吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

思い込みで無実の児童を平手打ち その2

2017年08月01日 05時55分52秒 | 日記
 最近ではこのようなことがニュースになるのである。キーワードは「誤認(いわば冤罪)」と「体罰」の二つである。
 自分が小~中学生の頃、体罰は当たり前であった。もちろんおとなしくて何でも教師の言うことを聞いている生徒には体罰はない。つまり教師側からみて管理のしやすい生徒はいい生徒なのである。
 自分は当時よく殴られた。でもしょうがない。管理しにくい「可愛くない生徒」だったからである。殴られれば痛い、ならば痛くないようにするにはどう振舞ったらいいのかそこで「世の中の仕組み」を教わった。

 今どきの小中学校では体罰は絶対にいかんということである。「体罰はダメ」というのは世の中の規範というかまあ「はやりもの」みたいなルールだからしょうがないといえばしょうがない。

 昔は教師もののスポーツドラマで教師が自分の生徒を泣きながら感動的に殴っていた。今なら放送倫理規定に引っかかるであろう。
 でも「体罰厳禁」というのもまたあと数十年したら変わっているかもしれない。世の中の価値判断基準なんて真理ではなく、その時の世俗に併せた流行ものだとも思ってしまうのである。