吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

死亡した医師の鈴木さんは「責任感ある先生」患者と聖火リレー伴走も その2

2022年02月15日 06時18分47秒 | 日記
 新聞報道によると殺害された医師の普段の人物像が記されている。もちろん人間なので表の顔と裏の顔はある。そしてなおかつマスメディアの報道バイアスも考慮する必要はある。しかしもしそうだとしてその分を差し引いても、この医師の9割以上は良医であることは間違いない。そして少なくとも自分の数百倍も善良で仕事熱心で情熱的であってまさに見本となるような人物像をうかがわせる。僅かな情報だけでも同業者である自分にとって頭の下がるような生き方である。
 それがこのような理不尽で身勝手な行為によってなぜ殺害されなければならないのかと憤りを覚える。まして残されたご家族、いわんや300人近い地域の在宅療養中の患者さんの未来はどうなるのか?
 今回の殺人事件はただの殺人事件とは様相を異にする。今後、もう患家に赴くような在宅医療なんて危険極まりない・・・もう自分はやめたなどという医師も増えれば、どんどん医療が委縮していく。やはりこの容疑者のなした罪は大きい。