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地域振興・六次産業化のお手本? 山梨県甲斐市の耕作放棄地のサツマイモで造った焼酎「大弐」

2017-02-13 12:04:25 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】





そんなにプンプンしなくても、、、、、、




今、こんな本を読んでいます。





地域再生の失敗学


amazonの内容紹介はこんな感じ。

地域再生の歴史は、失敗の歴史だったと言っても過言ではない。しかし今、その地域再生の成否に、日本の未来がかかっている。これまでの試みが失敗してきたのはなぜか。本当に必要とされているものは何か。(中略)
毒まんじゅうのように地域を衰弱させる口当たりのいい政策にだまされないための「正しい考え方」と、地方がこれからとるべき選択のヒントを示す。


その通りの中身なのですが、公共事業や補助金が地域再生にどれだけマイナスか強調されています。




昨年暮れ、プライベートで勝沼(甲州市)のワイナリーを巡ったのですが(関連記事)、事前の情報収集の際、お隣の甲斐市では逆張り?的に特産物として焼酎を造っている、というのを知りました。


その焼酎は「大弐(だいに)」。地元の黄金千貫で造った芋焼酎で、甲斐市出身の思想家・山県大弐(すいません!存じ上げません。。。、)にちなんで名付けられたそうです。


甲斐市役所の肝いりで造られたようで、市のホームページの広報誌にも出ています。





そんな焼酎「大弐」ですが、考えさせられるニュースが出ていました。


田中泯さん「まあ、飲めし」…市が芋焼酎でCM

「大弐だいに」のCMを作り、県内の民放のテレビ2社とラジオ1社で23日から放送する。
自治体がCMを制作するのは珍しく、担当者は「味には自信があるので、CMを見た多くの人に飲んでほしい」と期待している。




甲斐市さん、力が入っていますね。

地元出身の思想家・山県大弐にちなんで名付けられた「大弐」は、市内の遊休農地を活用するために栽培されているサツマイモ「黄金千貫こがねせんがん」と、市内の地下水で造られている。2012年度から販売され、全日本国際酒類振興会が昨年行った「春季全国酒類コンクール」の芋焼酎部門では、「芋本来の香りと甘みが生かされ、すっきりとした飲み心地」と評価されて1位に輝いた。

甲斐市は、大弐の売り上げが伸びれば黄金千貫がより多く栽培されるようになり、遊休農地の減少にもつながると判断。国の「地方創生加速化交付金」(960万円)を使ってテレビ用のCMを制作した。

(以下略)


なるほど、遊休農地の活用、あるいは耕作放棄地対策としての焼酎造りなんですね。

調べてみると、これ、甲斐市が取り組んでいる遊休農地を利用した様々な事業の一環として栽培されたサツマイモを利用し、長野県の蔵元さんに製造を委託したもので、2013年から発売されてきたようです。



初年度の2013年は1,500本を販売し予約開始2日で完売。

それに気をよくしたのか、翌2014年は3,000本を販売、さらに2016年は4,800本と右肩上がりの伸び。

上掲した広報誌によれば2017年は6,500本の販売予定ということです。うらやましい限りです。

市内のお店を中心に売るようですので、いわゆる「農業の六次産業化」ってやつです。

時流にも乗っているし、自慢の孝行息子という感じなのではないでしょうか。


しかし、です。

先ほどのニュースにはこうありました。

国の「地方創生加速化交付金」(960万円)を使ってテレビ用のCMを制作した。

これ、要は税金ですよね。しかも960万円


この焼酎の小売価格は1,334円(税抜)で販売予定数が6,500本ですから、全部売ったら1,334円×6,500本=8,671,000円、、、、


小売総額よりも高いコストをかけてCMを作成しているとは!



もちろん、焼酎のCMを通じて自治体の認知度アップ、という言い訳はあるでしょうが、、、、

元々サツマイモが栽培されている地域ではないようなので、その辺りにも補助金が投入されているでしょうし、CM以外の販促にも公費投入の可能性は大。

ふるさと納税の返礼品にも使われていますので、ここでも公的なサポートが。
(見方を変えれば、まだ前年の在庫があるということなのでしょう。。。)


「きっかけ」としての公費投入ならまだしも、数年たってもこれでは。


「CMを打った」こと自体でニュースでも取り上げられましたし、このニュースやCMをきっかけに売り上げも伸びれば、「遊休農地の活用」「特産品の開発」「6次産業化」と、自治体も鼻高々なのかもしれませんが、結局これって税金を使った「地域興しごっこ」ではないでしょうか。

本当に稼げたのは、CMを受託した広告代理店だけだったりして、、、、。



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王様のワイン、女王様のワイン、神ってるワイン!、、、、、、、

2017-02-12 12:43:16 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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昨年の流行語の「神ってる」

新聞などでは「神ってる(神がかっている)」とか「神(がか)ってる」とか注釈をつけて、誤用じゃあないよ、と小さな主張をしていますね。




これも神っている、系でしょうか。



昨年からお取引が始まったお得意先で、最近売れているのがバローロとバルバレスコ。


合わせて100本は優に超えるヒット商品となっているのですが、理由を考えてみると、ご提案時に「イタリアでワインの王と言われるバローロに、女王と称されるバルバレスコ」と資料を作成し、お得意先でもお客様にそのようなプレゼンをしたことが勝因ではないかということになりました。

