鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

24. 「人が言葉に住まい、言葉が人に住まう」とは?

2018年11月21日 | 鬱を打破する聖書の論理

 
「(Ⅰ)「人がイエスの言葉の中に住まう状態を続けていると、(II)イエスの言葉が人の内にも現れ住まうようになっていく」~前回、この仕組みを示した。

そういう資質が人間には備えられていることを、哲学者ベルグソンは認識論的に明かしたのであった。
このあたりは、創造神が不思議なわざ(奇跡)としてなされるのではなく、自然になるべくしてなる事象だと明かしていることになるのだ。 
 

 
<二つの状態は併存しうる>

とはいえ上記(I)の状態と(II)の状態とは併存するものだろうか?
あるいは、前者の状態が、後者の状態に移行するのだろうか?
聖句ではどうなっているのだろうか?

今回はそれを考えよう。
結論から言うと、二つの状況は同時に成立する、というのが聖書の思想である。
それを示すイエスの言葉は、聖書に繰り返し、繰り返し出てくる。



<併存を示唆する聖句たち>

まず、併存状態がイエスと父なる創造神のあいだに成立していることを示す聖句から~。
 
 
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「それは、父(創造神)が私(御子イエス)におられ、わたしが父にいることを、あなた方が悟り、また知るためです」
(ヨハネによる福音書、11章38節)
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これもそうである~。

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わたしが父におり、父が私におられると私が言うのを信じなさい」
(ヨハネによる福音書、14章11節)
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次の聖句は、御子イエスと弟子たちとの間にも成立していることを示している~。

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「その日には、わたしが父におり、あなた方が私におり、わたしがあなたがたにおることが、あなたがたにわかります」
(ヨハネによる福音書、14章20節)
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そして次の聖句は、父なる創造神と御子イエスと、その言葉が内に住まうようになった人々との間にも成立することを示している~。

 
 
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「それは、父よ、あなたが私におられ、私があなたにいるように、・・・・・彼ら(弟子の伝道でイエスの言葉の内に住まうようになった人々)もまた私たちにおるようになるためです。・・・・私は彼らにおり・・・」
(ヨハネによる福音書、17章21-23節)
・・・・・・・・・・・・・・
 

 
 
<量子物理学の恩恵>

物質的な世界では、BがAのうちにあって、同時に、AがBのうちにある~というような事象は起きない。AはBより大きいままだからだ。
小さい方のBはAのうちには入れない。

これは量子力学の存在論によって初めて理解できることだ。それは存在の根源が振動(波動)であることを明かした。
すると、御子イエスも意識をもった波動体であり、その言葉もまた意識波動体となる。

われわれは、波動体は伸縮するとイメージできる。だから、BがAのうちにいて、かつ、Aを内に含むことも考えられる。両者が重なった状態にある、と言ってもいいかもしれない。

 
 
<物理学的理解は大切>

物理学的に理解できるというのは、五感経験ワールドに生きるわれわれには大切なことである。
物理学的に理解できないものを心に受け入れるのは困難が多いのだ。またこの状況は、聖書で言う「つまづく」ことの一因になる。

かといって「信仰が足りない!」とボクシ先生に叱られたりして、無理にのみこんだら、その言葉は「まじない」と同じになってしまう。

理解できるようにイメージできるというのは、大切なことなのだ。

量子物理学が、聖句解読に与えてくれる恩恵には決定的にして画期的なものであった。
これによって、「(Ⅰ)「人がイエスの言葉の中に住まう状態と、(II)イエスの言葉が人の内にも現れ住まう状態」とは同時成立、併存するとの理解もまたもたらされたのだ。

今回はここまでにしておこう。




 
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