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昨日、(その前日の)日経新聞の連載小説について触れましたが、昨日もお酒ネタが出ていました。
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いや、小説本文ではなく、挿画のほう。
小説の中での、オペラの幕間、ホワイエでの乾杯風景。
昨日、「小説の場面や道具立ては作者としてそれなりに考えているはず」的なことを書き、(オペラでNHKホールを出してくるのは)スノッブなのか、あるいはリアリティなのか、と見ましたが、この挿画はどうなのでしょう。
、、、、
こりゃ、スノッブ、の方かもしれない。
ポイントは、グラスとグラスの持ち方。
挿画では、グラスの脚(ステム)ではなく、本体(ボウル)をつかむように持っています。
日本ではソムリエさんのように、脚を持つ方が多数派ではないかと思われます。
その意味で、一見「分かっとらん」を見られるかもしれませんが、そこが意識高い系の人や、「ワイン道」の道者の付け目ネタ。
実は欧米などの晩さん会(呼ばれてないけど)などでは、挿画のように「つかむ」のが普通、とされています。
ただ、これ、日本と欧米の違い(というか、「本場」たる欧米を知らないのね、ということ)だけではなく、グラスや場面にもよるのでは、と。
実際、晩さん会(呼ばれてないけど)などの「乾杯」の場面では、グラスは小さめで、しかもチューリップ型のいわゆるワイングラスではなく、ラッパ型。
その場合、脚を持つのはバランス上悪く、ボウルを持つのがこぼさないためにも合理的。
逆に、いわゆるワイングラスの場合は、(ボウルが大きいので)ボウルをつかむのはむしろ難しく、ステムの上部を持ってボウルにも手を添える、という感じではないでしょうか。
(実際、海外のレストランや、商売柄ごくたまに行く、欧米の在日大使館のワイン関連のレセプションなどでもそう)
その意味で、この挿画は「外国の晩さん会などによく出入りしているハイソな人々が、日本のNHKホールでもその気分で」ということを表現しているのでしょう。
やな感じ。
でもね、実際、グラスメーカーのリーデルさんも、ブログで言っていますよ。
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要約すると、
カットの入ったようなクラシカルな形、あるいはカジュアルなグラスの場合 ⇒ ボウル部を持ちます
ワイングラスの場合 ⇒ 主にステム部を持ちます
ですよね。
エリザベス女王も、シャンパンフルートなどの場合にはボウル部分をつかむのではなく、ステム主体のボウル添え
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(出典捜索中)
自分の場合、晩さん会には呼ばれてないし(くどい!)、ワイングラスで美味しく飲みたいので、ステム主体のジャパニーズ・スタイルで行きますよ!
あ、宮中晩さん会に呼ばれたら、ボウルをつかむかもしれないけど。
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