物語は、前回の続きです。
反乱天使長とその配下の天使たちは、暗闇の牢獄(宇宙)に閉じ込められ、
変質を開始します。
そしてついには、悪魔(サタン)になるのです。
<いのちエネルギー>
そのプロセスは聖書の論理をつなぎ合わせると、こうなります~。
本来被造霊は、創造神から放射される「いのち」というエネルギーを
吸収充電して生きていく存在です。
吸収できるには、自己の意識波動を創造神にの波動に共鳴する状態に置くことが必要だ。
聖書ではそういう思想になっています。
人間も同じです。
いのちエネルギーを吸収すれば元気いっぱいの活霊になり、
吸収不全になれば、活力がなくなって死霊になっていきます。
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ところが反乱天使は、創造神の意識波動と真逆な、敵対心の意識波動を持ってしまいました。
こうなると、もう、充電不全どころに留まらず、マイナスのいのちエネルギーをもった被造霊となります。
こうして死霊どころでなく、それを通り過ぎた霊的存在、悪魔に変質するのです。
それに応じて、配下の天使たちも悪霊に変質します。
<「世」の君>
これが悪魔と悪霊で、彼らは暗闇(宇宙)のなかに出現するのです。
悪魔の配下天使への支配権は存続します。
暗闇はこの反乱天使たちを閉じ込めた牢獄です。
そこで、悪魔はいわば「牢名主」となります。
その後、創造神は、この宇宙の中に、人間を作ります。
だから後に人間が言う「この世」はこの宇宙の中の空間となります。
悪魔は、その世界での君主です。
そこで後にこの世に現れるイエスは、悪魔を「世の君」と言っています。
「君」とは君主のことです。
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以上が、聖書の「創世記」に記述されている事件の前段階の事態です。
この知識を背景にして、旧約聖書の物語は理解していく必要があるのです。
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