吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

実業団対抗女子駅伝 その1

2018年10月24日 06時04分41秒 | 日記
 先日行われたこの大会で岩谷産業の2区の選手が襷を渡す中継地点200m手前で転倒した。
 その後、四つん這いになりながら(両膝はひどい擦過傷をつくりながら)、3区の選手にタスキをつないだ。
 まあ必至の形相で這いつくばって中継地点まで向かうな姿はアスリートの凛々しさもなく見ていて悲惨な映像でもあった。

 これが襷をつなぐという駅伝(団体戦)の、ある意味感動的な所でもあり、逆に酷な部分でもある。もし優勝すれば全員で分かち合える。喜びも倍加する。しかし自分の遅れで負けたり、襷をつなげなかったりしたらその選手はものすごい責任感を感じ自分自身を責めることになる。
 この場合、仲間の窮状をみれば他の選手全員はその選手の身を案じ、試合が棄権となっても容認するだろう。また今回監督も、選手が転倒し立ち上がれなくなった時点ですぐに中止を関係者に申し出ている(結果的に現場には伝わらなかったが)。
 監督の指示があれば本来であればその時点で中止となるのがプロスポーツであろう。野球であれサッカーであれ監督が選手の試合続行の権限をもっている。今回の場合、監督が直接選手と話ができない状況であったことが原因である。他の駅伝大会では車などで監督は並走しているはずである。
 大会運営に問題がある。