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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

どんな言葉も

2011-04-17 | 巷の話題
昨日コタツを片付けようとしたら、kekeがヒーターの所が埃だらけだと言って拭いてくれた。

今日の昼間はあんかけ焼きそばを作っていると、kekeがやって来るので、「こうやって作るんだよ」と言って、野菜を炒めて、鶏がらスープの素、ごま油、砂糖、しょうゆ、オイスターソースをチャチャチャと手際よく入れて、しょうがのチューブなんかも入れてみせた。
(何気に少し母親っぽく見せたりして。^^;)

「そう言えば、バイトはどうなってるのかい?」と尋ねたら、また居なくなってしまった。
「これから水溶き片栗粉だよ~」と言うけど、来ない。

それでも二人でTVを見ながらあんかけ焼きそばを食べる。

その後TVをだらだら見ていたら足もとが寒くなって、暖まろうと布団に入ってTVを見ているうちに昼寝。

久しぶりだ、こんな休日は。^^;
最近夢中で運転したり、資格勉強してみたり、とにかく何かせずには居られなかった自分だったけど。


6~9ヶ月で収束と言われる原発も、専門家の話では「最悪の事態」を回避したとは、まだ言えないらしい。
その時は、東京なんてどうにもならなくなってしまうのだろう。
合わせるとチェルノブイリの3倍だかの内容物があるらしいから。

「これだけは最初にどうにかなってほしかったなぁ。もし最初に押さえていたら、いろんな事への気持が全然変わっていたと思う。」と言うと、kekeは「うまく行ってたら日本の株が上がってたと思う。M9の地震でも損害がなかったと(世界から)見直された。」

「無人ロボットみたいなのも外国からだものね、そんな技術、普通にあるのかと思ってたのに。」
「日本は理系にお金を掛けてないよ。」
「そうかなぁ。」
「理系の地位も高くないと思う。」
「そうかもしれないね。」

その会話が正しいかどうかは分からないが。。。。


レベル7と言われて、20年後、30年後どうなっているのだろう。
私はどうしても悪い方悪い方に考えてしまうので、keke達若者や子供達が自分より先に何か起こってしまったら、なんて事まで考えてしまうのだ。
でも、どうにもならない。
その時はその運命を受け入れるしかないのだろうと思う。

その時になってしまったら誰に何ができるの?
みんなでガンバロウと言う気持に歯向かおうと思ってはいないけど。


夕方は、kekeに豚汁を作ってもらうことにした。

面倒がるkekeに「自立して家を出るんだったら、それぐらい作れなきゃ困るだろ」と私は言い、大根とニンジンとゴボウを冷蔵庫から出して、この前みたいに切るんだよ、と並べた。
自分は賞味期限切れの卵をゆでてカラをむいた。

kekeが切った野菜を鍋に入れて、豚肉は「(まな板を汚すのがイヤだから)ハサミでこんな風に切ってるよ」と言ってやってみせた。
豆腐はkekeがパックを開けようとすると、水が出てしまった。

大根もニンジンも太くて、豆腐も大きかった。
kekeは食べながら「鍋みたい、大きすぎた」と言うけど、「これはこれでダイナミックでいいよ」と私は言った。

「でも、いつもより豆腐の味がする。」
「いつもが小さすぎるかもね。」


これから、私達はどうなるか分からない。
学校から仕事から給料から、生きるって事も、全て。

でも、毎日何かに向って頑張ろうとしてケンカしているのも、穏やかに過すのも、残された時間は変わらないのでは?
そう思うと、もうどうなってもいいっか。

一緒にいられるなら。

取り越し苦労なら良いが・・・

2011-04-16 | 父の記録と母の思い出
最近、病院に行っても父はいつも寝ているばかりなので、今日は食事時に行ってみた。

しかし、今日も寝ているようだ。
シアワセばあさんが、いつものように、おかずをご飯の上に全部乗せて食べさせようとしたようだが、眠っているので諦めたようである。

たまに目が開くので「食べる?」と尋ねるとウンと言うので、口元に持って行って食べさせるが、噛む前に口に含んだまま眠ってしまう。
ノドに詰まると心配なので、食事は看護士さんに任せることにした。

