吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

破傷風の治療

2008年08月06日 07時32分46秒 | インポート

 過去、破傷風の患者さんを4-5人受け持ったことがある。突然の全身筋肉の緊張性の痙攣と呼吸筋ケイレンのため呼吸ができなくなる。しかもこの間は「意識が保たれている」ことが特徴である。意識があって息が苦しくなるのでその恐怖はものすごいだろう。でも鎮静剤+筋弛緩薬をつかって人工呼吸すればよいのだが、破傷風の治療経過中はもっと怖い状態がおこる。