医療関係者が容疑者の自宅に弔問に訪れた際にトラブルに巻き込まれた猟銃による死傷事件である。通常、よほど親しい関係でなければ医師が患者宅の弔問に訪れることはない。しかも容疑者に呼び出される形でその医療機関関係者3人が弔問に訪れたようである。これまでの報道から垣間見えてきたことは容疑者の理不尽で一方的ないいがかりによる医療トラブルだったようである。トラブルというよりも容疑者の身勝手なクレームや恫喝が他院でも常態化していたようである。いずれにせよ内容はさだかではなく判断はできないが、その是非にかかわらず今後、世の中の医療従事者は身の安全を守るために消極的になり、その結果萎縮医療につながる可能性はある。容疑者が残した医療界への影響ははかりしれない。個人や特定団体のみならず医療界全体を狙ったテロである。