しばらくそこに座りながら、周りの老人観察などをしていたが、今日も起きる気配は無い。
体力もだんだん少なくなり、眠る時間が長くなったのだろうか。。。

今日の午前中は、kekeと健康診断に行った。
私は毎年している検診だったが、kekeは初めてだ。
採血は初めてなので、緊張のあまりに吐き気を催していた。

言ってしまうと行かなくなると思い、採血も30秒ぐらい掛かるとは言えず、そのまま黙って連れて行った。
終わってから「注射のショックで力が入らなくなった」と言う。

kekeと帰りの車で「そう言えばレントゲンも何とかベクレルにプラス換算されるんだっけ。」と言うと、kekeは「水は大人は300ベクレルまで平気なんだ」と言うので、「それも、その前までは10ベクレルまでだったのが、急に300に(基準が)変わったって書いている人もいるんだよね。」と言う。

「みんな水道水とか魚も気にならないのかな」
「TVでは大丈夫ってやってるから。」
「ネットでは大丈夫でないって言う意見も結構あるのに。」
「普通の人はもっとライトにネットを使ってるんだよ。」
「ウソだかホントだか知らんが、最近急に鼻血を出す人が増えたらしい。」
「どこで?」
「東京とか神奈川とかいろいろだよ。放射能って説もある。」
「たまたまそう言うのを読んで「自分も自分も」みたいになっているのでは?」
「たしかにその可能性も大だね。」
「心配になるだけだから見なければいいのに。」

せっかくの休みも心配である。><

ただの取り越し苦労だと良いのだが。。。。

マグカップの茶しぶ

2011-04-15 | 息子keke
叔父さんの葬儀の日から、私とkekeは喧嘩をしていない。
私も極力、よけいな会話を控え、kekeは怒る事が無い。

昨日も「休学届はどうしたか?」と尋ねると、「まだ取ってきていない」と言うので、「どうしてしてないんだ?時間は山ほどあっただろう?」といつもと同じように言ったけれど、kekeはキレる事もなく、「明日行く」と言う。
「それからね、早くバイトも探さないと。ゴロゴロしてる場合じゃないんだよ。」とか「明日はいったい何と何をするのか、ここで言ってごらん」等と、意地悪くカマ掛けたりもしたけれど、kekeは分かってるよ、と普通に答えるので、それ以上何も言わなかった。

昨日は私が買い物に行っている間に豚汁でも作ってごらん、と言うと、一度は見ておかないと作り方が分からない、と言うので、こうするんだよ、とまな板を出して、大根やゴボウやネギをタタタタタと切って、鍋に入れた。

「水道水も何だかなぁ~」と言いながら、「これからどうなるんだろうなぁ」と言って、「なんか2号機の底がキズだか何だかあるんだっけ?」と言うと、kekeも同じぐらいのニュースを見ているようで「底の放射線が一番高いらしい」と言うので、「ヤバイよねぇ」と言いながら「牛乳も混ぜて検査の基準をクリアしてるとかって言うのもどうなのかなぁ。何だかなぁ。。」と言った。

私はkekeと会話が成立しているので、調子に乗って珍しく会社の話をした。

「うちの会社って変なんだよ。ほらマグカップあるでしょ。私って洗っても時々茶シブが残ってる事があるんだけどさぁ。」
「家でもそうだよね。」
「そうそう、それで文句言うくせに、放射能とかああ言うのは全然気にならないみたいだよ。それって変じゃない?」