確かに、「王」とか「女王」とか言われると、ちょっとイイ感じですよね。

まあ、こんなのもありますが。。。


王の涙

これにあやかろうとしたのか、営業のTさんが、インポーターさんと相談しながら作っている資料にこんなキャッチがありました。

「ブルゴーニュの王&女王」

中身を見ると、「王」はジュヴレ・シャンベルタン、「女王」はムルソー、です。

「ブルゴーニュはワインの王」とよく言いますから、その中の王道を行くジュヴレは王様の風格がありますが、ムルソーが女王様というのはすぐには出てきませんでした。
「シャルドネは白ブドウの女王様」というの見たことがありますが)


それにしても、「ブルゴーニュはワインの王」に対して言われるのが「ボルドーはワインの女王」ですが、飲み口は逆の雰囲気ですよね。

ボルドーはイギリス(王室、女王)が愛したから、という説もあるようですが、本当のところはどうなのでしょうか。

そうそう、そんなボルドーにはこんなワインもありました。



グリュオラローズ@サンジュリアン

押しも押されぬ、サンジュリアンの2級格付けシャトーですが、このラベルにはこう記されています。

“Le Roi des Vins le Vin des Rois”

「ワインの王にして王のワイン」です。「ははー」という感じですね。


自分から「王」と言うのも気が引けますが、思い返して見ると、日本酒のご懇意先にもありました。



広島は呉の三宅本店さんの「千福」
ロゴには堂々と「酒王 千福」とあります。


なんて、思っていたら、、、、、、、

灯台もと暗し

白鷹って、神様のお酒(伊勢神宮御料酒)でした。



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休日ですが、寒いので週末ジョギングはエアジョギングとなりました。

2017-02-11 12:11:25 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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ネットでマラソン大会のエントリー用サイトを見ていたら、「いよいよ出走」という文字が目に入りました。


東京マラソンはもうちょっと先だし、と思ったら、ちがう大会。


大会のサイトに飛んでみると




香港のマラソンです。
(しかし、「いよいよ出走」と言っても、出る人はもう香港入りしてないとまずいのでは、、、、)



コースも出ています。



スタートは九龍の海岸の内側の公園(昨年行った、クラフトビール屋さんの辺り)で、ゴールは香港島、これもジョギングで行ったビクトリアパーク。
途中、橋を通ったり、香港島への地下トンネルを通ったりと、先月走った新宿区のハーフマラソンンもそうでしたが、都会っぽいマラソンです。


来年とか出ようかな、と思ったところで「あ、忘れてた!」と検索してみたのが、

こちら

そう、ワインの聖地を巡る、メドックマラソンです。

ついついカタカナで検索をかけたので、日本語の旅行会社のサイトに飛んでしまったのですが、、、、



現地のガイドや、送迎やウォーミングアップなどのレースの支援などもあるようなのですが、それにしても結構お高いんですね。


直接申し込んだら?と、大会自体のサイトを見てみた。

おしゃれ

えっと、フランス語だと、inscriptions かなぁ。


あった


Les inscriptions sont closes, rendez-vous déormais en 2017 !

登録は3月からのようです。


忘れないようにメモっておきましょう。

あと、このマラソンは給水がワインであるなどのほかに、テーマに沿った仮装をして走るのも特徴。

2017年のテーマは

"La Musique en 33 tours !"
とあります。

「33回転の音楽」なんのこっちゃ?ですね。坂本九とかかなぁ。。。。

いい扮装を思いついたら出てみようっと。

でも、一人で行って、一人で扮装して走るってちょっと寂しそう。
(東京マラソンでは応援するする詐欺(←結局来ない)の先輩方も、さすがに来るとは言わないでしょうし)



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電光石火? やっぱりさんまは目黒に限るし、お燗は電子レン、、、、

2017-02-10 12:18:47 | 酒の道具など
                           
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鈴木さんではないです。



これ


秘蔵の大阪浪華錫器(「錫器」は「すずき」と読む。たぶん)


錫タンポでつけたお燗は柔らかいねぇ」とか「『伊勢藤』の白鷹の燗付けは最高!」とか偉そうに言っている割に、最近の自宅でのお燗は大体電子レンジでチン!です(ごめんなさい)。


ちなみに、上の写真は昔の記事の転用です。最近はそういうことで、あまり出番がない。





その中でも輪をかけて叱られそうなのは、「お猪口一杯だけ飲みたい」という場合(「なら飲むな」ですけど)。





そう、お猪口を直接電子レンジに入れるという飛び道具。


そんな飛び道具にさらに輪をかけた荒技が、、、、


こちら



「なんちゃって萩焼」のお猪口の中に、、、、、見えますかね、金箔入りのお酒です。



上から



昔々、電子レンジの出初めの頃、アルミホイルとか金属製のものをチン!すると、「バチバチバチ」と放電して火花が散ったのを覚えています。

また、蒔絵みたいな器を入れ、一瞬にして金の部分をくすませてしまい、叱られた記憶も。



でも、もう大人なので、叱る人も(あまり)いないので、電子レンジで温めてみました。。。。。。





すると、、、、、、、、、、、、、、、、






どうでしょう!!!!!!!!!!!









