2018年、明けました。
年末から新年にかけて、風邪をこじらせて、奈良(家内の実家)で寝ていました。
天理教の運営する「いこい病院」にいくと、インフルエンザではないと診断されました。
一安心しましたが、レントゲンでは肺に若干の炎症がみられた。
肺炎に進展してはまずいと、抗生物質を二種類処方されました。
やっと、熱が下がって、愛知の自宅に帰宅しています。
それで、間が空いてしまいましたが、天国の話を続けます。
前回、御国(天の創造神王国)に天使がつくられた話でしたね。
<天使の形態と性質>
天使の形態はどうイメージしたらいいでしょうか。
霊だから様々に変容できるはずです。
だが、通常もどるところの原型というものが考えられるでしょう。
それは我々人間のような姿とイメージするのが好都合です。
かつ、それが聖書の解読に障害になることはなさそうです。
で、そう想定しましょう。
~つまり、人間のような形のボディがあって、頭が一つあって、
手と足が二本ずつついている。
顔には目が二つ、中央には鼻がひとつあって、その下には口がある~等々とイメージするのです。
<背中に羽根はついていない>
ただし聖画などでは、天使はよく、この人間の形で背中に大きな羽根がついているように描いていますよね。
それは、人間と「同じように考えすぎて」のことでしょう。
つまり、天使は霊だけの存在なのですが、肉体をも持つとイメージしてしまうのです。
すると、空中を自由に移動するには、羽根がいることになるでしょう。
そこで人間に羽根を付けて描いているわけです。
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だけど、天使は、人間のような肉体を持たない霊だけの存在で、霊は物質のような重量を持たないので、羽根などなくても空中を移動できるのですね。
この機会に、天使は霊的な存在であることと、霊は重量を持たないことを
明確に認識しておきましょう。
<ドラマが始まる>
物語は動きます。
その天使の中に、とびきり見目麗しく、かつ、活知と知識に満ちたように創られた天使長がいました。
彼の職分は、配下の天使たちを指揮して、創造神の名を賛美することでした。
だが彼はあるとき、エホバ天使、つまり、創造神の暫定的な名を持つ神として振る舞っている
全権天使をうらやみました。
妬み心、羨望の意識をもったのです。
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余談です。
このねたみが心に湧き上がる、というのが被造物である人間や天使の特徴です。
つまり、天使や人間は自由意志をもつように創られていくのですが、そのなかに羨望する、「ねたむ」という心理も発露するようにできているのですね。
これは大きなテーマです。 別述します。
<自分も神のように・・・>
ともかく、この天使長は、自分もエホバ神のように賛美されたいと切望し、天の御国の一角で、配下の天使たちに自分を賛美させ始めました。
自分が神として賛美される「自分のワールド」を創造神の王国の中に造ったわけですね。
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すると、エホバ神を賛美する存在がいなくなってしまって、天国の秩序は乱れてしまいます。
そこで、エホバ神は、戦の天使軍団の長であるミカエルに命じて、反乱天使の一団を暗闇の空間に追い落としてしまいます。
この暗闇が、後に人間が造られる空間であるところの、宇宙です。
ああ、これででやっと<聖書の空間理念>の図の全体像が対応しましたね。
今回はここまでにしておきましょう。
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