吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

処分 その2

2017年08月26日 05時56分37秒 | 日記
 芸能界では不倫騒動ですら一発アウトである。今回はケガを負わせた人もいるし病院では器物も破損されている。これは許せないし何故一発アウトにならないのか? 
 自分も明け方の酔っぱらい患者の傍若無人な振舞には過去何回も怒り心頭になった。暴れて罵詈雑言、暴力まで振るわれて治療したが、朝になると「ここはどこ? 私なにかしましたか?」と反省の色はない・・・。言うに事欠いて「反省するも何も、私は覚えてないんだからしょうがないでしょ」という患者も多い。

 どうやらこの国は覚えていなければ何をしてもいいらしい。日本は変な国である。これが許されてしまうのである。
 暴力振るわれてもお酒が入っていれば寛容な処分で、不倫騒動では誰もケガしてないのに許されることなく失職処分(あるいは長期停職処分)となる。この差は何か?

 誰かが処分の重さを決めているのか、あるいは社会が知らず知らずのうちに刑の重さを決めてしまっているのか・・・。
 巨人軍ではついこの間、賭博をした選手を「クビ」にして断罪した。今回はけが人がいるのであるがクビにはなっていない。どのような判断基準で処分の重さが決まるのか不明瞭である。