「目に見えれば普通に気になるよ。」とkekeは言い、ほら、とガラスのコップのここ、茶色いでしょ、と言う。

「あら、よく見るとホント。」
「これ水垢なんだけど。(ーー;)」
「でも、こう言う天然成分は自然のものだから死にゃしないよ。セシウムとかプロト何とかに比べたら全然。」
「カビは危ないんじゃないの?(ーー;)」
「セシウムに比べたら半減期とか何とかって言うのも大したことはないと思う。まったく文句を言うぐらいなら、自分で洗えばいいのに。」

と、笑った。
(月曜日に会社に行くと、よくマグカップが漂白されてつかっているのだが。。)

kekeに休学するんだし、半年ぐらい大阪でアパートでも借りてバイトしながらひとり暮らしはどうかね?と冗談半分で言うと、「別にいいよ。」と言う。

「そんなにお母ちゃんと居たいのかい。(^^ゞ」
「そうじゃなくて、友達に恥ずかしいよ。」
「そうだね。」
「別に長生きする気もないし。」
「そうか。。」
「これから電気料金上がるよ。」
「えぇ・・そうなの?節電もしてるのに?」

30年後、この国はどうなっているんだろう。
私らはもともとそれぐらいが寿命だからいいけど、子供達はどうなっているのだろう。

ネットに飛び交う意見も、超悲観的なものから楽観的なものまで幅広いから、どれを信じていいのか分からない。
前例がないのだから、誰も分からないのだ。

こうなると分かる。
なるようにしか、ならんってこと。。。

NEW STYLE

2011-04-14 | 母子家庭だから思うこと
縁起でもないが以前、父が「葬式には自分の歌っている歌をバックに流してほしい」と言っていたことがあって、「そんなアホな」と話半分に聞いていたが。。。

叔父の葬儀がまさしくそれでビックリ。


お経もない無宗教のスタイル。
(焼香はある)
ごく身内と親しかった人のみ参列。

流れてくる曲は父がよく歌ってる歌も幾つもあり、力の入れ具合とか、やっぱり似ている。
もっと私も一緒について行けば良かったかなぁ。
でも、一人ぼっちではなかったんだから。

ふと思ったけれど、後に残された人間に後悔させないように、人生は精一杯楽しまなきゃダメね。
好きな人には生きているうちに愛さなきゃダメね。
本当に気を遣わなければならないのは、一人ぼっちの人。

自分はろくに人付き合いをしていないので、葬式になっても誰も来なくてみっともないだろうなぁと思っていたが、この形式にすればいいのだ。^^;
結婚式みたいに、ごくごく親しい人を最初から自分でピックアップしておいて、「この金額以内でやりくりしてもらうように」と費用も決めておく。
そして、生前(今のうち)から職場や友人には、こう言う風にするから気にしないでよ、とその手の話題になった時に伝えておこうと思う。
(なんせ、こう言う性格なので、職場も友人も理解してくれると思う。)

だいたい、自分が日々暮らすのに精一杯で、香典払うのに貯金を崩したり、結婚式を欠席しているのに、誰が自分の葬式に人を呼びたいと思うだろうか。

時代の流れでボーナスも昇給もゼロなのに(その上インターネットだの携帯だのお金の掛かる要素は増え続けているのに)結婚式や葬式を昔と同じようにやる事自体がおかしいんだよ。
これからはこの形式が主流になるに間違いない。

墓もどうするか考えないと。
そして元気なうちに意思表示をしていこうと思う。

まぁ頑張るつもり

2011-04-12 | 息子keke
最近のCMを見るたびに、何だか何か胸につかえたような、そうなってはいけないような、不思議な気持に囚われていたが、ここを読んで分かった。

読んだリンク先 : http://anond.hatelabo.jp/20110407001402

コメントにもあるように、いろんな人のいろんな考え方があるとは思うけど、少なくても私の胸のつかえは取れた。(それが良いのか悪い事なのかは分からないが)
物資や金はありがたいけど、応援歌を聞かされて「よし明日からガンバロウ!」なんてたぶん私も思えないだろう・・・と想像した。

