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【護憲勢力の限界と虚妄】

2022-05-17 02:35:08 | 社会評論
            
              
 
 あんたたち、ほんとうに九条を中心とした現憲法を守る気持ちがあるの?
 ロシアの軍事行動に伴い、フィンランドとスウェーデンが永世中立をかなぐり捨ててNATOという軍事同盟に加入するというのに、この国の護憲勢力といわれる人からはなんの反対も挙がらず、むしろ賛成あるいは傍観であるのはなぜ?
 九条を中心とした日本国憲法を護りたいのは、この国が軍事的に問題を解決する側には回らないという、いわば永世中立的な理念からではないの?
 それを掲げた国、フィンランドとスウェーデンがいま、軍事同盟に入ろうとしているのだよ。
 え?ロシアが脅威だから仕方ないだろうって?
 あのね、この国の改憲を迫る人たちも、中国の脅威、北朝鮮からのミサイル危機を理由にしているのだよ。それでもなおかつ、憲法の理念を護るということは永世中立的な姿勢からその攻撃対象から逸脱できると思ったからでしょう?
 でもいま、フィンランドとスウェーデンのNATO加入をなんの見解も示さず見送るとしたら、日本の護憲派って、一般的、抽象的でかつ無内容な「平和教」集団にしかすぎないのではないの。
 私は改めていいたいと思う。
 フィンランドとスウェーデンのNATO加盟、それによる永世中立解消に反対する。むしろ、フィンランドとスウェーデンのような国の拡大こそが必要なのだと考える。
 それを言明し得ないいわゆる護憲派の膠着と軟弱を非難したい。

 


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