鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

『誰もが聖書を』2~事例を作ってしまおう~

2006年12月25日 | 著書について
                    

聖句主義を導入するに最も標準的な方法は、その方法論を述べることからはいる行き方でしょう。でも日本には聖句主義はまだ入っていませんので、聖句を自由に解読しているという事例がありません。事例がなければ、一般論として方法を理屈で述べても、見覚えのある事例を提示して説明することは出来ません。それではわかってもらえない。

 さてどうしようか、と思案した結果、方策は割合簡単に出ました。それは「ならば事例を直接造ってしまおう」というものです。余計な理屈をぐだぐだ言ってないで、実際の聖句を自由に解読してお見せしよう。年配の方ならご存じの広告キャッチフレーズ「男は黙って**ビール」でいこうと決めました。


                    


<聖書のはじめから>

 では、どのあたりの聖句を解読するか。こういう機会は少ないだろうから、将来のために福音の神髄を述べている「ヨハネ伝」の聖句解読をこの機に活字にしてしまおう、という案も浮かびました。だが、それではあんまり先に「進みすぎ」になります。いくら好きなように書いていいといっても、読んでみようと思う人が少なくなりすぎては、後に問題になるでしょう。売れ残りが多量に出ると、出版社に大損をかけることになるのです。

 やはり、聖書をあまり読んだことのない人でも、容易にフォローできる聖句であることが必要だ。だったら、聖書の冒頭からやるのはどうか。創世記の1章1節から解読してみる。これなら初心者でも、初めから解説しいるようなので、としばしつきあってみようかなと思ってくれる可能性が出る。こうして聖書の冒頭から、切りのいい6章あたりまでをめざして順に解読していくことにしました。

 旧訳は新約の影絵、というのが鹿嶋のこの書物に対する構造把握です。それからすると、本になるほど書くことあるかな、という感じもありました。しかし、やってみると、結構語ることが出てきました。

(続きます)

                    

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1 コメント

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裏話は興味津津ですね (sabia)
2006-12-25 23:37:40
「誰もが聖書を読むために」は、私にとっても特別な本です。これがなければ、聖書そのものに頼って聖書を理解する読み方など知らなかったことでしょう。聖書を読むためには、まず、聖書を読むための本を勉強するというのが当たり前で、そのあとは、古今東西ののどの「大家」の教えに従って学ぶかという段取りになったでしょう。さらに、この本を呼んだ時期と前後して、春平太先生の「聖書サロン」のメーリングリストに参加しました。しかし、皆さんの議論に全然ついていけませんでしたね。それはともかく、裏話がどう転換されていくのか楽しみです。
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