金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大分覚え書き1 杵築・宇佐

2019-12-17 07:00:40 | 19 本の感想
大分旅行初日。
中部国際空港から大分空港までは1時間ほど。

大分空港から先はレンタカー。
まずは国東半島にある「杵築」へ。
ここは城下町で、江戸時代の建物が残っているのだそうだ。


マンホールはカブトガニ。
以前、仕事で調べたけど、
学術的な価値しかないと思われていたカブトガニは、
近年、血液がさまざまな分野で有用だとわかり、
血液1リットルにつき100万円以上の値段がつくとか。
杵築の面した湾にカブトガニが生息しているのだそうだ。


この日は、曇り空で、すさまじい寒さ。
「九州なのに寒いぞ!?」
と驚いていたのだけど、この日は全国的に冷え込み、
関東でも雪が降ったとか。

寒い上に、平日の午前中だということもあってか、
杵築には人がいない……。




有名な、この向かい合わせの坂には
何組か観光客が写真を撮りに来ていたけど、
それ以外ではあまり人を見かけなかった。
地元の人ですら、姿を見かけることはわずか。


坂の多い町。




江戸時代の建物や塀はたくさん残っていて、
今までに行った「昔ながらの街並み」の中でも
「本物度」は高そう。
なのだけど、「残しているだけ」という感じがした。
なんか、ボロボロなの。
そして、観光資源として活かしていない感じ。
「湯布院・別府」や「九州」のガイドブックにも
取り上げられていなかった理由は、
なんとなくわかった。

旅行のオフシーズンなのもあるかもしれないけど、
店も開いていないところが多くて、
食事できる場所をさがしてさまようことに。
天気も悪いし、寒いし暗いしで、
どんどん気分が滅入ってくる。

このあと行った場所や、
今までに行った「昔ながらの街並み」と比較して考えるに……
観光地としてにぎわう場所は、
「これ、ここじゃなくても買えるよね?」
「昔風の建物だけど、最近作ったよね?」
という店や家がいっぱいだけど、
そんなことはお構いなしにじゃんじゃんやっちゃうよ!
という商売っ気が強くて、店の人が積極的で明るい。
そして、そういう場所にするには、行政だったり
まちづくり会社を雇うだけの地元の意志だったり
出資する大企業だったり、
強い力が必要なのだと思う。

結局空いていた3店のうちの一つである
カフェ「せんす」で「とり天」のランチ。
写真を撮りわすれたけど、
とり天はおいしい。
物産展で何度か食べたことがあるけど、
なんでチキン南蛮ほどには広まらなかったんだろう。

************

食事のあと、再び車で宇佐へ。







宇佐神社。
「宇佐八幡宮神託事件」の宇佐八幡宮のことだよ!
和気清麻呂関係の史跡もあり。

八幡神は、もともと八幡大菩薩と同一の存在であったため、
神社の中で八幡宮がもっとも早く神仏習合を進めていたそうだ。



これ、額縁みたいですてき。

神社前には、お土産屋が並んでいて
にぎやか。
「宇佐飴」の中でも平たくて四角い「板飴」が気になったけど
そんなにいらない……というくらいの量が入っていたので
あきらめた。
コメント
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