でも、そうではなく、その気持ちで頑張れる人もいるかもしれない。

それは分からないけど私の性格だと、「私もこんな事やあんなんで、いろいろ大変だけど、まぁ頑張るつもりなんだよ。」と言うのがギリギリだと思う。でも、こんな事もあんなんも、日常生活を営む上での些細な出来事だったら、かえって情けないだろうなと思ったりする。でも、そこも踏まえていたい。。。


G子と久しぶりにメールがつながるようになって、kekeの事を伝えると「大学だけが全てじゃないよ」と言う。
でも、本当にそう思っていたら2年も浪人してまで娘を大学に入れないだろうし、何かちょっとそれは違うよなと思うけど、G子が悪い訳じゃなくて、それが限界なのだと思う。

最近、また余震が大きくなったのが来てたりして、大して何も起きてない私もいろいろ不安になるのだが、kekeは本当に何もかもがどうなってもいいようである。
地震より何よりそれで、心がプチン、プチンとプチプチ(梱包に使われるアレ)が潰れるような感覚なのだが、そんなの誰にも分かるまい。

なるべく早くに大学に手続の相談を行くように言ったつもりが、昨日一日それをやっていないだけで、私は怒った。
他にあんな事こんな事もやってたのかもしれないが、言わないから分からない。

後でよくよく見たら皿が全部洗ってあったりした。私のありがとうは忘れた頃になってしまった。

明日はkekeと二人で何時間も電車に乗る。
本当にどうやって過ごせばいいんだろう?

喧嘩しないためには、極力話をせずにいるのが一番なのか。。。帰りにブックオフに行って来よう。

一難去ってまた・・・

2011-04-11 | 日記
桜は咲いているけど、天気もイマイチパッとしてないし、こんなに春が来た感じの無い年も珍しい。

G子からメールが来て、仕事が決まったらしい。
それはうれしいニュース。
同時に叔父さんが亡くなった事も知った。
G子の事は安心したけど、父より元気だった叔父さんが急に亡くなった事はショックだし、kekeのこと。
本当に心は重い。

こう言う不安が全て解決する日が来るのだろうか。。。

でもね、何となくそんな気がしてたんだ。
ここんところ、平和過ぎてたじゃない。
料理作ったり、車をブンブン運転してたり、他に悩みどころがなかったじゃない。
そっちが、普通じゃなかったりしたのかもしれない。

一難去って又一難
それが普通なのよ。たぶん。。

今日はZENさんが「ミッキーマウスの魚を買ってくる」と言い(暇だったのだろうか?)午後になると、新しい魚と小さいエビを水槽に入れた。
ZENさんが言うとおり、赤い魚は尾っぽの模様がミッキーマウスに見えた。

ZENさんとしばらく水槽を見ていると、一匹のエンゼルフィッシュが、ミッキーマウスを追い掛け回していた。
新参者が気に入らないのだろうか。。。そう思うと、そいつは他のエンゼルも追いかけて追い払っているようだ。
エサが足りないのでは・・とまた入れてみたが、そのエンゼルだけはエサが無くなると他の魚を追っぱらおうとしている。

エンゼル達は最近メチャメチャ餌に食いつくようになり、水面であっという間にみんな食べてしまうので、ネオンテトラに餌が回っているのか心配になる。
それで新参者を追っ払っているとは、なんて性格が悪いんだろう。

ZENさんは「死刑にしてやる」と言うが、それはそれで可愛そうな気がする。所詮「魚」の脳みそに、相手を思いやる事ができるとは思えない。死刑にするのは可愛そうだが、この状況はどうにかしないと、他の魚がやがてストレスで弱ってしまいそうで心配である。

でも、魚もあまり心に入ってこない。
kekeと葬式までの3時間以上の道中を平和に過せるかどうかも心配だし、kekeがこの先バイトなり見つかるのか心配だし、もう何もかも、これから一体どうなっちゃうんだろう?と言う心境である。
原発も含めて。

