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昨日立ち上げてしまった佃煮紀行。
勢いでこのブログの「カテゴリ」も作ったので、それなりの数がないと格好もつきません。
で、よく考えるとこの前の週末、上野方面に走って行った際(アメ横の立ち飲み屋さんに触れましたね)にお寄りした佃煮屋さんをご紹介。
一口で「上野」といっても、上野公園の先の芸大やさらにその向こうの桜木から、御徒町の広小路や黒門小の辺りまで、そして下谷神社も(たぶん)上野だし、かなりの広さになります。
その中で、先週行った佃煮屋さんは、アメ横などから首都高速を超えた、いわゆる東上野のエリア。上で挙げた下谷神社とか、走っていると永寿総合病院などがランドマークの辺り。
20年位前、この辺りに客先の会社があったこともあり、佃煮屋さんがあったのを覚えていたのですが、昨年、久々に通った際に、ビルに建て替わったそのお店を発見。
店名の看板(建て替え前のもの?)はお店の中にあるので、外からの写真では見えにくい(サッシの枠に隠れている)のですが、「鮒藤」というお店。
店頭には大皿に乗った佃煮が並べられています(お店の中のカウンターにも佃煮が並んでいる)。
お店の奥では女性二人がちゃぶ台を囲んで世間話をされていて、注文すると右手の作業場で「ごそ、ごそ」と大皿から佃煮を量ってくれました。
お願いしたのは「しらす」の佃煮。お値段は確か100gで600円だったかな。
(その記憶があったので、翌週の鮒佐のお値段に怯んだ)
適度に甘味のある上品な味で、ご飯が進みそうです。
お店の名前が分かったので、帰宅してからググってみると、正式名称は「鮒藤商店 (フナトウショウテン)」。先代が奉公されていた新橋の「海老屋」という佃煮屋さんから独立して始められたお店のようです。
佃煮で「海老屋」と言えば、鮒佐同様デパートでよく見る吾妻橋にある海老屋が有名だし、新橋と言えば玉木屋が有名です(実はどちらもジョギングで寄りましたので今度ご紹介)が、新橋の海老屋というと、そのハイブリッド、ですね。
そんな鮒藤商店さんの創業はなんと1927(昭和2)年。そろそろ100年の老舗ということもありますが、揚場の升本が出資し、丸ビルの「升本総本店」を設立した年と同じじゃあないですか!
これはご縁ですね。今度お寄りしたらお話ししてみようっと。
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江戸東京佃煮紀行(その1:浅草橋「鮒佐」)
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