コメントでリクエストをいただいたのでまとめてみます。
本のタイトルは「歴史を知らない政治家が国を亡ぼす」/渡部昇一さん著
前回読んだ「裸の総理たち32人の正体」は鳩山政権になる前で終わっている。「自民党があまりにだらしないから政権が移ってしまった、まぁ仕方ない」という感じの渡部さん。。。そして本書は鳩山さんのあとの菅政権の頃に書かれたようだ。
まず始まりがこうである。
「まさに国賊的」というタイトルで「ついにやってくれた。」という書き出し。「これは戦後の日本政治最大の痛恨事、拭えようのない汚点となって今後の日本を縛り、苦しめることになるかもしれない。」とある。
(それは一体何なのだろう?!)日本を将来苦しめる汚点とは・・・?
それが菅さん(旧民主党のカンさんです)の「首相談話」だというのである。
どうしてこんな時期に談話を出したのか、しかも内容が最悪!!と怒り心頭。「韓国の人々が意に反した植民地政策に・・(中略)改めて痛切な反省と心からのおわび・・(以下略)」
渡部さんは「ちょっと前に嫌な予感はしてた」と言う。当時の官房長官の仙石さんが「昭和40年の日韓基本条約の時の韓国の政権はまともではないから、あれは有効ではない」と記者会見で言っていたという。その時嫌~な予感はしていたが、本当にこんなデタラメな談話になったとは・・・!
そして渡部さんは説明する。
昭和40年の日韓基本条約の時の大統領は朴正熙だ。(朴槿恵さんの父)この人は日本人のつくった小学校に入り、日本人教師の勧めで授業料のいらない師範学校に進み、さらに日本陸軍士官学校に編入、日本近代史を熟知し日韓併合に至った歴史(無理やりではなく日本が中国やロシアから韓国を守ろうとして、イギリスやフランスや他の国々からも、しょうがないよねと了解を取っている)も知っていた。日本が韓国を植民地ではなく、学校や道路を作って同じように近代化の手助けをしたことも知っていた。
だからこの時は佐藤栄作首相は謝罪なんぞしていない。する必要もない。
それなのに、この後に日本の政治家が(歴史の勉強もせず)ペコペコ謝っていたので、あたかも日本が悪いことをしたかのようになってしまった。そのでっちあげの集大成がこの談話だ!!(と怒っているのであった。。)
そして「国益の概念がない民主党の体質」とあげ、(例をあげると)民主党政権になってすぐ、日本はインド洋上で行っていた海上自衛隊による給油活動を停止した、と言う。(その代わりに5000億円出すことにしたのだそうだ。)
このことで元外務省幹部が「大きく国益を損なった」と嘆いていた、と言う。
海上自衛隊のインド洋における給油活動を日本が引き受けたことで、それまで国際社会から感謝され、高く評価されていたそうである。支援のためだからイージス艦が動き回っても感謝されても文句が出ることが無い。堂々と動きまわる権利を国際社会から認められていたのである。(しかもイージス艦の訓練にもなった)
それを民主党政権になった途端にこの重大な権利を放棄したというのだ。しかも5000億も払って。。。給油活動ならその1/10で済んだのに。。。(と渡部さんは怒る。)
その他にも、「対馬が乗っ取られている」「日本の土地を買い占める中国人」など、叫び続ける。今でこそだんだんそのような情報を読むようになったが、当時からそうだったとは。。。(-_-;)
この後もズタボロの内容が続く・・・もうまとめるのも疲れる。。。。私のような一般ピーポロがこうして図書館の本を読んで学んでいることを、専門家の政治家は何をしているのだろう。ペコペコ謝ってはお金を取られ更に悪い評判を世界中に流されているなんて。。。
それとも歴史を知りつつ(この本に書いてあるように)ある政治家さん達は日本を分解させようとあえて、国益を損なう方向に舵を取っているのだろうか。(そこまではまだ思いたくない)
これらを読んで、「大切なのは本当の歴史を知ることだ!」と私は思う。だが教科書からして、近隣諸国の了解を取らないとならないから本当の誇り高き日本の歴史は学べないんだよね。(-_-;)
そう言えば、OMさんのお友達で大阪在住のお友達がいて、「政治の話をよくしてくるのよ、その人がsakeさんと同じようなことを言っているのよ。」と言う。「きっと2人があったら政治の話で盛り上がると思うわ。」と前に言っていた。
昨日久しぶりにOMさんに会ったので「あれから大阪のお友達と話す機会がありましたか?」と尋ねると、「それがね」と言い、OMさんの職場に新しく入ってきた男性がいて、「その人が大阪の友達と言ってることがまったく一緒なのよ。ビックリしたわ。」と言う。
「同じ本でも読んでいるかのようにまったく同じなのよ。」と驚いているので「同じ本ではなくて、それが真実だからみんなが同じ内容になるんです。」それでいろいろ↑のようなことを話してみたけど、OMさんはあまり聞いていない様子。
「同じような話」じゃないんだってば。。。orz