か細いランプで手探りで

2011-04-09 | 息子keke
また土曜が来てしまった。

kekeに来週からどうするんだい?と尋ねると、またしょげてしまった。
答えを急がせるのはよろしくないかもしれないが、こちらにも事情がある。
そろそろ学費を納めなければならないのである。

言わないkekeの気持を少しづつ探っていくと、やはり休みたいと言うのが近いのかもしれない。
でも、それは戻るために前向きに休むのではなく、辞める決心をつける時間稼ぎのようにも思われた。

いずれにしても、しょげるのは良くない。
そんな気分では何も決断はできないと思い、休学するかい?と言ってみた。
言ってみたと言うか、もともとはkekeは休学を望んでいたのだが、私が渋っていたのだ。
休学だって金が掛かるし、また1年がカラのまま過ぎてしまうから。

ハローワークにもイマイチ行く気になれないのは、学校にも未練があるのだろうか。。。
「だったらどうして!」といつもなら言う所をこらえてみた。

そう言えば昨日社長が電話口で言っていた。
「女は黒と白しかねぇけどよ、男はグレーがあるのよ、それも濃いグレーも薄いグレーもあるのよ。」
誰に向って怒っていたのか、何の例えなんだかサッパリ分からんが、男って言うのは「行く」と「辞める」の間に濃いグレーや薄いグレーがあると言う事なのだろうか。・・そんな事を思い出してみた。


私は金の事はもういいから休学の手続きを進めるように言った。
それに、もし診断書等が必要だったら、揃えるのに数週間時間が掛かる。
そろそろ行動を起こさないと間に合わなくなってしまう。

今日こそ、部屋を片付けて、料理でも取り組もうかと思っていたが、泣けてくる。
小学生じゃあるまいし、どういうつまずき方をしているんだろう。
この先この調子で社会人になることができるのだろうか。

ついこの前までは、あともう少しで社会人に当たり前になるのだと思っていたのに、今となっては、それは叶わぬうんと先の、あるか無いか分からないトンネルの出口のように思われる。
それにこうなってみると知り合いにも言いにくい。

親でさえ掴みきれない本人の気持を、経験の無い人に説明するのが難しいし、どうーせ、「育て方が悪かったから」「自分の子はそうならないように」と思われるのが関の山で、それが言葉のちょっとした切れ端でこちらに伝わってくるからである。

そんな息子でも私に取っては何より大切な息子なのである。
それでも息子がバカにされるのは許せないのである。
(それに気付いてない人が案外多い。)

だからマヌケなので、他人には訊かれたら答えるだけにして、自分からはその後が面倒くさいから言わないように心がけようと思う。言ってもいいのだけど、返り討ちに遭ってまでする事じゃない。


これからは1人闇の中を手探りで進んで行こう。
keke曰く「自分の方がずっと不安で悩んでいる」と言うので、そう信じて、か細いランプ1つ灯して進むしかない。

自分だけがこうなのか、誰もがこうなのか、人生が普通に流れる事が無い。
いつもどこかにぶつかり、つまづき、泣くばかりである。

それでもまだ今は仕事もあり、働ける体もある。
神様が私にはそちらを守ってくれたのだろうか。

やがては働けなくなり仕事もできなくなる日が、いつかは来るだろう。
その時は、逆にkekeはちゃんと働いてしっかり生きて行ってくれているだろうか。

きっとそうに違いない。
それを信じよう。

マトリックスには間に合わず

2011-04-08 | 息子keke
社長が被災者の方を対象に求人を出そうと言うのでハローワークに相談に行った。
青天の霹靂って奴だ。

こちら側の希望を伝え、書類を作っていただき手続が一通り終えたところで、私は「全然話が変わってしまうんですが」とkekeの話をしてみた。
学校を辞めるだの休むだの言っているので、こちらに来て相談に乗ってもらったらどうだ?と言ってみたのだけど、来てるのかどうかもよく分からない状態なんです、とボヤいた。

