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皆様2008年の新年、おめでとうございます。
5ヶ月ぶりでしょうか「ヨハネ伝解読」にもどるのは。
「若き日に、汝の創り主を覚えよ。」(伝道者の書、12章1節)
今日も創り主とその愛を想いましょう。
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14章に入ります。
本日の聖句はこれです。
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=聖句=
「『憂えたり動転したりしてはなりません』イエスは言った。
『創造主を信じなさい。そして私を信じなさい。私の父の家には住まいがたくさん
あります。私はそこに諸君のための場所を用意しに行きます。
もしその場所がないならば、私はそういうことを言いません。』」
(14章1~2節)
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13章で、イエスは「自分が去っていく」と弟子たちに告げました。
いよいよ、十字架で殺される時がきたのです。
弟子たちは、驚き動揺します。
ペテロは、「いや、私も連れて行って下さい、先生と共に死ぬ覚悟が
出来ています」とすがります。
しかし、イエスはペテロのその願いも拒否しています。
これまで、イエスに頼り切って、その指導に従ってきた弟子たちです。
動揺なんてものでなく、動転するほかないでしょう。
だが、イエスはこう言います。「動転するな、創造主と私を信頼せよ」と。
これが14章冒頭の聖句「憂えたり動転したりしないように。創造主を信頼し、
私を信頼しなさい」です。(1節)
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<「父の家」とは?>
続いてイエスは、「私は諸君を見捨てるのではないよ」といいます。
「父の家には住まいがたくさんあるんだ。
私はそこに諸君らの居場所を準備しにいく。これは本当の
ことだ。私は本当のことでなかったら言わないのだ」と。(2節)
「父の家」とは何でしょうか。
父とは創造主ですから「創主の家」でありますが、これをすなわち天国のこと、
とする考えもあるようです。
だが天国というのは、正確にはキングダム・オブ・ヘブン(kingdom of heaven)でして、天の創主王国です。
そこは創造主が王として統治している巨大な空間です。
この地球上にも創主の家とされているところがあります。
それはいまのイスラエルにある地上のエルサレムです。
聖書の論理では地上のものは、天のものの模型です。
地上のエルサレムは天のエルサレムの模型です。
では、天のエルサレムはどうかというと、それは「黙示録」の21章に記されています。
それは四方を城壁に囲まれた立方体になっています。
そしてその一辺の長さは、日本列島の北海道から沖縄くらいあります。
創主の「家」というのは、これだと解するのが妥当と思われます。
我々の感覚からしますと、これだって、とてつもなく巨大な家です。
しかし、広大な天国からしたら、それは限られた一部の空間です。
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そうだとすると、天国に関する新しい空間イメージが浮上してきます。
天国には、「父の家」と「その外の空間」があるということになる。
聖書では、人は最終的には、最後の審判で天国か火の池(地獄)かのどちらかに
振り分けられるとされています。
それはそれでいいですが、その天国に入るのを許された人にとって天国は、
「父なる創主の家」と「その外側の広大な空間」とがあるところ、となります。
次回には、天国はどういうところか、どうなっているか、
を「マタイ伝」の聖句からさらに考えてみましょう。
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