチカルタイプ」が
絶対的な条件なので、ほぼ日手帳を使うことはなかったのだけど、
2年前にこう書いた(→)ように、
いま使っている3年連用日記が今年で終わるので、
来年はほぼ日手帳のパクリみたいな1日1ページ手帳を
日記として使うことに。
この本みたいに切ったり貼ったり描いたりはしないけれど、
オフラインでのアウトプットを1日1つはしたいと思って。


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122:ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハーほか 『世界で一番シンプルな時間術』

2018-12-12 20:33:10 | 18 本の感想
ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー/マリオン・キュステンマッハー
世界で一番シンプルな時間術 [新装版]』(ディスカバー)
★★★☆☆

蔵書整理のため再読
これ、なんで処分せずに残してあったんだろ……というくらい
印象は初読時と変わらなかった。

忙しいときほど「体を動かす」べし、というのはこの本に書いてあったことだけど、
それに加えて、「部屋を片付ける」べし・「料理する」べしと個人的には思ってる。
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121:大野正人 『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』

2018-12-11 10:47:51 | 18 本の感想
大野正人 『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』(文響社)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】
(前略)
多くの伝記では「英雄」「成功者」として紹介されている、いわゆる偉人たち。
でも、彼らは、ずっと成功し続けてきたわけではありません。


・理想が高すぎた、孔子
・成功にしがみついた、ライト兄弟
・考えすぎて引きこもりになった、夏目漱石
・天才ゆえに死にかけた、ダリ
・新しすぎて理解されなかった、ピカソ

今に名を残すすごい人も、たくさん失敗をしてきました。
だから、「失敗しないと人生損だよ! 」くらいの気持ちで
どんどん新しいことにチャレンジしてほしい。
そのための「勇気の書」が本書です。

「大事なのは、にげたあと、何をするかです」
「新しいことをやりたいなら、新しいことをめざさない」
「失った居場所をいつまでも見つめず、新しく居場所を作りましょう」

「最近新しいこと試してなくてつまらないな」と感じている
大人の方にもおすすめです。

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また『ざんねんないきもの事典』の便乗本か~……
と思いながら読み始めたのだけど、
意外なことに面白かった。
いわゆる偉人と言われる人たちの失敗や残念なところを取り上げ
そこから得られる教訓を子どもたちに向けて書いたもの。
大人でもはっとするような内容があったし、
知らないエピソードも多くて、楽しめた。
特に小学校高学年から中学生くらいにおすすめ!

二宮尊徳の【代表作】のところ、

「日本で最も銅像になった人(推定)」というどうでもいい栄光

と書いてあるのに笑った。
孔子も、

生きている間、とくに何もしませんでした……。

って!

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120:上田惣子 『マンガ 自営業の老後』

2018-12-11 10:36:59 | 18 本の感想
上田惣子 『マンガ 自営業の老後』(文響社)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

フリーランスが、死ぬまで幸せに生きるために、
いま、できることのすべて

みんなが苦手な年金や税金の話を
超絶わかりやすく体感できる実用コミックエッセイ。
老後貧困に陥らないために、そして、死ぬまで黒字でいるために何をすればいいのか。
53歳 超ずぼらイラストレーターが、専門家と先輩の力を借りて、
ギリギリセーフで老後の備えを始めます。

**************************************************

長生きしたくない……!

これに尽きる。

それにしても50代になるまで国民年金を払っていなかったって
鉄の心臓の持ち主だな。


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おでかけの記18:retrocalm cafe @本山

2018-12-10 20:51:19 | おでかけの記
本山から名古屋大学方面に四谷通を歩いていき、
デイリーマートを過ぎたところにあるカフェ。

雑貨屋さんがあるなあ……というのは認識していたのだけど、
その隣にある入り口が目立たなくて存在に気づかなかった。

こじんまりしたお店で、
ランチタイムを外した昼下がりに行ったせいか、
お客はほかに一組だけ。


ブレンドコーヒー430円
ミニケーキセット350円

ミニケーキセットは、パウンドケーキとマカロンをひとつずつ選べる。
頼んだのはレモンピールの入ったケーキと
塩キャラメルのマカロン。
どちらも最上位といっていいくらい好きなフレーバーなので
とってもうれしい。

混みあっていないし、お値段もお手頃。
小さなお店だから長時間居座ることはしにくいけど、
明るくてテーブルも広いので
本を読んだりちょとした作業をしたりするのによし。
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