何も起こりませんでした。


お酒が電子を吸収したのでしょうか? お酒ってすごい!
、、、、、、というか、だから温まるんですけど。。




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木鐸か、それとも、、、、日経新聞社説「日本のビールも世界で勝負を」を読んでみた。

2017-02-09 12:03:14 | 酒の本棚(書評?)
                           
                           【公式HPはこちら↑】





受験シーズンですね。



新年は「東京大神宮はこちら」という立札(プラカード)で賑わって?いた飯田橋駅でも最近は「⇒法政大学試験会場」とか「東京理科大は西口です」といった界隈の大学の道案内が出ています。



そんな大学入試、昔は国語の試験問題に「練られた文章」として新聞のコラム(「天声人語」など)や「社説」などが題材になっていましたね。



で、、、、、、、、



こちら



数日前の日経新聞朝刊「社説」です。


日本のビールも世界で勝負を


いや、業界的にはストレートな話題です。


特にビール会社さんなどでは、偉い人が「おい、あの記事、読んだかね」とか言ってそうです。


ただ、読み進めると、、、これが試験問題で「要約しなさい」と言われてもちょっと困る感じですね。


これでも国語は得意科目だったので(だから入試科目に国語がある大学を選んだ)、分析的に読んでみましょう。


冒頭部分は、全体の要約となっている場合が多いんです。

①酒税法が改正され、ビール系飲料にかかる酒税が段階的に統一される見通しになった。ビールは減税、発泡酒などは増税となる。
まず事実を述べています。

②国内の税制に合わせ低価格品の開発に注力してきたビール各社はこれを機に、世界市場をみすえ質の高いビールに力を入れてほしい
これは主張です。冒頭のブロックですし、この文の「世界市場をみすえ質の高いビールに力を入れて」が一番言いたいこと、と判断されます。タイトル「日本のビールも世界で勝負を」とも整合していますね。




ここからはこの論旨を細かく説明するブロックとなります。

③ビールの税率は長く高止まりしていたため、各社は味はビール風だが税率の低い商品を開発してきた。海外ではほとんど売れず、価格競争による国内シェア争いは経営の体力を奪った。ビール系飲料全体の市場規模も1994年のピーク時より3割減っている。
⇒一応、事実関係(経緯を)整理しています。ただ、「ビール風を造っているから世界では売れない」「価格競争で体力が」という認識は、筆者の思い込みの側面があります。

④いびつだった税制が変わるのを機に、新ブランドを立ち上げては廃止するやり方を改め、長く愛され、国際競争力につながる商品開発やマーケティングに目を向けたい。
⇒上記と同様の趣旨となっています。これだけ読むと日本ではみんな発泡酒や新ジャンルを飲んでいる、と思ってしまいますね。

⑤国内でしっかり収益源に育てられれば海外展開の道も開ける。
⇒ここは③・④のまとめ的な部分として捉えられますが、やはり、「質」の問題で国内がダメで、それなので海外でもダメ、的な発想に貫かれています。






ここからは発展・転回部。世界に目を転じて論じます。

⑥世界のビール業界では近年、買収によりトップ企業グループへのシェア集中が進んでいる。日本メーカーが規模の競争でこれから太刀打ちするのは簡単ではない。
⇒再度事実関係(今後は世界)で、InBevなどの話ですが、ここでは「質」ではなく企業戦略の話になっています。

⑦ただし韓国、台湾などのアジア向けを中心に、日本のビール輸出は毎年2割以上のペースで伸びている。訪日観光でファンになった人などが日常的に購入するようになってきたという。
米国では業界再編による味の画一化の影響もあり、クラフトビールと呼ばれる個性派ビールのシェアが10%を超えた。
⇒上記⑥が「厳しい世界の事実」であるのに対し、ここは「期待を持てる世界の事実」です。

⑧米欧でも日本のビールの勝機は十分ある。
⇒⑦から⑧で若干論理が飛躍しています。「韓国などで日本の大メーカーのビールが伸びている」という論旨であれば、ビール文化が日本より浅く商品も充実していないアジアと、本場である欧米では違いますし、「米国ではクラフトビールが伸びている」という論旨であれば、日本の大メーカーがクラフトビールとして受け入れられるとは思えないし。ちょっと飲み屋の議論的になってきましたよ。

⑨各社が近年、相次ぎ買収した海外の酒メーカーの持つ生産設備や販路も、うまく活用したい。
⇒これは⑧の補足となる部分で、ここまでの流れとはちょっとずれていますが、書いてあることは確かにそうです。飲み屋に冷静な傍観者、です。

⑩ビール減税は大手以外の企業にも追い風になる。日本でのクラフトビールの市場シェアはまだ1%程度だが、減税になれば値下げできる。
⇒この文で再度国内、しかもクラフトビール(メーカー)の話になっています。「減税になれば値下げ」は確かですが、大メーカーのビールも値下げになるし、税額は同じなので、値下げ率は大メーカーの方が大きいし。。。

⑪複雑だった税制が簡素化されれば海外メーカーの目がこれまで以上に日本市場に向く。国内市場の競争環境も変わるわけだ。
⇒これは裏を返せば「海外メーカーが日本に来なかったのは税制が複雑だったから」となります。本当ですか?

