吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

逗子崩落・女子高生死亡 事故前日に亀裂発見 マンション管理会社、行政に伝えず その2

2020年12月19日 05時18分32秒 | 日記
 自然崩落の可能性を事前に察知し、ひび割れなどの事象を危険と判断し報告するのは難しいかもしれない。こうなるとどこが責任をとるのかと言う話になればかなり難しそうである。まずこの「敷地内の斜面」とあるので管理責任者は管理会社なのか? あるいは全入居者になるのか?
 また管理人が事前に察知し写真付きで管理会社に報告したが、管理会社はこの情報を行政に伝えなかったという。管理会社もこの亀裂を危険だと認識しなければ行政に直ちに報告しないだろう。
 もし報告を受けていたとしても行政も、個人(マンションの権利者)所有の土地だとしたら、個人の土地内の出来事に迅速に介入する義務があるのであろうか? 
 また、もしこの斜面がマンション所有ではなく自治体のものであるとしたら、逆にこの管理会社には報告義務はないものとも考えられる。
 ということになれば主たる責任はどうなるのか難しそうである。