吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

クレーム つづき-2

2017年05月26日 06時08分28秒 | 日記
 先進諸外国では、消防や救急隊は尊敬の対象である。市民生活の中に「制服」のままで溶け込んでいるし、かれらは優遇されている。
 24時間にわたり公的に市民の安全を守っている人達に対して、やれ「仕事中なのに・・」とか「制服のままでコンビニに・・」などというクレームをつける日本人の気がしれない。
 このような市民は勤務中、休憩中、食事中・・という時間割があって、それを遵守しないのがけしからんと思っているのだろうか? そのようなクレームをつけるパワーがあるなら、なぜそのパワーもっと彼らの仕事の便宜を図ってあげようという前向きな提案にむけられないのであろうか?
 誰がどう考えても、不必要な119番通報はまだまだあとをたたない。常識で判断できるくらいの病状把握で結構である。それくらいの判断だけで「明日医療機関へいけばいいな」ということになり彼らの仕事量は激減するはずである。

 さて「勤務中なのにコンビニで飲食を・・・」とクレームをつけた方への提案である。そこまでおっしゃるなら、あなたからの119通報の時には「今、救急隊は全隊、食事休憩時間中なので出場できません。1時間後にまたお電話くださいね。え?あなたのクレームどおり勤務時間には食事しませんので、休憩時間の食事としています」とお返事することになる。
 とてもとても日本人だって諸外国からみたら恥ずかしい人達は沢山いるようである。情けないったらありゃしない。