⑫規模は大きいが内向きだったビール業界が、いかに国際プレーヤーに脱皮するか。他の内需型産業に手本を示してほしい。
最後の文章なので通常は結論となりますが、かなりぼやけた言い方ですね。冒頭のように「質の高いビールで切り込め」というのか、単に外需も頑張って、というのか、わかりません。
「日本独自の世界展開」をうたっているように見えますが、「M&Aでの国際化」という世界的な潮流を考えると、そうでもないでしょうし。


と考えてみると、この文章、「ビール」と「ビールメーカー」「味で世界に勝負」「企業生き残りをかけての国際展開」などが混然一体となっていることがわかりにくさの原因のようです。


試験には出して欲しくないなぁ。







まあ、人のことは言えませんが、今日のこの雑文(ブログ)を要約すると、こうなるでしょうか。










日経、よく読む


お後がよろしいようで。。。。。


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神社なのにドットコム?新川大神宮のホームページ大作戦がスタート?

2017-02-08 12:02:02 | 新川大神宮と新川
                           
                           【公式HPはこちら↑】





酒問屋の神様、新川大神宮。



※写真は以前のこの記事からの引用(こんなことを書いていたんですね。忘れてた)。




酒問屋のみならず、商売の末永い継続・承継(酒問屋は「細く」長く、ですけど)や、ソムリエや利き酒師の認定試験に霊験あらたかという有り難いご利益もあり、昨年は酒場探訪系の2大巨頭の吉田類さんや太田和彦さんも相次いで訪れるなど、ブレイクの兆し?、です。



そんな新川大神宮ですが、先般、筆頭宮総代さんから、今年中にホームページを立ち上げる、というお話をお聞きしました。

今年中と言っても、秋には大祭があるのでその時までには、でしょうし、人間、年齢の2乗に反比例して気が短くなるという法則もありますので、夏には出来ているんだろうなぁ、

と担当者と目されるKさんのご苦労を思いやりつつ、ふと思ったのが、ドメイン名、どうなるんだろう?





そこで、ちょっとリサーチしてみました。

新川大神宮の祭祀を司られている富岡八幡はこうでした。

tomiokahachimangu.or.jp

なるほど、名前はそのままですし、神社なので「or.jp」なんですね。


また、「大神宮」とつくところで見ると、白鷹の樽の消費東京一!の東京大神宮では

tokyodaijingu.or.jp

これもそのまま。


ただ、同じ大神宮でも芝の大神宮はこうでした。

shibadaijingu.com

なんと「.com」。ドットコムですよ。外資系になっちゃったんでしょうか?


そんなことあるんだなぁ、と見ていたら、他にもありました。

茨城一の宮大神宮は

daijingu.jp

「.jp」ですし、名前も「大神宮」です。


伊勢原の大神宮もダイレクトに

daijingu.net

「.jp」はすでに使われているからでしょうか、「.net」になっています。




何だか良く分からなくなりましたが、まあ、新川大神宮はオーソドックスに、

shinkawadaijingu.or.jp

となるのが順当でしょう。


これに1,000円賭けます!

次に賭けるとしたら完成時期ですが、、、、、、本命7月、対抗馬8月、穴馬5月といったところでしょうか。。。。




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モバイル茶室を抜けると、軽子坂MNビルのエレベーターホールだった。

2017-02-07 12:05:55 | 神楽坂とインテリジェントロビーの徒然
                           
                           【公式HPはこちら↑】





昨日は近代美術館工芸館で「吉州窯・玳皮盞」なるものを拝見、というお話でしたが、「近代工芸と茶の湯Ⅱ」という企画だけあって、「茶室」も展示されていました。


茶室と言っても、館内で茶室のように設えたブースではなく、移動用の茶室(イマ風に言えばモバイル茶室)です。


こちら


内田繁《受庵 想庵 行庵》1993年
HPの説明によれば、

持ち運ぶことを前提として作られた“可動性”をもつ茶室が工芸館にやってきます。
インテリアデザイナー・内田繁(1943-2016)氏が制作し、ミラノ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、オーストリアなど海外にも巡回した組み立て式の茶室です。壁ではなく、竹材など光を通す素材に囲まれ、茶の湯の空間に対する作者の意識が感じられます。


だそうです。

HPより

《受庵 想庵 行庵》というように、3つあって(会場にもあった)、冒頭の写真はそのうちの一つ。確か「受庵」だったと思います。

それぞれの茶室の中には、お茶の道具もセットされており、にじり口からのぞいて見ることもできます。
(膝がつけるように、ちゃんとマットも敷いてある)

