かつて将来の首相候補に目されていた中川昭一元財務相が亡くなりました。第一報を目にした時は、自殺した父の中川一郎氏のことが頭をよぎりましたが、今回はそういうことではないようです。ご冥福をお祈りしたいと思います。
しかし、首相候補にも擬せられた中川氏ですが、度重なる酒での失態など精神的にはもろさがあったようです。今回も落選後眠れないことから睡眠薬を飲んでいたようです。盟友で実際に首相を務めた安倍晋三が首相を辞任する際も一国の総理を任せておけないほどげっそりやつれて憔悴していました。故人には気の毒ですが、国の将来を預かる国会議員の資質として、今後は強い精神力も問われるのではないでしょうか。
米国大統領は核のボタンを預かることから、強靭な精神力が必要とされ、長丁場の大統領選挙では、自信のなさそうな視線や感情に左右されての涙などは、致命傷になります。ですから、どんな状況においても一時の感情に左右されない強靭な精神力を持った人が生き残ります(そうでないこともあるでしょうが…)。スピーチライターやスタイリストなど各種の専門家からなるチームを組みますから、メンタル・トレーニングもしているでしょうし、心理カウンセラーなども付いているのだと思います。
政治家ではありませんが、国を代表するほどのスポーツ選手ともなれば、首相並みのプレシャーを受けることもあります。前にも書きましたが、メンタル・トレーニングよりも精神論が幅を利かせていた日本では、黒岩彰、長崎宏子、田村亮子など、数多くの有力選手が敗れ去っていきました。そのせいで、最近はメンタル・トレーニングもだいぶ一般的になっているようです。
専門家によるトレーニングもいいですが、誰でもそんなトレーニングは受けられませんし、日頃から自分で精神面でのトレーニングが出来たらいいですよね。もちろん、専門家がやるようなやり方を本などで勉強してやるやり方もありますが、私たち(少年野球)はとりあえずオリンピックに出るわけではないので、もっと簡単なやり方がいいと思います…。誰でも出来ることとしては、「ちょっと苦手なこと」を思いきってやってみると、気持ちにちょっとした負荷がかかって、気持ちを鍛えることになると思います。
苦手なことは人によって違うと思うけど、ちょっと「ヤダなあ~」と思うこと、なかなか踏ん切りがつかないこと、そんなことを思いきってやってみると、意外と大丈夫じゃないかと思えるようになります。たとえば、大きな声を出すのが苦手なんていう控え目な部員もいますが、思い切って大きな声を出すと気持ちがいいよ!
今日のジョグ
小雨まじりでしたが、この後もずっと雨の予報なので走りに出ました。
5km 24分11秒