きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「自分を好きになりたい。-自己肯定感を上げるためにやってみたことー」/わたなべぽんさん

2019-07-06 | 読んだ本

朝からネットニュースを見ていたら、かの国にある慰安婦像につばをかけた日本人4人・・実はK国人だった、というニュース。

このニュースを読んで心から犯人が日本人ではなくて良かったと思う。
もう一つ思ったことは、あのK国だったら国家ぐるみで隠蔽して日本人のせいにするかと思いきや、まだ警察には正義が残っているということも分かった。

しかし、「日本人のフリをしてホニャララ~」とは迷惑である。彼らには「自分は誇りあるK国人である」というプライドはないのだろうか。私がアメリカ人のフリをしてホニャララとか、中国人のフリをしてホニャララするとか考えられない。日本人だからである。

ここで今日読んだ本は、わたなべぽんさんの「自分を好きになりたい。-自己肯定感を上げるためにやってみたことー」という本である。本と言えどもコミックエッセーなので「漫画」である。

昔から「自分が好きになれない」「何をやっても自分はダメだ」と思ってしまう・・・だからいつも自分の心を押し殺してしまったり、人付き合いにどこかトゲをもってしまう「ぽん」さんが、それを少しづつ克服するドキュメンタリーである。・・が絵柄が優しい絵なので(お人柄なのでしょう)、難しい話は抜きで共感できる本となっている。
なんでも主人公ぽんさんのお母さんがとても厳しい人で、いつもぽんさんにイライラして、ある日は服を脱がせて外に放り出すということもするようなお母様だったそうである。それが影響してぽんさんは「私は何てダメな人間なのだろう」と言う思考回路になってしまったのではないか?という。

この本では専門家の助けを借りることは無い。ぽんさん自身がそれに気がついて、幼い頃に「本当はこうしてほしかった」というのを今、振り返って再現するのである。例えば、叔母さんがプレゼントにくれた金の腕時計(その場でお母さんが叔母さんに返してしまって手にすることができなかったもの)を、大人になった自分が購入して、幼い頃の自分に「これをしようね」と言ってはめてみたり、いつも宿題でいつも忘れて出来なかった給食を食べましたのマークをもう一度、幼い頃の自分と一緒につけてみたり、当時できなかった逆上がりを練習して2ヵ月後に克服するのである。(逆上がりは理解あるご主人も参加)
そして幼い頃の自分の悲しみを、今になった自分が隣で救うことで、だんだんコンプレックスを克服していく・・・そういう話である。

これを読んでつくづく「自分もそうだったなぁ」と思った。
私も母親が厳しくていつも怒ってばかりだった。それから幼稚園でさんざいじめられたのも大きな要素だと思う。

いつも「自分はダメ人間」だと思ったし、幼い頃は自分のことが全て嫌いで、名前さえ嫌いだった。自分が映る写真はどれも不恰好で、本当に消えてしまえばいいと思っていた。学校なんてちっとも好きでなかった。

だから息子のすることも、何を見ても自信が持てなくて、ダメな息子だと思っていた。自分の子供だからとても可愛かったし世界一幸せになってほしいと願っていたけれど、することに自信をつけてあげられなかった。

でも今は、息子が自身の力でまっとうに生きている。
私のように、本やネットでいろんな情報を探したのかもしれない。友達がいたのかもしれない。何があったのかは良く分からないが、今では世に送り出せるいい青年になってくれた。

結局、大学も出なかったし、大きな企業で働いているわけでもない、正社員ですらない。
でももう私が居なくても、どうにか生きていってくれるのではなかろうか。

そう思えるようになったのは、「自己肯定」というものなのだろう。
ただそこにあなたがいてくれればいい、というそういうものなのだろう。

自分はここに、ちゃんと生きていていい、ということなのだろう。

そして何だかんだ言っても、自分を嫌いでありながらもどこかノーテンキで否定しきれなかったのは、いっぱい振り返ると祖母がとても可愛がってくれたからではなかろうか。。。

そう思うと、祖父母の存在って大切だなと思う。(^_^;)