のぞいてみた

正面には掛物としてタペストリーが掛けられているのですが、、、、、、、、、


何か知っている雰囲気ですよ。



ウチの居間に掛かっているタペストリー?、それとも露天商の敷物?、、、、、、、 いや違います。



思い出しました。




これです
(走って写真撮ってきた)

揚場町の再開発でできた軽子坂MNビルのエレベーターホールにあるタペストリー。

「朝倉美津子」さんという作家さんのものです。

竣工以来掛けられていて、特に気にもしていなかったのですが、実は先年、ご本人が訪ねていらしてお話をさせて頂く機会がありました。

その際、他の作品の写真なども見せて頂き、なんとなく雰囲気を覚えていた。

実際、展示案内を見ると

朝倉美津子(1950-) 廻向 2005
ASAKURA, Mitsuko Continuous Evolution


と、確かに彼女の作品でした。


モバイル茶室を抜けると、軽子坂MNビルのエレベーターホール。ドラえもんの四次元ポケットです。



いやぁ、昨日も書きましたが、無料で入館させて頂いて色々結構なものを見せて頂けるとは。

感謝、感謝です。


ところで、軽子坂MNビルのタペストリーの作品名、なんでしたっけ?

さっき写真を撮りに行った時に見るのを忘れてました。
確かギャラクシーみたいな名前だった気がしますが、、、、、ダメですね、思い出せません。

またあとで見にいきましょう。



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欲しいなぁ。生き物のような「吉州窯 玳皮盞」。一楽二萩三唐津の中で、珍しいモノを見せて頂きました

2017-02-06 12:02:38 | 酒の道具など
                           
                           【公式HPはこちら↑】






月曜はなかなか乗りませんね。
なので、若干後ろ向きですが、昨日に引き続き週末ジョギングのお話。



昨日話題にした鍋割坂を越え、千鳥ヶ淵から代官町を経て北の丸公園に入るところにあるのが


こちら


旧近衛師団司令部庁舎です。現在は近代美術館の工芸館になっています。


こんな企画展

普段はそのまま北の丸公園に入っていくのですが、こんな看板につられて、、、

本日無料!

ジョギングの恰好で気が引けたのですが、「タダだから来た人」的な雰囲気を醸し出して入ってみました。

テーマは「近代工芸と茶の湯Ⅱ」

工芸館の近・現代工芸のコレクションから茶の湯に関係するものが展示されています。

近現代と言っても、いかにも近現代なデザイン・意匠のものもあれば、いわゆる伝統工芸造っている人が今の人というものまで、色々あります。

その中で「見どころ」的に打ち出しているのが

こちら

茶碗と水指、そして赤漆の茶器です。

茶碗は志野の伝統的なものですし、十字をかたどった金彩の水指はまさにモダンとも言えるし、キリシタンの頃に秀吉が作らせたと言われてもそうかなぁ、とも思わせるものです。


酒器もありました。



備前の徳利に、ぐい呑み、そして志野のぐい呑みです。
備前の徳利とぐい呑みは揃いではなく、違う作家さんのもののようです。


見ていて感じたのは、展示されている茶碗、伝統窯では志野や萩、丹波、備前、美濃などが多いということ。
(あ、偉そうに言っていますが、萩だと思ったら志野だったり、など、素人の節穴です。ごめんなさい)


「茶碗は一楽二萩三唐津」というのを聞いたことがありますが、その通りではないけど、「これが」という雰囲気というか暗黙の価値観があるのですね。
(ちなみに初夢は「一富士二鷹三茄子」ですね。関係ないけど)



その中で、気に入ったというか、気になったのが

こちら

見た瞬間、他のモノとは違う、「ひっかかり」を感じました。
陶器なのでしょうが、何か弾力があるというか、生き物のような雰囲気

説明を見ると、「吉州窯(13c) 玳皮盞」とあります。

「13C」は13世紀のことですね。
あとは何と読むかもわからないので、ラベルのローマ字を追ってみると、「きっしゅうよう たいひさん」

読み方がわかっても意味が分からないので帰ってから調べてみました。

吉州窯というのは中国江西省にあった窯
玳瑁(タイマイ)の甲(=鼈甲)のような発色があり、玳皮盞と呼ぶらしい。

「玳玻天目」という名称で、何カ所かの博物館・美術館に珍品として所蔵されているようです。
(展示されていたのは「個人蔵」とあった)

なるほど、それで生き物のような雰囲気を感じたんですね。

何故13世紀のモノがここに?とも思ったのですが、手前に見える茶杓は水牛の角で出来ているので、そこからの連想なのでしょうか。

いやぁ、気になるなぁ。これの盃とかあったら欲しいなぁ。

パチモノ天国とも噂される中国のインターネットモール「AliExpress(アリエクスプレス)」にレプリカとかないのでしょうか。



それにしても良いものを見せて頂きました(しかもタダ!)。


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二合半で坂道がきついなら、五合徳利で飲んだら霊岸橋は渡れません!?