受付の人は親身に聞いてくれて、どんな勉強をしているのか?将来どんな仕事につきたいのか?と言うので、今は特に何をして良いやらも決まってないようです、勉強は今している理系の勉強が苦手でこれ以上したくないようです、と答えると、そのような仕事は学校の勉強も大変ですが、会社に勤めてからも勉強は更に難しくなってもっと大変みたいですよ、と言う。

「それでは息子の【こう言う方向に進む気がないから、もう勉強もしたくない】と言うのは間違いとは言えないんですね。」
「息子さんには向いてないのなら、この先も続けて行く事は無理かもしれませんね。」
「せめて卒業だけでも・・と思ったんですが。」
「それは意味があると思いますよ。やはり高卒と大卒では就職の条件も広がりますから。」

ハローワークの人は「マトリックス」と言うのがあるのでパソコンで検索してみて下さい、と言う。
それは何百種類の職業の統計を取って、質問に答えて行くと自分がどの職業に適正があるかが分かるんです、と言う。

そちらのハローワークの方は「実は自分は事務には不向きだったんです。本当は運転手が向いているみたいなんですよ。^^;」と言う。
言われてみると、たしかに気さくに話ができる運転手さんって感じはすごくお似合いだ。

「質問事項も多いですが、なかなかよくできているHPですよ。参考になります。ぜひどうぞ。」と言うので、楽しみに家に帰った。
そして、一生懸命検索を掛けるが、なかなかヒットしない。

それでもマトリックス、職業適性、などと入れて検索してみると、やがてみつかった。

やっとみつけたHP:→ http://cmx.vrsys.net/TOP/CMXfinished.html


事業仕分けの結果、HPは閉鎖されている事が分かった。

事業仕分け・・・・・・・(ーー;)
幾らお金が掛るか知らないが、できているHPぐらいそのまま存続させると言う機転は無いのかね。。。。

上をクリックすると昔の面影が何となく見えるが、見れば見るほど残念でたまらない。。。

しかも、1週間前までここのHPは生きていたようである。
全く、このタイミングの悪さは何だろう。。。。


復活を希望したい。
(噂によるとこの5億円掛けて作ったらしい)

kekeが好き

2011-04-07 | 息子keke
部屋に一日中こもっているkekeが気になって、「今日は天気もいいらしいし桜がきれいだよ。公園まで行ってみてはどうだろう?」と言ってから、「しまった!!」と思った。

「桜がよく咲いてきれいらしいよ。」だけにしておけば良かった。
「公園まで行ってみてははどうだろう」は一言余計だった。

私はkekeに「だんだん自分の人生は好きにしていいんだと思えてきたよ。これはここだけの話だけどkekeが生きるのがどうしても辛くて死にたいと思ってそうしてしまっても(それはとても悲しいけれど)誰にも止める権利は無いような気がしてきた。」と言うと、kekeは喜んで「そう言われたから、これから好きなことを好きなだけしてからそうしよう。」と言うので、「マジかよ。やっぱり止めなさい。」と言った。

kekeは「世の中は金が全てなんだ」とまた言うので、「私も基本的にはそう言う考えなんだけど・・う~ん100%そうとは言えないんじゃないかなぁ・・・例えば家族のキズナとか。」と自信なさげに言うと、kekeは「いや世の中は金だ」と言うので、私は「そうかなぁ・・」と言い、「例えば、金がたくさんもらえたら、kekeは学校に行くかい?」と言うと、「1億なら行く」と言うので、「1億は用意できないけどなぁ・・・そうかなぁ」と自信なさげに答えた。そして「でも私も世の中みんな金、って言う考え方には基本的には賛成なんだよ。」と言った。

