きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

正直というもの

2019-07-21 | 巷の話題

アバラ骨が痛くて今日も家でまったりと過ごす。外に出たのは投票だけ。。。(でも動かないせいか昨日よりは痛みもやわらいだような・・)

最近はまっていると言っていた数独だが、昨日からもうあまりにやり過ぎて気持悪くなってくる。それだったら掃除でもすればいいのに、アバラ骨が~などと言い、腰かけているのである。

珍しくTVをつけると、宮迫さんと亮さんの特集をしていた。(アッコにおまかせ)
私も昨日はヒマだったので動画まで(全部ではないが)結構長い間見てしまった。その時はまだ時系列がぐじゃぐじゃしていたが、アッコにおまかせを見たところで、いいまとめとなり、大体のことが分かってきた。

何故日本中でこのニュースがこんなに注目されたのか。
ひとつは最近まったくお笑いを見ていない私ですらよく知っているトップクラスの芸人さんが、仕掛け(台本)なしで生放送で記者会見に臨んだこと。そこで涙を流しながら正直に告白をして自分の言葉で謝罪していること。
それから、その中の謝罪会見で思いのほか暴露(?)に近い内容があったこと。

会社の方も記者会見に臨むつもりで準備をしていたが「Q&A」なる準備(こう質問したらこう答えなさい)が用意されていて、そのお二方は(そうじゃない!自分の言葉で全てを正直に話したい!)という気持で会社用の会見を拒み、クビ覚悟でネット配線の謝罪会見にしたこと。(その心意気が目新しい!)
その会社やマスコミ対する不信感が、現代に生きる私達に何とも共感を与えてくれたこと。

そして後半に記者から「(暴露のような内容もありましたが)会社に対してどのような気持ですか?」と言う質問があり、2人とも「もちろん、何十年もお世話になって感謝の気持しかありません。」「悪く言うことつもりは1ミリもありません」みたいな素直な感謝の気持があったこと。。。(それでも本当のことを話したかったという矛盾も気持ちとして大方の人は受け入れたのではなかろうか。)

これを受け、ダウンタウンの松ちゃんも働きかけ、明日だかには会社のトップの人も会見を予定しているらしい。ここまで暴露(?)され、本来なら許せないところもあるだろう、会社の社長さんが果たしてどういう言葉を語るのか、またまた注目である。

私は今日はヒマだったので、アッコにおまかせで復習してからさらに、この会見を多くの人がどう思っているかの感想もチェックしてみた。賛否両論あるが、大方だいたいの人はこの2人の会見でいずれ許してあげたいという気持になったようである。

宮迫さんという人は、どちらかと言うと頭がキレているようで、言葉も選びながら真剣に頭を下げている・・・という印象で、亮さんの方はただひたすら謝りたい、そしてどうして会社とこんな形になってしまったのか分からないまま不信感が募ってしまった(でも会社は好き)・・・という感じだった。そして亮さんの方はあまりに素直な性格すぎて案外爆弾発言をしていた。

でも大方の人は亮さんのその正直な姿に心を救われ、私もまたそうだった。
この会見、宮迫さんの方が説明も上手くひきつけるものがあるのだが、亮さんが隣で一生懸命不器用に語っている姿に、あぁこの人はいい人なのだなぁとそれだけは分かった。

それを見て、正直さというのは人の心を動かすのだなぁと改めて思う。
これを「誠意」と呼ぶのではなかろうか。


私はこの会見を見ながら、アッコにおまかせを見ながら、涙で会見している二人の姿を見ながら、あの男のことを思い出していた。
あの1週間の間に、彼が彼自身の言葉で充分な時間を掛けて謝っていたら、または私の心情を心配してくれるような言葉が口からあったら、私はもしかしたら2人でまだここで働く道を模索していた可能性もある。
彼がそれが無かったからと言って、イコール非情と決め付けることはできない。彼は彼の考えで、その問題の解決にはあまり触れない方がいいと判断したのかもしれない。

でもこの会見を見て、やはり正直に語ることは大切だ。
正直さは人の心を打つ。両手を広げて、身をさらし、「これが事実です」と語ることは信頼しあえることの大きな条件になるのだ。

彼は傷つけたくないがために隠していたかもしれないけれど、もっと早い段階で好きな人ができたことをちゃんと説明して(その時点では喧々囂々になろうとも)、もっと時間を掛けて(年月ではなく話す時間をかけて)、解決する気合があったら、こうはならなかったかもしれない。不器用でもやらかしたとしても、何時間もかけたり、何度でも謝られたら、人の心もやがて変わるだろうから。。。もちろん私にも反省点は多々ある・・・。

要はまだ私達は完璧な人間ではないし、長く折り合っていくには、その時その時にメンテナンスが必要だった。それをしていく気持があることで、その関係は成り立つのだった。



正直に生きていくことは、時に大きく傷つくこともある。
昨日会見したお二方も、本当だったら会社にゴマをすりながら、なあなあに過ごした方が結果的には傷は少なかったかもしれない。

それでも、正直に打ち明け、自分の言葉で充分な時間を作って語ってくれたことは共感を得るのではなかろうか。
そういう所で、感じるものがあるから。

私はやっぱりこれからも正直に生きていこうと・・・・思ったが・・・いや、そうとばかりは言えまいとも思った。