2017-02-05 13:20:57 | 附属酒類経済研究所
                           
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昨日はレッスンで絞られた(というほどでもありませんが)せいか、今朝は体が重かった。


無理はしない、ということで、ジョギングもご近所で済ませることにして、白銀町から赤城神社、矢来町、納戸町と近場でうろうろ、だったのですが、、市谷左内町の坂を下っている辺りで調子が出てきたので、外濠を越えて番町から千鳥ヶ淵の方まで足を延ばしました。

こういうお散歩ジョギングの時は、知らない(というより通ったことのない)道を通ることにしているのですが、九段から英国大使館に下る内堀通りから千鳥ヶ淵の以前フェアモントホテルのあった辺りに出る脇道も初めて通る道。

お濠端の千鳥ヶ淵に向かって土手を超える感じの坂になっていて、上っていくと濠の向こう側に北の丸公園の土手が見えてきます。

こんな感じ

立っていた千代田区の道標によれば、「鍋割坂」というようです。

なんでも、鍋を伏せたような台地につくられた切り通しだから、ということですが、「鍋割坂」って他でも聞いたことがあるような
(後で調べたら、隼町のところにもありました)。

坂の多い東京ですが、坂の名前にも慣用句というのでしょうか、同じ名前の坂って結構あります。

ウチの脇にある「御殿坂」も、小石川植物園の脇の坂も同じ「御殿坂」ですし、御殿坂の先にある「芥坂」やちょっと先に並行しているの「相生坂」なども他の場所にも存在します。
(その点、「神楽坂」や「軽子坂」は一つだけかも)

そんなことを考えながら走っていて、「お酒関係の名前の坂って」とふと思いました。

色々記憶を辿ったり、「ひょうたん坂はあるけどとっくり坂ってあったっけ」とか「杯坂っていうのは早口言葉みたいだし」など考えましたがなかなか浮かびませんが、、、、、、


あ、思い出しました。


どこかで、「二合半坂」ってありましたよ。

これはお酒由来に違いない!と思って、走って帰って(元々走ってましたけど)調べたら、、、、、ありました!

こちら

なんと、ご近所もご近所、富士見の九段高校(今は九段中等?)の脇の坂じゃあないです。道理で見た記憶があるはずです。

これ、千代田区の観光ホームページで、説明もついていましす!

九段中学校前から「大神宮通り」に向かって下る坂です。『江戸砂子』に「日光山半見ゆる故ともいふとあり、富士山は一合より十合まで数ふる例に因り、日光山を五合に見つもりていへるにや」とあります。つまり五合の半分であれば二合半というわけでしょう。なお、二合半は一升の半分の半分すなわち四半分で、この分量は「こなから」といわれるところから、「こなからざか」とも呼ばれてきました

山の高さの一合、二合に由来して、さらにそこからの連想(こなから)、もあったという訳ですね。

なるほど、ですが、お酒にはちょっと遠回りで寂しいなぁ、と思いつつ、他のHPなどを見ていると、「千代田区が設置した標識」に書いている説明を紹介したものがありました。

二合半坂
 この坂は 二合半坂 と呼ばれています。名前の由来は諸説あります。
(略:上記の説明の内容)
 この他に,あまりに急な坂であるため一合の酒を飲んでも二合半飲んだ時のように酔ってしまうという説もあります。
          千代田区  昭和五十年三月


「あまりに急な坂であるため一合の酒を飲んでも二合半飲んだ時のように酔ってしまう」

こじつけのようにも見えますが、これですよ、これ。

もっと急な坂だと、三合坂とか五合坂とかになるのでしょうか。

#そう言えば、この前問屋仲間の先輩が「五合徳利」で飲んだそうで、徳利の写真を見せてくれました。確かに大きかったですが、飲みすぎ注意!です。新川から茅場町へ渡る霊岸橋の緩斜面が崖みたいに渡れなくなっちゃいますよ。



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直前に慌てて、というのはいかがとは思いますが、早すぎるのもどうかと。トレンドをつかんだお中元戦略を練りたいですね。

2017-02-04 12:08:25 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり
                           
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昨日は節分、外に出された鬼さんには厳しい夜でしたね。

そんな鬼さん、来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、その意味では今年、ではあります、、、、、、、



こちら


キリンのお中元~2017 キリン夏のギフトカタログ


会社に来ていた、キリンビールさんからの販促資料です。


読んで字のごとく、今度の夏のお中元の商材。

クラフトビール「グランドキリン」や9工場の「一番搾り」など、自分では買わないけど貰ったうれしい、的な商品が並んでいます。


まだ節分というのに、中元です。
(例年より早くなっている気もする)

確かに、ウチでもデパートさんとは中元の商談はすでに終わっていますし、業界的には早すぎるということがないのですが、、、、、

でも、早すぎませんか?




