Sightsong

自縄自縛日記

唄ウムイ 主ン妻節の30年

2007-02-01 08:18:28 | 沖縄
大城美佐子さんの新作『唄ウムイ』が出た。
美佐子先生の「てぃんさぐぬ花」や「移民小唄」は初めて聴いた。

「主ン妻節」(すんとぅじぶし)は、夫婦の痴話喧嘩。この曲は、数年前に、嘉手苅林昌の『ジルー』で、美佐子先生の声をはじめて耳にした曲である。それで凄いと思って、美佐子先生の作品をいろいろそろえることになってしまった。『ジルー』を確かめてみると1975年録音。30年以上の時間差があるわけだ。もちろん林昌は故人だから、今回は名護良一さんとの掛け合いになっている。

新作での「主ン妻節」には、30年以上前の、キーンと突き刺すような声はない。そのかわりに、もう美佐子先生にほかならない個性がアルバム全体に充満している。何度も聴きたいと思ってしまう。

ところで、その『ジルー』を聴いたあと、美佐子先生のお店「島思い」を初めて訪れたときのこと。美佐子先生は夜の12時になるやならずやの頃にあらわれ、刺身や汁を振舞ってくれた。唄い始めたのは深夜4時ころ。客は自分とあと1人の酔っ払いだけ。とても贅沢なことだった。

島思いのHP



歩車分離式信号(4)

2007-02-01 01:09:10 | 政治

市川市公表のハザードマップの件、市から回答を頂いた。
要約すると、

●アンケート実施やマップ公表を通じて市民の交通安全意識を高めることが狙い。

●ヒヤリ体験アンケートは、平成17年12月にペーパーによる方法と市ホームページを利用した方法により実施した。

  ・合計 630件の情報
  ・対象① 市民(市役所本庁、支所、出張所、公民館等で実施)
  ・対象② タクシー会社、バス会社、宅配会社、市川・行徳の両郵便局
  ・対象③ 市職員
  ・対象④ 市ホームページからの回答
(※ざっくり言うと、役場にあるアンケートに答えたり、自らホームページにアクセスして意見を述べたりする「積極的な人」に偏っている。)

●市内には128の自治会があり、その全ての自治会に対し全世帯等を対象にしたアンケートを実施するには、予算面、事業スケジュール等の制約から困難。

●次に、地域を限定し具体的な交通安全対策の検討、実施を行う予定(最初に南大野地区)。

とのこと。

それはわかったが、まだすっきりしない。

◎やはり母集団が少ない。630回答は、市川市の約21万世帯(1世帯=1意見として)の0.3%に過ぎない
◎母集団の偏りはあるはず。交通被害に晒されるお年寄りや子供の親の意見を汲み取っているだろうか。
◎不十分なハザードマップの公表によって、「マーキングされていないから危なくない場所」との判断がなされるのではないか。
◎各自治会にとっては、良い話なのであるから、特に予算などを配賦しなくても(実費のみ)、協力できるのではないか。
 (地方自治体は予算をつけてお金を払わないと事業ができないのだろうか?)

といいつつも、交通事故削減に向けた前向きな取り組みであると考えたい。
まずは、せっかく設置されている「ヒヤリ体験アンケート」に投稿するべきなのだろう。
交通安全という身近な問題に対する意見が、マップとして反映されるような仕組みはそうはないはずだ。

http://www.trafficplus.co.jp/hiyari/pc/