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先般の「鰻とお酒」もそうなのですが、コロナということもあり、お客様(小売りさん)で、「お酒と食材をセットで売る」という動きや、「頒布会で」という動きが広がっています。
ウチとしてもこうした動きに乗り、積極的にご提案してみたいのですが、こういうマリアージュ的なものの頒布会って、個々のマリアージュは「あくまでソムリエ個人の感想です」ということで自信を持ってお勧めできそうなのですが、それを頒布会で例えば1年通じてとなると結構難しい。
Aという食材とBという食材では同じワインを出すわけにはいかないので、異なるワインを選ぶことになりますし、それを1年間続けると、(価格バランスも含め)厳しくなってきそうです。
そう思っている中、DMでこうしたマリアージュの頒布会のお知らせが来ました。
日本の食材×フランスワインというマリアージュ。一年間の頒布会のようです。
大先生が選んでいるヨという感じ
一年間のうち、魚介系が3種類(3カ月)も入っていて、結構チャレンジング。
早速中身を見てみましょう。
まずは先日話題にした「鰻」。
「たれ」の蒲焼のようなので、魚介ではありますが生臭さがないので、結構広く合わせられそう。
実際にはプロヴァンスのロゼとラングドックの赤。
ラングドックの赤は定番的だし、プロヴァンスのロゼも鰻の土臭さと会う気がする。どちらもセット者として価格的にも手ごろだし。
お次は、「海鮮丼」
おそらく一食ごと(お椀ごと)のパックで来るのでしょうか。
松前漬けっぽい感じで、これに敢えてワインを合わせる必要があるのかとも思いますが、選ばれたのはブルゴーニュのアリゴテとロワールの泡。
なるほど、「泡」は万能ですよね。
その上で、パックの海鮮丼ってアミノ酸が強そうなので、熟成感のある泡の方が良い気もしますが、ロワールの泡がそれかどうかはよく分かりません。
アリゴテは、、、酸味がお刺身とか和食に合うといわれていますよね。
3つめは「キンメダイの煮つけ」
強烈なイメージですね。
タイといってもキンメダイの煮つけですから、白というチョイスはないでしょう、と思っていたら、やはりロワールのロゼと南仏のピノ。
南仏のピノはイメージしやすいですね。
ロワールのロゼは、ロゼ・ダンジュなのでしょうか。イチゴとかラズベリー風味は酸味や甘味などは合うかもしれませんが、色合い的にはどうなのでしょう。
プロヴァンスのロゼ、ラングドックの赤
ブルゴーニュのアリゴテ、ロワールの泡
ロワールのロゼ、南仏のピノ
フランスワインとしては価格的にはこなれていそうで、なるほど、という選択です。
いや、本当に難しい。
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