トランプさんだけではありません。

これから日本はどうなるのか、今度の夏は暑いのか、寒いのか、その頃何がトレンドになっているのか、今からわかるものではありません。

前倒しで計画的に、というのは仕事の一つのセオリーですが、早すぎる分、想像の幅も狭まってしまい、「今売れているモノ」とか「この前の夏に売れたモノ」とか「今手持ちのモノ」とかになってしまいます。


例えばファッションの世界では、「流行を創る」トップブランドと、ZARAやH&Mのように、「流行を感じて取り込む」ファストファッションがありますね。

前者ならそれなりのパワーをかけて創る必要がありますし、後者なら流行の只中で判断し創っていく必要があります(ZARAなどは数週間で商品化されるらしい)。

ビールのように日々消費する嗜好品の場合は、どちらかというと後者に近いのではないでしょうか。


まあ、メーカーさんの場合は、製造計画等もあるのである程度早め早めの対応が必要でしょうが、デパートさんの売場などはでもう少しタイムリーな企画立案が多くても良いと思います。


大手の商社さんとは違う味を出す意味でも、今年、ウチはそれを狙ってみましょう。

S課長、よろしく!



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カロン・セギュールだけじゃない!ジョニー・デップの好きなワインはペトリュス、シュヴァル・ブラン、コス・デストゥルネル、、、

2017-02-03 12:06:21 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                           
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今日は節分。
夕方からは、お酒の関係者30人が新川締めをしながら恵方巻をまるかじりする年越しの会が催されます(ウソです)。



そんな節分の今朝、、テレビの情報番組(昔はワイドショーって言ってましたよね)で、ジョニーデップが破産か?という話題をやっていました。

ネットでもロイターなどでも出ていました。



マネジメント会社との裁判の中で、彼の浪費ぶりが明らかになった、というのを延々と綴っています。

曰く、

・南仏の古城やバハマ諸島のプライベートアイランドなど、世界中に14の邸を所有し、改装代などに7500万ドル(約85億円)
・従業員たちの給料や邸の維持費として、月30万ドル(約3400万円)かかっていたという。
・自身の警備費用に月15万ドル(約1700万円)
・豪華ヨットの購入や改装代に1800万ドル(約2000万円)
・所有する高級車の数は少なくとも45台にのぼり、その維持費などで何百万ドル


となっていますが、もちろん気になったのはお酒関連

・世界中から高級ワインを取り寄せ、その額は月3万ドル(約340万円)

月に340万円ということは、1日10万円くらい。

凄いとも言えるし、ワインだったらこれくらいもあり、とも言えるのですが、それだけでは終わらせないのが追及する升本総本店。

それでは、ジョニーデップのお好きな銘柄は何なのでしょう?

調べてみると、Madame Figaro(雑誌の「フィガロ」ですね、たぶん)でのインタビューでこう語ったそうです。

Château Calon-Ségur, a Saint-Estèphe third-growth, was his top tipple.

なるほど、ハートのマークの「カロン・セギュール」(サンテステフ、ボルドー3級)がお好きなんですね。




(ただ、カロン・セギュールは高級ではありますが、価格的には自分でも買ったことがあるくらいのもので、これでは1日十万円は行かない)



と、ここまではネットでも数本の記事として出ていましたが、ウチの追及はまだ続きます。

こんなことも、どこかで語ったようです。

‘I like Pétrus [and] Château Cheval-Blanc,’ he said. He also name checked Domaine de la Romanée-Conti as one of his favourite Burgundy estates.


ふーむポムロールの超高級「ペトリュス」、サンテミリオンの最高格付けの「シュヴァル・ブラン」。そしてあの「ロマネコンティ」

この辺りは確かに高価です(ちなみにウチが一度傾いた酒商を再興させたのは弘化4年)。


他にも、彼の代表作の一つ「チャーリーとチョコレート工場」の作者であるロアルド・ダールの未亡人の思い出がありました。

‘I was astonished to find he had two bottles of Cos d’Estournel sitting on his desk – a 1989 and a 1990.’

スーパーセカンドの「シャトー・コス・デストゥルネル」

「ロマネ・コンティ」以外はボルドーですね。


そう言えば、ロアルド・ダールと言えば短編集「someone like you(あなたに似た人)」

この短編集で最も有名なのは、ワインの銘柄当てをする短編。
ワインの名前は覚えていませんが、舞台はロンドンで、ワインはクラレット(ボルドー)だった記憶が。

なるほど、ダールの影響、なのかもしれませんね。



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桃栗三年、柿八年。景気は飲酒を促進するのか? 桃山学院大学の紀要がスゴイ!

2017-02-02 15:17:44 | 附属酒類経済研究所
                           
                           【公式HPはこちら↑】






桃川


ではなくて、桃山です。

ちょっと調べ物をしていて、こんな論文?を目にしました。





吉田 恵子(2013):景気は飲酒を促進するか?─都道府県別アルコール消費量を被説明変数とした実証分析─、桃山学院大学総合研究所紀要 39(1), 1-9.


