今日の夕飯・・・
kekeには、中華麺とラーメンのたれを買ってきて、(いつも夜中に起きてきて食べているから)「何か食べるなら自分でラーメン作って食べて」と言うと、冷蔵庫にある野菜炒めを指差して「これ乗せればいいの?」だって。
私はこうして作り置きしたものをちょっとちょっと並べます。そして梅酒の炭酸割り。
樹木希林さんの本を読んでいました。樹木さんは「愚痴なんて言わない。みんな面白がっちゃうの。」と言います。(「樹木希林120の遺言」より)
「あの、おこがましいんですけども、ものには表と裏があって、どんなに不幸なものに出会っても、どこかに灯りが見えるものだというふうに思っているの。もちろん、幸せがずっと続くものでもないから、何か自分で行き詰った時に、そこの行き詰った場所だけ見ないで、ちょっと後ろ側から見てみるという、そのゆとりさえあれば、そんなに人生捨てたもんじゃないなというふうに今頃になって思ってますので。」(原文のまま)
若い頃「当たり前にできていたこと」ができなくなる。それも嘆くのではなく、面白がってしまうのだそうだ。
「私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね。(中略)一回ある意味の底辺を見たというのかな。そういう人は痛みを知っているんですね。だから、いろんな話ができると同時にそこから変化できるんです。」(原文のまま)
そう言えば今、ある人の退職手続きの書類を作っているのだけど・・・・いろいろな思いがよぎり、胸がキュンと・・・・
・・・・キュンとなるわけないじゃん。
これでオサラバかと思うと、喜び勇んでくる。しかも自分がやめようと思ったのに、敵が自ら表舞台から去ってくれるというのだから、ありがたい。
もっともこの後はどう運命が回るか分からない。生き残ったはずの私がおぼれるかもしれないし、転げ落ちたはずのアヤツが笑っているかもしれない。
またそれも運命のイタヅラってヤツで、「あぁそれも人生かな」と樹木さんのように面白がっていけたらいい。
・・・というわけで、また樹木さんの本の続きを読みます。。(^_^;)