この会話が正しいのかどうかは全く分からなかった。

それからこれも正しいのかどうか分からなかったが、早めに言っておこうと思って言ってみた。
「これからはkekeもバイトなり探すだろうから、小遣いは一切ナシにしようと思うんだよ。できれば食費ぐらいは入れてほしいんだ。」と言うとkekeは「携帯代もか?」と言うので、「だって、家にいるだけなら携帯は必要ないだろう?」と言うと、kekeは納得してくれた。
「でも、勉強でバイトも何もできないなら、今まで通りでもいいんだけど。」と言った。

最後の一言はやっぱり余計だったかもしれない。

「kekeの小遣いだったお金でこれから(私は)服も買ったり、美容院にも行こうと思う。白髪染めもバカにならないんだよ。それもこれからはちょこちょこ行けるよ。」と言うと、kekeは「そんなものに使うの?無駄だなぁ(笑)自分で染めればいいのに。」と言いながらも、嫌そうではなかった。


仕事を終えて家に帰ると、kekeは寝ていた。
部屋着ではないから、どこかに行ってきたんだろう。

「どこか行ったの?」と言うと、kekeは一瞬起きて指を差そうとしたけど、また寝てしまった。
昨日の夜は眠れなかったらしい。(どうしてだかは知らない)
「部屋で寝た方がいいんじゃないの?」と言うと、素直に部屋に行って寝てしまった。

「どこ行ったの?」はまたまた一言余計だったかもしれない。
子供を信じると言うのは、どうしてこんなにも大変なことなんだろう。

でも、もう学校なんてどうでもいいのかもしれない。
それより、kekeが自分のしたいように伸び伸び生きて行く事の方が大切なのかもしれない。

どうしてそんな風に思えるようになったんだろう?

今日は0点

2011-04-06 | 息子keke
大学生は「不登校」とは言わない。
「欠席」と言うらしい。
でも私は根底に流れているものは同じだろうと思って、親はどうすれば良いのかネットで検索して調べてみた。

会話の主導権を子供に渡すと良いそうなのである。

我が家の場合は
母「      」
子「      」
母「      」
子「      」

と、必ず私が先に主導権を握って会話をしているが、それを逆にした方が良いらしい。

子「      」
母「そうだよね。」←そうだよね、とか相槌にとどめるようにする。
子「       」
母「そうだよね。」

さっそく今日はそうしてみようと思ったが、あまりに難しすぎる。
そして胸に手を当てて、はるかかなたの昔まで遡ってみると、kekeが小さい声で「こうしてみたい」と言ってきたのは、今まで片手で数えるほどではなかっただろうか。
当人、(面倒くさがりな一面があるせいでもあるのだが、)あまりに何も言わないので、自分の欲望を振り回す気はないのだが、痺れを切らして「それならこうじゃないか」「ああしてみたらどうだろう」と常に常に私が言ってしまう事になるのである。

それから「議論・命令・干渉・説教」をしない、と書いてある。
今の状態で↑これは針のムシロに座らされているように辛い事であるが、議論命令・・・を今まで山ほどやって、それが何ものも生み出さなかった事もその通りなので、やってみようと思う。

参照HP:http://www.osaka-c.ed.jp/matsubara/soudan/tayori4.html

ちなみに今日のkekeとの会話は0点だった。
そもそも、私から話しかけなければ話が無いし、話すとしたら、その事しかありゃしない。
よくHPを読むと、「沈黙を怖れず口を開くまで黙って待て」と書いてある。本当に針のムシロだが、やってみる事にする。

しかし、自分が0点だと分かっただけでも良しとしよう。
そう言えば、教習所に行きたいと行った時、早速車を出してパンフレットをもらいに行ってしまったが、よく考えれば場所だけ教えて本人にやらせるべきだったかもしれない。
あれからkekeは車の教習も関心が無くなってしまった。

本当にお節介満載だ。
0点どころか、これではマイナス50点だ。

私だって、誰かに車の練習をしろと言われて、今日はここを走れ、明日はここを走れと言われていたら、とっくのとうに車が嫌いになっただろう。
自分で地図を開いて、計画したから楽しかったんだもんな。