八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

男を下げ続ける星野仙一…「燃える男」は完全鎮火。

2008年08月27日 21時57分45秒 | プロ野球・高校野球
ネットで無責任かつ非論理的な意見とも言えないような暴言をまき散らすのは感心しませんが、星野仙一は、上司にしたい著名人でも毎年上位にランクされる影響力の大きい人ですから、冷静に批判をしてみたいと思います。
 
選手やコーチの選考、試合での采配、参加チーム全てに同じ条件である国際ルールやストライクゾーンを批判したことについては、既に書きました。しかし、帰国後も星野氏の発言は、男を下げるものばかりです。
 
まず、今回の敗戦について批判する声を批判しています。世の中ではこうした態度を逆ギレと言います。「日本は失敗をすぐに批判するが、それでは若い人が夢を持てなくなる」のだそうです。しかし、これは完全な論点のすり替えであり、詭弁以外の何物でもありません。
 
まず第一に、もっとも批判されているのは、星野氏自身であり、選手ではないということです。当然ながら、責任者に最も求められることは、「責任を取る」ことです。これはどういう理由があるにせよ、結果については潔く認め、原因を総括し、次に向けての対策をしっかり打ち出すことです。しかし、星野氏は口では私の責任ですと言いながら、二言目には言い訳や責任転嫁で、なぜ負けたのについての、反省はありません。私なら、こんな上司のもとでは働きたくはありません。
 
第二に、批判を批判することの愚かさです。批判のない世の中がどのようなものかは、歴史が証明していると思いますが、それほど大げさなことでなくても、ヤンキースやレッドソックスなど、メジャーの強豪チームは、厳しいマスコミやファンによって叩かれることで鍛えられます。星野氏は、マスコミを利用するのがうまく、選手・監督時代はアンチ巨人を全面に打ち出すことでアンチ巨人ファンの人気を得たことに加え、地元マスコミが好意的報道しかしない中日、阪神だったこともあり、批判に慣れていないのでしょう。
 
第三に、若い人たちが夢を持てなくなったとしたら、それは批判されているからではなくて、あまりにも不甲斐ない負け方をしたからでしょう。どんなに良い試合をしても、責任者は結果に対する責任があります。しかし、良い試合をしてくれれば、結果が同じでもこれほどまでの批判は出なかったでしょう。それが、覇気や執念は感じられない、策はない、采配は意味が分からない、おまけに結果がこうでは夢が持てるはずがありません。
 
星野氏はこうしたことに対して、責任者として真剣に反省する責任があります。反省がなければ、成長はありません。結果が出なかったということは、何か問題があったからです。それを国際ルールのせいにし、周囲の批判を批判しているようでは、何も変わりません。来年のWBC監督就任に前向きとの報道もありますが、ここまで言えば、これについてのコメントは必要ないでしょう。

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