面白いタイトル(というかテーマ)ですね。早速読んでみました。


こ、、、これは。。。。。。。


一言で言うと、タイトルにもありますが、都道府県別のアルコールの消費量と県民所得や失業率とを統計的に分析して関係を見出すというもの。

数式もたくさん出ていますが、既存の数式を切り貼りしているようです。また、分析もパッケージを利用していると思われます。
(それにしては使っているソフトウェアの記載がないですね。実はパッケージによって結果が微妙に違うので、再現性の意味で書く場合もある。)

全体として大学生のレポートのようなイメージです。

最初に出てくる図もちょっとスゴイ。



何かのスペクトル解析かと思ったのですが、北海道から鹿児島まで横に並べた、一人当たりのアルコール消費量(何枚もあるのは、年次別)。

折れ線にしているところが、高校生的ですし、その解釈がすごい

都道府県ごとに飲酒量のパターンが存在することがわかる。

「都道府県毎の多い/少ないという特徴は、年に係わらず同じ」ということなのでしょうが、わざわざ言うことでしょうか?

さらに、このグラフから、「また、都市を経るごとに全体的に消費量が減少しているように見える」とあります。

この9枚をじっと見比べてそんな傾向を見出すより、都道府県ごと、年次別の折れ線グラフにすればよいのに。

推定やその結果の解釈も、例えば説明変数として突然「失業率」と「県民所得」の二つのみで議論を始めたり、両者の関係等も整理していないし、思い付き、的ですね。

例えば、都道府県別の分析を考える際、農林漁業や建設業、製造業への特化度が高い地域ほど失業率は低いことが知られていますし、同じく、人口構成(若年割合や、高齢化率など)も失業率に影響を及ぼすことが理屈の上でも整理可能でしょう。

これらと県民所得とも中間項を経ての相関関係はあるでしょうし、これでアルコール消費との(因果)関係を議論するのには無理がある。

また、年々右肩下がりの状況で、2001~2009までの時系列において、年次をダミー変数でおいているのも、ちょっと不思議。

加えて、年次ダミーの2008年、2009年の解釈で、飲酒運転の罰則強化を示唆していますが、むしろ業界的にはリーマンショックの影響という印象ですし、本当に罰則強化なら、「その年にどんな強化があったのか」や、地域別に「車への依存率」等を分析するのが大学生の宿題、というものです。



と、ここまでは「言葉足らず」とか「今後の課題として」とエクスキューズは可能かもしれませんが、、、、、、


最も冴えないのは、根幹となっている都道府県別のアルコール消費量のデータが国税庁の販売ベースでの数字であること。

前も話題にしましたが、このデータだと、神奈川千葉埼玉のサラリーマンが東京の飲み屋さんで飲んだアルコールも東京にカウントされてしまいます。


つまり、通勤圏が一つの県を超えるような地域では、中心では過大評価、縁辺部では過小評価になってしまいます。


三大都市圏や福岡佐賀などでは影響があるはずですから、47都道府県のパネルのうち、少なからぬ都府県でバイアスのあるデータとなってしまいます。

少し考えれば通勤圏ではデータをまとめたり、あるいはそもそも消費側の統計を使うとか、対応方法はあるはず。

これでは、結果云々と言っても何を見ているのかわかりませんね。



恐らくこの著者の方、経済とかの専門家ではなく、語学とか日本史の専門家とか、酒造り等の専門家なのでしょうか。

大学の紀要なので、査読はないのでしょうが、編集委員さんなども目を通していないようですね。

それでも、この論文?を出している「桃山学院大学総合研究所」では、自らこう謳っています。

本研究所における出版事業は、本学における研究成果の主な発表の場であり、また、学問的社会評価を問う場でもあります。

問われちゃいましたので、お答えしましょう。

学問的社会評価、今イチと言っても異議なし!、です。


論文?中には「今後の課題」として「2000年以前のデータを加えたダイナミックパネル分析と、飲酒による死亡率を被説明変数とした分析を挙げる」となっていますが、一度立ち止まられた方が良いのでは?

おこがましいようですが、当社研究所にてご協力、致しましょうか?



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SDD。「酒飲んで ドライブは ダメ」ではなくて、「ストップ・ドランク・ドライビング(飲酒運転はダメ)」です。

2017-02-01 12:11:20 | 附属酒類経済研究所
                           
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飲んだら乗るな系、アゲインです。




日経新聞に入っていた折り込みチラシ





飲酒運転ゼロへ。

SDD
、、、、「酒飲んで ドライブは ダメ」ではなくて、ストック・ドランク・ドライビング、、、、

DAIGOさんのDAI語?ではなくて、本当に「Stop Drunk Driving」の頭文字、です。


初めて聞く言葉ですが、日経新聞が出しているチラシ(販売店だより)でもあり、思わずネットで調べてみました。

「SDD」ですぐにホームページが出てきました。
FM大阪が発足させたプロジェクトらしく、なかなか充実した内容。

色々な有名人からメッセージも寄せられています。
多くは、「飲酒運転をやめよう」的なベタなもの。


チャゲ
asuka


森高千里さん


もう一つのパターンは、間接的に「危ないよ」「やめようよと言っているモノ。


大谷投手


スポーツ選手などの場合、自分の専門分野?で攻めるケースも。


松本薫さん


おやおや、こんな人もいました。。。。。





これも間接話法ですが、、、、

西内まりやさん


その中で、エグザイル系のこの方たちは目立ってました。




飲んでも暴れず冷静に


おっしゃる通りなのですが、、、、、、、、、これ、飲酒運転撲滅の話なんですけど




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