吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

中国コロナウイルス 余波10

2020年02月18日 07時05分57秒 | 日記
 その通りである。救急車はタクシーではない。タクシー代わりの利用はやめましょうって市民に啓蒙している時代である。患者の状態が不安定の場合こそ自治体救急車が利用できるのだと嫌と言うほど学ばせられた自分にとって、今回の光景は違和感そのものである。
 とにかく、埠頭に「自治体救急車が待機」ってありえない光景でしょう? 緊急病態なら「出待ち待機」などあるはずがない。明らかに緊急病態でもないのに自治体消防が出動しているのである。おそらく政府か行政の依頼により自治体が動いたのであろう。
 ならば慢性的に不足している救急車や救急隊員をそこに拘束し、市内の緊急搬送に対応できなくするよりも、救急車ではない普通車を埠頭に参集させ通常走行による搬送をしたほうが、当時、あれだけ「勉強させられた」自分には納得できるのである。